【雑草対策】草で草を制す!グランドカバー「クラピア」を庭に植えてみた!

伊藤賢治

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田舎の古い庭付き一戸建てで暮らしている、LOVEGREEN編集部スタッフです。今回は、梅雨時期~夏にかけて長年悩まされている雑草問題に終止符を打つべく、グランドカバーで防草するという、新しい雑草対策にチャレンジしてみたので、その様子をご紹介します。

目次

庭暮らしは雑草との闘い

僕の住んでいる家の庭は、コンクリートなどで舗装しておらず、砂利やタイルを敷いてあるだけ。しかも目の前が公園ということもあり、雑草のタネが飛来しやすいのか、毎年4月頃から徐々に雑草が生え始めます。

家庭菜園の左側が我が家の雑草エリア

ゴールデンウィークを過ぎて梅雨時期を迎えると、雨後の竹の子ならぬ、雨後の雑草の勢いでぐんぐん生い茂り、家族総出で苦労して抜いても、1~2週間後には新たな雑草が生えてくるといういたちごっこ。うっかり気を抜くと、すぐに手がつけられないぐらい雑草に覆われてしまい、もはや抜く気も起らない・・・ということを繰り返していました。

こういった人、きっと多いのではないでしょうか?

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除草剤は便利だけれど、使えない場所も

これまで、雑草対策としていろいろなことを試してきました。そのひとつが防草シートです。ホームセンターで購入した防草シートを自分で庭に敷き、その上に砂利を被せてみました。これは最初の1~2年は良かったのですが、3年目には防草シートを突き破って雑草が生えてきてしまいました。後で知ったのですが、防草シートは値段によって、1年しかもたないものから、プロが施工で使う数年防草できるタイプまであるようです。

防草シートと砂利を突き抜けて生えてきている雑草

当時は値段重視で一番安い防草シートを購入したので、数年経った今ではあまり雑草を防いでくれません。防草シートを導入する場合は、プロ仕様の製品を使うか、プロに施工を頼むことをおすすめします。

次に試したのは除草剤です。これは予防的に長く効く粒状タイプから、即効性のある液体タイプまで何種類かを試しました。

さすが専用アイテムだけあり、使用した場所には一定の効果があり、雑草を軽減できました。ただ、これは僕の使い方が悪かったのですが、庭で育てている花木やお花の近くにまで撒いてしまったため、枯らしたくない植物まで枯らしてしまったことも・・・。
※正しい使い方をすればこのようなことは起こりません。

家の裏側などお花を植えていない場所では、除草剤は解決法のひとつです。しかし、今回僕が対策したいのは、大切なミモザやクリスマスローズ、スモークツリーなどが植えてあるエリアです。ここには除草剤を使うわけにはいけません。

もはやコツコツと手で雑草を抜くしかないのか・・・と、途方に暮れていたときに、朗報が飛び込みました!

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グランドカバーで防草?「草で草を制す」

それが、「草で草を制す」グランドカバーを用いた雑草対策です。グランドカバーとは文字通り「グランド(地面)をカバー(覆う)」する植物たち。地面を覆うように横に広がるので、飛んでくる雑草の種子が地面に落ちるのを防いだり、発芽しにくくして、雑草が生えるのを防いでくれるすぐれものなのです。

代表的なグランドカバーは芝生ですが、「芝生は刈り込みや手入れが大変そう」「植え方がよくわからない」などハードルが高いイメージがありました。また、グランドカバーとひと言でいっても、どんな種類のグランドカバーが雑草対策に有効なのか、どこで買えばよいのかもわかりません。

ところが、最近では雑草対策に非常に有効なグランドカバーがいくつか出ているのです!しかも、ちょうど雑草に悩まされる春~秋にかけて植えられるグランドカバーがあったので、早速購入してみました。それが「クラピア」です。

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芝生の約10倍早く広がるグランドカバーを買ってみた

「クラピア」は、国内に自生する在来種イワダレソウを品種改良した、これまでにないグランドカバーです。生育スピードがとても早く、なんと芝生の約10倍の早さで広がるとのこと!一刻も早く雑草から庭を守りたい人には頼もしいグランドカバーです。期待がふくらみます。

しかも「クラピア」は、5月~8月にかけては小花を咲かせるフラワーカーペットとして、花のない時期はグリーンカーペットとして楽しめるとのこと!最高すぎます。冬の休眠期には地上部が褐色に枯れますが、その時期には雑草も生えないので問題ありません。

クラピア(イワダレソウ改良種)

  • クラピアは、国内に自生する在来種イワダレソウを原種に、宇都宮大学の故倉持仁志氏が品種改良して創り出し商品化した植物です。全品種、農水省の品種登録を取得している国内唯一のイワダレソウです。 クラピアの大きな特徴の一つとして、環境に配慮した不稔性(種をつけないこと)であることがあります。柔らかな葉茎が芝生の約10倍のスピードで被覆し、美しく密なグリーンカーペットを形成していくので、雑草対策を兼ねた、花のかわいいグランドカバープランツとして人気があります。 クラピアのグリーンカーペットは、地表の温度上昇を和らげる効果があり、市街地のヒートアイランド対策や、砂漠や乾燥地の緑化植物として海外でも取り入れられています。生長すると地中深くまで根を伸ばすことで水やりのコストも削減。植栽地の環境汚染リスクが低く、CO2吸収固定能力も高いクラピアは、緑あふれる街並みを未来へとつなぐサステナブルな緑化植物です。 一度根付けば匍匐茎で横に広がる性質のため、定期的な刈込み工数を低減できます。また、根を地中深く伸ばすので被覆後の水やりも必要ありません。 クラピアの原種は海岸沿いで自生していたため、高い耐塩性を有しています。土中深くまで根を張り、根量が多い特徴から、海岸や法面保護、土留めとして災害復興にも活用されています。   *クラピアは種苗登録品種(植物の特許)です。植えた場所の土地を被覆することを目的とし、ポット苗で販売されています。権利者の許可なく増殖、販売、無償譲渡、海外への持ち出しは種苗法違反となります。自分の土地であっても別の土地に移植することも法律で禁じられていますのでご注意下さい。

クラピアが届いた!

