送別の花の贈り方やマナー。男女別おすすめの花や届けたい花言葉も
山田智美
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送別の花の選び方や贈り方にはどんな決まりがあるのでしょうか。送別の花について、贈り方やマナー、選び方、相場、男女別おすすめの花、送別にぴったりな花言葉を持つ花を紹介します。
目次
- 送別の花とは?送別に花を贈る理由
- 送別の花の相場って?
- 送別の花は花束?アレンジメント?
- 男性におすすめの送別の花5種類
- 女性におすすめの送別の花5種類
- 送別の花におすすめの花言葉10種
- 送別の花にドライフラワーは失礼?
送別の花とは?送別に花を贈る理由
送別の花とは、お別れのあいさつや記念として見送る側から贈る花のこと。卒業の他、引っ越しや異動、退職など、見送る理由は様々です。また相手の性別、年齢、相手との関係も様々。
贈る相手に失礼のないよう、喜んでもらえる花を選ぶための送別の花の贈り方やマナーについてお話します。
送別の花の贈り方
送別の花の贈り方で気を付けたいのはシチュエーションです。職場などオフィシャルな場所で贈るのか、また個人的に贈る花なのかによっても変わってくるでしょう。写真に残るものであれば大きく華やかなものが好まれます。個人的に気持ちを伝えたい花であれば、あまり大仰なものは避けた方が、相手も受け取りやすくなります。
花を贈ったあとに相手が持ち帰ることまで考えて花選びができるとさらに良いのではないでしょうか。
送別の花のマナー
送別の花を贈る際のマナーというのは特にありません。使ってはいけない花というのも特にありません。相手の方に喜んでもらえるような花を選ぶことが大切です。
マナーという程のことではありませんが、気を付けたいのは相手の迷惑にならないようにすること。衣類に花粉がついてしまうような花や、動かすだけでパラパラと落ちるような花は避けた方が懸命です。
また当然のことですが、気持ちよく見送るためにも枯れかけたような花は選ばないように気を付けましょう。
送別の花の選び方
送別の花の選び方は目的によって変わってきます。大勢の人が集まるような場で贈る花であれば、大きく鮮やかな色の花が好まれます。相手の方に喜んでもらうことを目的とするなら、相手のイメージや好みに合わせるとよいでしょう。
いずれの場合も生花店などでイメージを伝えて作ってもらえば心配はいりません。
送別の花の相場って?
送別の花の相場は一口には何とも言えません。友人知人の送別の花なら1000円くらいの小さな花束からでも問題ありません。他に何かプレゼントを用意しているような場合も小さな花束があれば絵になります。
会社の同僚や仲間へ数名から贈るようなケースは3000~10000円くらいの予算を人数で割ることもよくあります。
大きなパーティーなどで人前で渡す花束であれば10000円以上の予算を考えておけば見栄えのするものが用意できます。
少なくても3000円くらいの予算があれば、アレンジメントや花束として絵になるものが出来上がると考えておいてよいでしょう。
送別の花は花束?アレンジメント?
送別の花に花束かアレンジメントかの決まりはありません。送別会などで贈る花は写真に残すこともあるので、写真に撮って絵になる花束を選択するケースが多いようです。
ただし贈る相手が花瓶を持っていない、あるいは花瓶があるかどうかを聞けないような場合は器がついているアレンジメントを選んだ方がよいでしょう。相手のその後のことまで考慮することも大切です。
男性におすすめの送別の花5種類
花をもらって照れてしまう男性は多いもの。またあまりに可愛らしい花は苦手という男性も少なくありません。反対にドラマティックなくらい大ぶりな花を喜ぶ男性もいます。
相手の好みやイメージから花を選ぶのが一番です。男性に好まれる花をいくつか紹介します。
バラ
バラは花の女王とも言われる花。男女ともに人気のある花です。花に興味がないという男性でもバラの花には反応してくれます。
ダリア
大ぶりなダリアは花束のなかで最初に目を引く花。華やかなダリアを好む男性は少なくありません。
サンダーソニア
サンダーソニアは名脇役のような役割を果たしてくれる花。この提灯のようにぶら下がるフォルムが可愛らしいのか、男性から好まれる花です。
チョコレートコスモス
名前の通りのチョコレート色が印象的なチョコレートコスモスは、ピンクや赤の花が苦手という男性にも喜ばれます。
シンビジウム
花らしくないのに華やかなシンビジウムは、ちょっと個性的な男性に好まれるようです。
女性におすすめの送別の花5種類
花が好きで自宅にも飾っているという女性も多いもの。女性に花を贈るときには相手の好みも考慮して上手な花選びをしたいものです。
バラやダリアのような印象の強い花よりも柔らかい印象で、誰からも好まれるような花を集めてみました。
チューリップ
春を告げる花の代表のようなチューリップは、どんな花束にもよく馴染みます。花色や咲き方も豊富なので、相手の好みに合ったチューリップが見つかるはずです。
スカビオサ
野花を思わせるような可憐なスカビオサは、存在感は強くないけど見ていてほっとする花。贈った相手が自宅でリラックスする時間に上手に馴染んでくれるでしょう。
クレマチス
クレマチスはつるの曲線が美しい花。つる植物の女王とも言われています。クレマチスの女性らしい美しさは古今東西人気があります。
ヒヤシンス
目が覚めるような甘い芳香が魅力のヒヤシンス。花だけでなく香りのプレゼントにもなる素敵な花です。
ミモザ
ふわふわとした黄色の花が可愛らしいミモザ。世界中の多くの女性から愛される、優しい印象の花です。「お疲れ様」の気持ちを込めて、柔らかなミモザの花を贈ってみてはいかがでしょうか。
送別の花におすすめの花言葉10種
送別におすすめの優しい花言葉を持つ植物を紹介します。花言葉に気持ちを載せて花贈りをしてみませんか。
バラ(ピンク)
- 感謝
- 幸福
チューリップ
- 幸福
ルピナス
- いつも幸せ
スズラン
- 幸福が訪れる
カスミソウ
- 幸福
- 感謝
ストック
- 見つめる未来
アネモネ(白)
- 希望
ガーベラ
- 希望
- 前進
ダリア(白)
- 感謝
コチョウラン(胡蝶蘭)
- 幸福が飛んでくる
送別の花にドライフラワーは失礼?
送別の花にドライフラワーを贈ってはいけないというルールはありません。相手の方がドライフラワーを希望するようであればドライフラワーを選択しても問題ありません。
ただしドライフラワーは枯れた花です。相手の前途を祝福する気持ちを込めるのであれば、瑞々しい生花の方がよいかもしれません。
さらに相手によっては「枯れた花を贈られた」と気分を害することもあります。贈る相手のこと、シチュエーションや自宅に持ち帰ってからのことなど、よく検討して決めるとよいのではないでしょうか。
送別の花選びの参考になりましたか。送別の花は相手への餞(はなむけ)であり、感謝の気持ちを贈るもの。贈った相手が喜んでくれるような、優しい気持ちになれるような花を選びましょう。贈られた人がずっと覚えていてくれるような花贈りができますように。
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