ヤドリギの花言葉|花や実の特徴、名前と花言葉の由来や素敵な言い伝え
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ヤドリギの花言葉、花や実の特徴、名前と花言葉の由来や素敵な言い伝えをご紹介。ヤドリギは、樹木の上の方に丸く鳥の巣のような形状で寄生する植物。
目次
ヤドリギの花言葉
「ヤドリギ」の花言葉は「困難に打ち勝つ」「忍耐」
ヤドリギとは|花や実の特徴、名前と花言葉の由来
ヤドリギは、常緑で半寄生の灌木(かんぼく=低木)です。枝の上の方に寄生して、大きな鳥の巣のような球形を形成する、とても不思議な植物です。半寄生というのは、自分でも葉緑素を持っているため光合成ができますが、寄生主からも栄養を取って生長する植物のことを言います。ケヤキやブナ、ミズナラなどの落葉樹や風通しの良い常緑樹に寄生し、2月ごろに開花して、11月~2月ごろに実をつけます。実は白、淡い黄色、オレンジなど、ヤドリギの種類によって様々です。また、赤い実をつけるアカミヤドリギという種類もあります。
常緑性なので、冬の間もグリーンの葉を絶やすことがありません。周囲の木々が落葉した後にグリーンの葉を丸く繁らせるヤドリギは、永遠の命の象徴といわれ、縁起の良い木とされてきました。
ヤドリギの名前の由来
ヤドリギは漢字で書くと、「宿り木」あるいは「寄生木」です。この名前はヤドリギの性質に由来するもので、他の樹木に寄生することから呼ばれるようになりました。
ヤドリギの花言葉の由来
花言葉の「困難に打ち勝つ」は、寒さが厳しい冬でも青々と茂り、美しい実をつける姿からつけられたようです。
ヤドリギの変わった繁殖方法
ヤドリギの果実の果肉は粘着質です。それを食べた鳥は、フンがねちょねちょとお尻から離れず気持ちが悪いので、お尻を樹の枝にこすりつけてフンを取ろうとします。この時にヤドリギの種もフンと一緒に樹の枝に付着し、無事に宿主を見つけて発芽に至るという仕組みです。寄生植物は繁殖方法として、胞子や種子を風に乗せて飛ばすものが多いので、ヤドリギの繁殖方法は一風変わっているといえます。
ヨーロッパに古くから伝わる言い伝え|ヤドリギの下でキス
ヤドリギは永遠を象徴する神聖な樹であり、昔からヨーロッパでは、クリスマスツリーにヤドリギの枝を飾る習慣がありました。
ヤドリギにまつわる言い伝えで有名なのが、「ヤドリギの下に立っている女の子にはキスをしてもいい」というお話。クリスマスパーティーで、ヤドリギの枝の下で意中の男性を待つ女性、逆に意中の女性がヤドリギの下に立つのを待つ男性、どちらもかわいらしくて素敵です。
▼その他にも様々な伝説が存在しています。
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