お庭のDIYとは?初心者でもできる!簡単おしゃれなお庭のDIYを紹介
山田智美
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お庭のDIYについて。DIYってそもそも何?という疑問にお答えするほか、メリットデメリット、レンガや砂利、フェンス、ウッドデッキ、タイル、花壇、人工芝、除草シートまで、お庭のDIYでできることを紹介します。
目次
- お庭のDIYとは?
- お庭のDIYのメリットデメリット
- 簡単!おしゃれ!置くだけのお庭のDIY
- お庭のDIY|レンガ
- お庭のDIY|砂利
- お庭のDIY|人工芝
- お庭のDIY|フェンス
- お庭のDIY|タイル
- お庭のDIY|ウッドデッキ
- お庭のDIY|花壇
- お庭のDIY|庭木
- お庭のDIY|除草シート
お庭のDIYとは?
DIYとは「Do-it-yourself」の略。日曜大工を意味する英語です。他の職業で生計を立てている人が、休日や空いた時間を使って工作を行うことを指します。
お庭のDIYとは、広い意味で自宅のお庭を自分で作ること。花壇を作るのも、トレリスを建てるのもDIYです。DIYでお庭を作れば、愛着もひとしおです。
お庭のDIYのメリットデメリット
お庭のDIYのメリットデメリットを紹介します。
お庭のDIY|メリット
DIYでお庭を作る一番のメリットは、すべて好きなようにできることです。どこに何を設置するか、何色に塗るか、サイズ、すべて自分で選んで自分で決められます。ペンキだって、納得いくまで色を混ぜて自分好みの色を作ることができます。
さらにDIYならコストを抑えることができます。専門業者にお願いすれば、それだけコストがかかるというもの。既製品を上手に利用すれば、予算内で無理のないDIYができます。
何よりもDIYに費やす余暇が楽しみになります。仕事を休んでまでDIYに夢中にならないように気をつけてください。
- 自分好みのお庭にできる
- コストを抑えられる
- 余暇が楽しくなる
お庭のDIY|デメリット
DIYのデメリットは知識の収集に時間がかかること。作り方を毎回調べなければいけません。使用する資材も使い方を確認しないと大失敗に繋がることもあります。
それから強度も問題です。基礎工事が甘くて、せっかく作ったパーゴラが倒れてしまったり、トレリスが崩れてしまっては台無しです。
最後に、時間と体力が必要だという覚悟をしておきましょう。休日を使って少しずつ進めるDIYは、それが楽しみにもなりますが、途中で挫折してしまうこともあるようです。
- 知識の収集、勉強が必要
- 強度が心配
- 時間と体力を使う
簡単!おしゃれ!置くだけのお庭のDIY
時間と手間をかけずに、おしゃれなお庭にできれば理想的。一から作りこむことだけがDIYではありません。ちょっとしたアイテムを置くだけで、お庭の雰囲気はがらりと変わります。
お庭のDIY初心者さん向けに、簡単でおしゃれな解決方法をご紹介します。
ガーデンオーナメント
オーナメントとは英語で、装飾、あるいは装飾品のこと。
お庭や花壇の一か所に印象的なオーナメントを置くだけで、お庭の雰囲気に変化が出ます。オーナメントは扉や窓枠、石といった大きなものから、パインコーンや球体モチーフのもの、動物や妖精の形をした石像など様々です。屋外用のガーランドライトなどもガーデンオーナメントとして優秀です。
石でできた大きな球体のオブジェを置けば、モダンな雰囲気になります。天然木材の扉や窓枠を並べれば、ナチュラルガーデンの出来上がりです。
どんなオーナメントを置くかでお庭の雰囲気が変わってきます。オーナメントを選ぶ際には、最初にお庭のイメージを明確にしておくことが大切です。
ガーデンファニチャー
ガーデンファニチャーもオーナメントと同じく、置くだけで雰囲気を変えてくれるアイテムです。ガーデンファニチャーはベンチやテーブル、イスと言った実用的なアイテムなので、眺めるだけでなく、実際にお庭で使用することができます。
ウッドベンチを一脚置いて、そこにつる植物を絡ませるだけで森の奥のような雰囲気を演出できます。錆びたアイアンのガーデンチェアは時間の経過を感じさせ、お庭全体に重厚感を出してくれます。
お庭のDIY|レンガ
レンガを使ってお庭のDIYをしてみましょう。レンガを敷く場所は、玄関アプローチや裏庭の小道などが向いています。また、通常使用しないスペースの雑草対策としても使用できます。他にも花壇のエッジにも使用できます。
レンガで作る小道は、ナチュラルで優しい雰囲気になります。
カーブや変形など、レンガをきっちり並べられないようなスペースでも、レンガの隙間にグランドカバープランツを植えこめば自然で美しい仕上がりを楽しめます。
レンガ敷きのDIYで大切なのは下地作りです。下地を平らにならしてからレンガを敷かないとガタガタとして安定しません。レンガは置くだけでは固定できないので、しっかり固定したければモルタルなどを使用する必要があります。
お庭のDIY|砂利
砂利は、雑草対策、または土を隠してお庭の雰囲気を明るくしたい、水たまりができやすい場所の水はけ対策などに向いています。砂利は固定の必要もなく、敷くだけでいいので、DIYもとっても簡単です。
