たくさんの利点がある!ウッドチップ・バークチップをガーデニングに使おう。
LOVEGREEN編集部
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花壇のマルチングや鉢の装飾として使われる「ウッドチップ」。使ったことはなくても、一度は目にしたことや耳にしたことはあるのではないでしょうか。ウッドチップには実は色々な種類と効果や知られていない使い道もあります。ウッドチップの使い方とメリット、注意点なども一緒に紹介します。
目次
ウッドチップの種類
ガーデニングで主に使われている木材のチップには、「ウッドチップ」と呼ばれるものと「バークチップ」と呼ばれるものがあります。
バークチップ
バークチップはマツの樹皮を砕いたチップです。ウッドチップと比べるとひとつひとつの大きさは大きめで、丸みを帯びた形をしています。一粒一粒が大きいため、広範囲に撒く場合は使用量を減らすことができます。木を丸ごと使うウッドチップに比べ、バークチップは樹皮だけを使っているため赤や茶色といった色味が強いものが多いです。ガーデニングで使われるのはこちらが多いです。
ウッドチップ
ウッドチップは木材を細かく砕いたものです。杉やヒノキ、マツ、桜など針葉樹から広葉樹まで様々な種類があります。木でできたチップを総称してウッドチップと呼ぶことも多くあります。木の種類によって違った香りや色、防虫効果などがあります。
ウッドチップの効果
土の乾燥を防ぐ
ウッドチップを土の上に撒くことで、土の表面から水分が飛ぶのを避けられ、乾燥を防ぐことができます。夏場などの高温によって土が乾燥しやすい時期はウッドチップを使ったマルチングで土の乾燥を防ぐことができ、根を守ることにつながります。水やりをしすぎるとなかなか乾かないので根腐れに注意しましょう。
雑草対策になる
ウッドチップを敷き、土の表面に光が当たりにくくなることによって雑草の種が発芽しにくくなったり、雑草が繁殖することを抑えることができます。すでに生えているものはどうにもならなので、雑草を抜いてきれいにしたうえで、ウッドチップを敷くようにしましょう。
急激な温度変化を防ぐ
ウッドチップで土の表面を覆うことによって保温効果が上がり、暑さや寒さなど急激な温度変化から植物を守ることができます。土の乾燥と同じく、急激な温度変化も根への大きなダメージとなります。冬の間には寒さよけや霜よけにもなり、凍結を防ぐことができます。夏の間は土に直接日光が当たらないことによって、温度の上昇を防ぐことができます。
雨による泥はね・土の流出を防ぐ
雨が降ると土がはねて花びらや葉が汚れ、放置すると病気になってしまうことがありますが、ウッドチップで土の表面を覆っておくと土がはねることがないだけでなく、水やりの時にも泥水がはねる心配がありません。
また、強い雨が降ると雨と一緒に表面の土が流れてしまうことがありますが、マルチングをすることによってこれもある程度防ぐことができます。
土の表面が固まるのを防ぐ
雨に打たれると、表面の土は上からの圧力によりどんどん固まっていってしまいます。表面の土が固まってしまうと、水やりをしてもなかなか水が下まで行き渡らなかったり、逆に撒いた水がずっと乾かずに蒸れてしまって根腐れを起こしてしまうことがあります。ウッドチップを撒いておくと直接土の表面に雨が打ちつけるわけではなくなるので、土の表面が固まるのを防ぐことができます。
見栄えを良くする
様々な効果を持つために花壇や観葉植物などの鉢の表面にウッドチップを敷いていることがありますが、それらの効果よりもただ見た目をよくするためとして使われていることも多くあります。土をむき出しのままにしておくより、チップがあった方が見た目が良くなります。
場所や環境、状況によってどのくらいの効果を発揮してくれるかは異なりますが、ウッドチップには様々な利点があります。
\ウッドチップで気をつけることって?/
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