人気のハーブ。「パクチー」の発芽率を上げる方法
LOVEGREEN編集部
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パクチーを種子から育てたら、ぜんぜん発芽しない!なんとか発芽してもらうために色々調べていると、パクチーの種子には「ひと手間」加えると上手くいくことが分かったのです。
パクチーの種子は堅いカラに包まれている
パクチーの種子を購入した際から気になっていた発芽率。私のは『発芽率60%以上』と明記されていた。種子によって発芽率は違うが、葉物野菜などの発芽率は90%以上のことが多いのです。経験から言って「パクチーの種子は発芽率が良くない方だなぁ」と思いながら購入しました。
なぜ発芽率が悪いのか、種子の袋を開けたら分かったような気がしました。
これは、外側のカラが堅そうだ。発芽して双葉がバリバリとカラを破って芽吹くことができるのだろうかと、不安になる種子だ。なんとなく一抹の不安を感じながらも、このままプランターに種子を植えてみることにした。結果、3週間以上経っても芽は出ることはなかった・・・。60%以上というのも怪しい。これはいけない。作戦を練らねば。
パクチーの種子についての新事実
パクチーの種子について調べると、おもしろいことが分かった。
パクチーの種子は丸い1粒から、2個の芽が芽吹くような仕組みになっていた。パクチーの種子を10粒植えたとして、全て発芽すると20個の芽が出るということだ。これも発芽率が悪い植物なりの生き残り方法なんだと思って関心したが、よくよく考えると「根本をなんとかしてくれ」と感じずにはいられない。
調べていくと、やはりパクチーの堅いカラがネックになっていることが分かった。ならば、この堅いカラをあらかじめ剥ぎ取ってやれば良いのでは・・・?
パクチーの脱穀を決意
パクチーの種子は容量3mlで100粒ほど入っていました。仕方がないので、20粒ほど脱穀してみることに。20粒脱穀すると、40個芽吹く計算です。余談ですが、種子の時のパクチーは葉のような香りはしませんでした。紅茶のアールグレイによく似た柑橘系の香りがします。不思議。
紙の上にパクチーの種子を置いて、指でグッと力を入れて押すとパカッと2個に割れます。
右から割れた種子、割れた種子、まだ割れていない種子です。2個に割れた種子の外側についているカラを爪楊枝などを使って、どうにかこうにか剥ぎ取ります。この時、中の種子を傷つけないように気を付けて。20粒の脱穀を終えるまで30分くらいかかったような気がします。
本当にちゃんと発芽するかどうか見たかったので、プラコップに濡れた紙を敷いてその上に脱穀した種子を撒いて、数か所穴を開けたラップを被せて様子を見ることに。ちなみにパクチーの発芽温度は20度で、好光性種子なので明るい場所に置いてあげると良いです。
脱穀したパクチーの発芽率は90%以上
1週間が経過しました。何もしなかった時は3週間経っても芽が出なかったのですが・・・。
ほぼ全て発芽しました!!しかも早い!!
前回の種まきが嘘のようです。ちなみに芽が出た瞬間からアールグレイの香りはどこへやら。あのパクチーの葉の香りがプラコップいっぱいに広がっています。温度は20度を保っていましたが、部屋はほぼ真っ暗な場所に置いていましたが、あまり関係なかった様子。パクチーはちゃんと脱穀さえしてしまえば、発芽が容易いようです。
その後、プランターに植えつけてやるのをサボっていたら、大変なことになっておりました。ニョロニョロです。なんとう生命力。パクチースプラウトは凄まじいほどパクチーの香りがする、パクチー好き狂喜の食材となりました。
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