6月末の週末、我が家にクラピアが届きました。今回購入したは、クラピア20苗セット。40苗セットもありましたが、まずは20苗で試してみます。

 

届いた苗を開封すると、詳細な植え付け手順の説明書も添付されていて、さっと目を通しただけで、大体の植え方の手順が分かるようになっていました。

 

「クラピア」の防草効果をより高めるには、専用の防草シートと肥料もあわせて使うのがおすすめとのことなので、一緒に購入しました。クラピアが早く生長するといっても、その間に同時に生えてしまう雑草を防ぐのにマストに感じたからです。

ロール状の防草シートと、シートを止める金具、専用の肥料がセットになっています。自分で用意するのは、ハサミかカッター、スコップだけです。

ちなみにこの防草シートは、トウモロコシから作られた生分解性で、将来的には分解されて水と二酸化炭素になるそう。クラピアが広がるまでの間は雑草を防ぎ、その役目を終えたあとは姿を消すという、とても紳士な防草シートなのです。

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クラピアの植え付け①防草シートを敷く

今回クラピアを植えるのは、赤線で囲ったエリアです。手前にスモークツリー、その向こうにミモザやクリスマスローズなどが植えてあるので、除草剤は使えません。

 

まずは防草シートを敷くのですが、シートを敷く前に雑草を抜いて、できるだけ地面が平らになるようにならしました。

 

防草シートはカッターやハサミで簡単に切れます。要所要所を付属の金具で留めていきます。

 

あらかじめ植物が植えてある場所は、シートに切れ目を入れて植物をくぐらせてみました。

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クラピアの植え付け②苗の配置を決める

防草シートを敷き終わったら、次に苗を仮置きして植える位置を決めます。苗同士の間隔は、クラピアが広がるのを見越して50cm離して植えます。一番端は、壁などから25cm離して植えます。つまり一苗が直径25cmの円形に広がるという計算ですね。

※防草シートが濡れているように見えるのは、作業途中で小雨が降ってきたからです泣。

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クラピアの植え付け③苗を植える

苗を植える位置を決めたら、植える場所の防草シートに切れ目を入れて穴をあけます。

 

切れ目を内側に折り込んでみました。要は苗を植える場所に穴を開ければよいわけなので、防草シートを丸く切り抜くのでもよいのでは?と思います。

 

植える穴を掘ったら、セットで購入した肥料を入れます。入れる量は土壌環境に合わせて説明書にも書いてありますが、今回は1苗につき、ペットボトルのフタ3杯分を入れました。最初に土全体に肥料を混ぜ込まず、植え穴ごとに肥料を施すのは、雑草にまで栄養を与えないようにするためです。

 

根が直接肥料が触れて根を傷めてしまわないように、肥料を土に混ぜ込みます。

 

植え穴に苗を入れて土をかぶせて・・・

 

こんな感じで植えてみました。

植えたのが6月25日。植えてから50日ほどで地面をクラピアが覆うそうなので、順調に育てば2か月後が楽しみです。

 

ただ、途中で雨が降ったりで、後半かなり急いで植えたので、ちゃんと根付いて広がるかかなりドキドキです。さすがに素人仕事なので、完璧に美しくはないですが、クラピアが広がって防草シートを隠してくれれば、それなりの見た目になるのではと期待しています。少なくとも雑草が新たに伸びる心配がなくなり、心理的にかなり楽になりました!

 

ちなみに・・

ちなみに、こちらはLOVEGREENの別スタッフが自宅に植えたクラピアの6月中旬の様子。3月下旬に植え付け(防草シートなし)て、最初の1カ月ほどは気温も低かったためかあまり変化がなかったのが、6月に入って一気に広がりはじめたそう。

 

3苗でこれぐらいまで広がってきたとのこと。うちも早く広がるといいなあ。この後の様子はアフター記事でお届けできればと思います!

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追記:2022年8月9日

その後、酷暑のなか、水やりもせずにクラピアを植えっぱなしにして約1か月半後の様子です。

 

酷暑に負けずじりじりと広がり、隣同士の苗が手をつなぐぐらいまで広がってきました。

 

上から見るとこんな感じ。日がガンガン当たる場所の方が生長が早いです。逆に庭木の木陰になっている場所は、少し広がりが遅いです。

とはいえ、どの苗も枯れることなく生長を続けています。

手前はあえて放置したエリア。1か月半で雑草がひざ丈までぼうぼうに…。

防草シートのおかげもあり、クラピアを植えた場所は雑草も防げています。

ここからまた生長を見守り、秋頃にどうなっているかが楽しみです!

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伊藤賢治

三重県の古い一戸建てで、お金をかけないDIYの庭づくりをしながら、家庭菜園、庭木、花壇、観葉植物など広く浅く、ゆる~く楽しんでいます。園芸業界誌の編集長を12年務めたにもかかわらず、万年ガーデニングビギナー。失敗しながらも、新芽が出たり、季節の花が咲いたりすることに毎年喜びが増す今日この頃の四十路です。

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