狭いスペースでもできる!麻袋を使ったジャガイモ栽培~植え付け~
LOVEGREEN編集部
このライターの記事一覧
どこでも、誰でも、いつでもスタートできる!!
ベランダ菜園に興味はあるけど、なかなか手を付けられないという声をききます。
あまり手のかからない麻袋のジャガイモ栽培をご紹介!
自宅には畑がなかったり、ベランダが狭いためジャガイモ栽培は難しいと思っている方に麻袋がおすすめなんです。畑やプランターの場所を広く確保しなくても、ベランダのちょっとした角のスペースに麻袋を置いて栽培することができます。あまり手のかからないジャガイモ栽培は、日頃忙しい方にもおすすめです。
※注意…収穫時期に麻袋が破けることがありますのでご注意ください。プランター(深型)でも栽培方法は一緒です。
ジャガイモの芽出し
3月になり家庭菜園の準備も始まりました。ジャガイモは、植え付けてからおよそ100日で収穫できる作物です。つまり、3/3にジャガイモを植え付けると6/11に収穫できるという計算になります。
ジャガイモの収穫は晴れた日が2~3日続き、土が乾いている状態で収穫したほうがジャガイモが傷つきません。特に春に植え付けるジャガイモは、梅雨の時期の前に収穫できるスケジュールを目指す良いでしょう。
そこで植え付け前の一仕事、ジャガイモの芽出しです。ジャガイモ栽培のための良いスタートを切るために、ジャガイモの芽を軽く出してから植え付けてあげましょう。
2月12日撮影
2月12日に芽出しを始めたジャガイモ(品種キタアカリ)です。
2月27日撮影
15日後の2月27日でかなり芽が出てきました。
ジャガイモの水分が少し減り、芽が生長したのが分かります。この位までジャガイモの芽が出たら、いよいよ植え付けを開始しましょう。
ジャガイモの植え付け
〜材料〜
・麻袋(600×1000mm位)
・野菜用の培養土
(元肥が配合されている野菜用の培養土を使用)
・種イモ~2個(40g位/個)
(芽出し済みでなくても園芸店で扱っている種イモなら植え付け可能です。)
種イモの大きさ
植え付ける種イモの大きさは、1片40~60gが目安です。40g以下は切らずにそのまま植え付けます。反対に大きいものは縦に半分に切って植え付けましょう。
種イモを切るときにポイントと手順
- 芽の数が均等になるように縦に切り分ける。
- 風通しが良い場所に2~3日置いて切り口がコルク状になるように乾かす。
- 植え付け直前に切って植え付ける場合は、草木灰をまぶして種イモの腐敗を防ぐ。
ジャガイモの植え付け
麻袋を四重に折ります。最初に二重にします。
もう一折して四重にします。
土を入れます。
種イモの芽を下にして植えます。
ポイント!種イモの植え付け時の裏技~逆さ植え
通常のジャガイモの植え付けは、芽を上にして植え付けますが、逆さ植えとは文字通り芽を下にして植え付ける方法です。こうすることで、強い芽だけが生き残ります。このようにジャガイモにストレスを与えることで、生育を促進させるねらいがあるのです。
ジャガイモは植えてから芽が多数出てきた後に芽かきといって、種イモから1~2の芽を残して他は抜き取ってしまう作業があります。逆さ植えにすることで、弱い芽が淘汰されることにより、芽かきする数が減り作業がとても楽になります。
種イモに軽く覆土します。
※今後「土寄せ」といってジャガイモの生長の度に土を麻袋に投入しますので、今回の覆土は種イモが隠れるほどの土の量にしてください。
プランツタグを立てて、最後に軽く水を与えて完成です。
植え付け後の水やり
ジャガイモの芽が出て根が育つまでは、種イモの水分と栄養分でまかなうことができます。基本的に外で育てますので雨水のみで育ちますが、ベランダなどであまり雨が当たらないような場所で育てる場合は水やりが必要ですが、種イモが腐らないように乾燥気味に育てましょう。
いかがでしたか?
次回は種イモから芽が出たころに「ジャガイモの芽かき」についてご紹介します。みなさんも家庭菜園でジャガイモ栽培をお楽しみください。
▼動画で見る
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「狭いスペースでもできる!麻袋を使ったジャガイモ栽培~植え付け~」の記事をみんなにも教えてあげよう♪