ミソハギ(禊萩) の育て方|植物図鑑

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▼栽培カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え替え
植え付け
剪定
開花
収穫
肥料

目次

ミソハギ(禊萩) の基本情報

ミソハギ(禊萩) の育て方

ミソハギ(禊萩) の育て方|まとめ

ミソハギ(禊萩) のその他色々

 

ミソハギ(禊萩) の基本情報

ミソハギは冬に枯れても春にまた同じ場所から自生する多年草植物です。原産国は日本で、日本列島のどこでも暖かい野原や湿地に分布しています。ミソハギの茎は天に向かって垂直に伸び、その長さは1mにも及びます。しかし直径は1㎝もありません。その細い茎の先端から下部に渡って緑色の細長い楕円の葉を付けます。また葉と同様に花をつけます。先端から下部に掛けて稲穂状に花が咲くのです。花の大きさは直径1㎝程。6枚の花弁をつける小ぶりな花です。色は濃いピンク。茎の長さは1mを超す大型ですが、花穂はおよそ30㎝程育ちます。

 

ミソハギ(禊萩) の花言葉

夏に花咲くミソハギはお盆時期にお供えとして飾られる盆花として定番です。この定番は昔から定着している為、花言葉もお盆に因んだ言葉が多いです。「禊」という言葉は正にそのもの。故人の事を想うシチュエーションにこのミソハギがある場合が多いので「悲哀」「愛の哀しみ」「切ないほどの愛」と悲しげな言葉が連なっています。ただ、悲しく思う反面、愛しい想いも生まれるとの気持ちから「慈悲」「純愛」という愛に関する言葉も生まれています。

 

ミソハギ(禊萩) の基本情報

科・属ミソハギ科ミソハギ属
英名Loosestrife
学名Lythrum anceps
原産地日本
出回り時期6月~8月
育てやすさ★★☆☆☆

 

ミソハギ(禊萩) の種類・品種

ミソハギの仲間は日本の気候によく似た場所に多く自生しています。また、熱帯地域にも良くみられるので比較的温暖な地域ならミソハギが見られるでしょう。ミソハギは約20種類程が確認されています。因みにエゾミソハギのブラッシュという種類は濃いピンクではなく、淡いピンク色の花を咲かせる珍しい種類です。
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ミソハギ(禊萩) の育て方

用土

ミソハギは水分量の多い場所で自生します。なので自宅で栽培する場合も水分量の多い用土を使用してください。水生植物用の用土が市販されているのでそちらを使うと簡単でしょう。水はけの良い土づくりとは真逆の土づくりです。培養土に荒木田土を混ぜ合わせても良いでしょう。

種まき

種を蒔く前に、種自体を水分量の多い用土に混ぜ合わせて冷感地で保存しておくとその後の発芽率が高くなります。種を蒔いた後は一か月程様子を見て発芽状況を見守ります。一か月過ぎて何もないと失敗ですが、芽が出てきたら本葉が生えるまで待ち、その後植え替えをしましょう。

苗の選び方

苗が出回るのはお盆前後。この時花付きのものが多いです。ミソハギの花が細部まで枯れずに育っているものがあればその苗を選びましょう。多少萎れている程度なら許容範囲ですが、夏の暑さでやられているような苗が時折見られますので避けましょう。

植え付け

鉢植えの際は一回り大きな鉢を準備してのびのびミソハギが育つ状態を整えましょう。地植えをする際は一つだけでなく何本もの苗を植え付けると思うので、その際も根が十分に育つように間を30㎝は必ず開けましょう。

水やり

鉢植えの場合は水を入れた水槽などに入れている為、水やりを行うというよりは水を新鮮なものに取り換えると言う形になります。地植えの場合は土が乾く前にたっぷり水を与え水枯れを起こさないようにしましょう。

追肥

緩効性肥料を月に一度ほど施すだけで十分です。ミソハギは日本の気候に合う育ち方をするので、自然に任せるだけでも十分成長します。成長期にだけこのような追肥を施すと良いでしょう。

剪定

地植えをした場合、ミソハギが縦横無尽に広がり成長することがあります。新しい株元を増やしているのです。その場合、他の植物の成長を妨げてしまうのと、ミソハギ一株の栄養分が少なくなってしまう恐れがあるので、新しい苗は抜いたり、成長しすぎた葉はごっそり剪定してしまいましょう。

収穫

ミソハギのタネは秋ごろに採取できます。花穂から零れ落ちて来るので、種を取りたい場合は花の時点で選んでおきましょう。目星をつけておかないといつの間にか種が零れ落ちてしまっている恐れがあります。

病害虫

病気はほとんど発見されませんが、害虫が付着する恐れがあります。特に葉を食い散らかすヨウトムシが現れます。非常に小さいですが肉眼で発見できるので、見つけ次第除去しましょう。株元に置いておくだけの殺虫剤も有効的です。

ヨウトムシ

ヨトウムシはヨトウガの幼虫で、年に2回ほど発生します。ハスモンヨトウ、シトシタヨトウなどの種類も含めヨトウムシと呼ばれてます。昼間は土の中に隠れていて、夜になると一斉に出てきて活動します。幼虫は葉や茎部分を集団で食害するため、葉が気づいたら丸坊主になっていることがあります。一度に大量に産卵します。葉裏に大量に卵を産み付けるので、これが孵化しないうちに葉ごと処分をしましょう。こまめに葉裏もチェックするようにしましょう。孵化していた場合群生するため比較的見つけやすいです。見つけたら捕殺しましょう。

ミソハギ(禊萩) の育て方|まとめ

・用土は水分量の多い用土を作りましょう。

・水やりは水枯れを起こさないようにたっぷりやる。または水を新鮮なものに取り換えましょう。

・害虫に注意。ヨトウムシがつきやすいのでこまめに注意しましょう。
Lythrum salicaria (Purple loosestrife)

 

ミソハギ(禊萩) のその他色々

金子みすずも題材にしたミソハギ

夏、お盆に花咲くミソハギ。寂しいイメージのミソハギですが、詩人で有名なあの人もミソハギについて言及しています。それは金子みすず。日常の何気ない風景から感情を汲み取ることで有名な詩人です。人の一生になぞらえたとも思える童謡「みそはぎ」たった10行の中にですが、ミソハギが咲く風景と自らの一生を重ね合わせ言葉の海に浸りたくなる童謡です。

ミソハギがお盆に飾られる訳とは?

ミソハギはお盆に飾られる定番の花とされています。知っていても、どうしてこのような風習があるのかはあまりよく知らない人が多いのではないでしょうか。では、一体どういう意味なのでしょう。まずこのミソハギの語源です。ミソハギは禊萩と書き、ミソギハギと呼ばれていました。「禊」とは仏教では「悪霊を払う」という意味があります。なので仏教でお盆に飾る「盆棚」に添えられるようになったのです。悪霊を払う力があるとされているのでミソハギを使い水でお清めするようになりました。清められ、飾られる事が定着しお盆の花となっていったのです。

ビオトープで新たなミソハギの楽しみ方!

ミソハギは水分量の多い場所で育つ植物です。常に水がたまっているような場所では通常の植物は根腐れしてしまいますが、ミソハギはそのような事が起きません。こう言った特性を生かし「ビオトープ」という鑑賞方法があります。ビオトープとは何でしょうか。それは、自然環境を作り出す鑑賞方法です。ミソハギの場合、水槽にミソハギ、水苔などを浮かべ、その中に熱帯魚や川魚などを入れて鑑賞します。自然環境を自分らしく作り楽しみます。これもミソハギの性質ならではの鑑賞方法ですね。
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