玉砂利を用いれば、和風庭園のような艶のある雰囲気を作り出せます。テラコッタのような色のきれいな化粧砂利を使用すれば、一気に洋風のお庭に変身させられます。
石は植物と同じく、自然を構成する大切な一つの要素です。砂利を敷くだけでお庭全体の雰囲気ががらりと変わります。砂利と植物を上手に組み合わせれば、自然感溢れるお庭を作ることもできます。
お庭のDIY|人工芝
お庭のDIYのなかでも人気があるのが人工芝です。人工芝を敷くことで、一年中緑の絶えないお庭になります。また、人工芝は雑草対策にも効果的です。さらに、クッション材にもなるので、多少転んでもケガの心配が少なくて済む他、直接、寝っ転がることもできます。
人工芝はホームセンターでも手に入ります。シート状になって販売されているので、好きなサイズにカットして施工できます。
人工芝で気をつけたいのは燃えやすいということ。人工芝のお庭ではバーベキューや花火をするのは危険です。
お庭のDIY|フェンス
ご近所や通りからの目隠しとしてフェンスの設置を検討している方も多いのではないでしょうか。せっかくの自宅のお庭ですから、人目を気にせず寛ぎたいものです。
目隠しフェンスといっても、完全に塞いでしまっては日照や風通しも悪くてなってしまいます。目隠しフェンスを選ぶ際には、サイズや色、デザインと併せて風通しも確認するようにしましょう。
目隠しフェンスはDIYでも設置できます。取り付ける場所にもよりますが、倒れないようにしっかり固定させる必要があります。DIYでも取り付けられるように、基礎も流通しているので上手に利用してみてください。
お庭のDIY|タイル
タイルは、お庭のテラス部分、アプローチの飛び石、バルコニーの床などに使用できます。タイルの材質も、テラコッタや天然石、磁器、樹脂などたくさんの種類があります。
天然石のタイルを並べるだけで、石畳のような味のある雰囲気を作ることができます。御影石のような雰囲気のタイルを選べば、和風のお庭のDIYだって可能です。タイルと砂利の合わせ技もなかなか乙なものです。
DIY初心者さんでも簡単に施工できるようにはめ込むだけのジョイントタイルも市販されているので、気軽にチャレンジできます。
お庭のDIY|ウッドデッキ
ウッドデッキは、お庭のテラス部分やバルコニーなどを暖かみのある優しい雰囲気にしてくれます。またウッドデッキは、コンクリートや石に比べて暑くなりにくいという特徴もあります。
ウッドデッキの施工は、まず基礎を作って、それから床材、幕板を張って、最後に防腐剤などの塗装という手順。DIYですべてを行うのはちょっと大変です。DIYでウッドデッキの施工をするなら、はめるだけのウッドパネルなどを使用すると労力と時間を節約できます。ウッドパネルは、天然木よりも耐久性の高い人工木でできたものもあります。
お庭のDIY|花壇
花壇はお庭の中でも草花を植える、もっとも華やかなスペースです。花壇のDIYにチャレンジするなら、一番最初にするべきことはスペースを決めること。次にエッジを作ることです。
花壇にするスペースを決めたら、レンガや敷石などを使ってエッジを作ります。エッジを作ることで、芝生やクローバーのような地下茎で増えるグランドカバープランツの侵入を防ぐことができます。エッジをローズマリーやボックスウッドのような小低木にすれば、より自然な雰囲気を作ることができます。
エッジができたら、次は土づくりです。これも園芸用培養土を混ぜ込むだけで簡単に肥沃な土壌が出来上がります。
あとは好きな植物を植えこむだけです。色や雰囲気を統一させれば素敵なお庭になります。趣味を最優先して育てたいものを植えこんでも良いでしょう。DIYで好みの花壇作りを楽しみましょう。
お庭のDIY|庭木
庭木もDIYで植えてみましょう。樹種にもよりますが、庭木のDIYはそんなに難しいものではありません。植える時期と場所を間違えなければ大丈夫。冷涼地を好むような庭木を、高温多湿な地域のお庭に植えたり、温暖な地域を好む樹種を寒冷地のお庭に植えたりしなければ、問題ありません。
庭木を植えたい場所と気に入った樹種の性質をよく確認して、失敗のない庭木選びをしてください。
お庭のDIY|除草シート
お庭を持ったら誰もが頭を悩ますのが雑草対策ではないでしょうか。雑草だって可愛い種類もたくさんあります。そうは言っても忙しい日常で草むしりの時間を捻出するのは大変なこと。雑草対策に有効な方法の一つに除草シートというものがあります。
除草シートは土の上にシートを敷くことで、雑草の種子の侵入を防ぎ、雑草が生えてこないようにするものです。シートを敷くだけなので施工も簡単で、DIYでもすぐにできます。
但し、除草シートは黒などの地味な色のシートであることが多く、お庭全体の景観を損ねてしまいます。除草シートをDIYで敷くなら、その上から敷石やレンガ、砂利などを敷いてカバーすることをおすすめします。
自分の手で理想のお庭を作ってみませんか。DIYでのお庭づくりは時間がかかりますが、出来上がった時の喜びもひとしおです。生長を続ける周囲の植物の様子を見ながら、また新しいアイデアが浮かんでくるかもしれません。完成してからも、休日にメンテナンスをする楽しみができます。DIYで、ずっと過ごしたくなるようなお庭づくりにチャレンジしてください。
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