カリンの花言葉|花や実の特徴、西洋カリンの違いと見分け方
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カリンの花言葉や花や実の特徴、西洋カリンの違いと見分け方をご紹介。カリンは秋になる実が果実酒などに利用されるバラ科カリン属の落葉高木。
目次
カリンの花言葉
カリンの花言葉は「豊麗」「唯一の恋」
カリンとは|花や実の特徴、花言葉の由来

カリンは以前はバラ科ボケ属に分類されていましたが、現在はバラ科カリン属の落葉高木で、果実はのど飴や果実酒などに利用されています。ビタミンCやポリフェノール、クエン酸、食物繊維などの成分が豊富に含まれますが、硬いうえに渋みと酸味が強く、下痢などの体調不良になることもあるため、生食は不向きです。

カリンの花は、桜(ソメイヨシノ)より少し遅れた4月が開花時期です。

リンゴの花に似た花は、つぼみの時は濃いピンク、開花すると淡いピンクになります。

春に葉が芽吹き、ある程度葉が大きく生長してから開花します。
カリンの花言葉「豊麗(ほうれい)」は、美しい花からつけられました。もうひとつの花言葉「唯一の恋」は、愛と美を司るギリシャ神話の女神アフロディーテの聖花がカリンだったことに由来し、華やかな女神が唯一本当に恋をしていたのは夫だけだったということにちなんでいるそうです。
カリンと西洋カリンの違いと見分け方

西洋カリン(マルメロ)
カリンの実に似ていることから西洋カリンと呼ばれる果樹は「マルメロ」です。マルメロのことをカリンと呼ぶ地域があり、混同されがちですが、マルメロ(西洋カリン)はバラ科マルメロ属、カリンはバラ科カリン属で、別属の植物です。
マルメロ(西洋カリン)とカリンは果実酒にしたり、香りが良いなど共通点も多いのですが、その見分け方はいくつかあります。
マルメロ(西洋カリン)の葉は、卵型で葉の縁がなめらか。カリンは、葉の縁がギザギザとしています。また、マルメロ(西洋カリン)の花は、白や淡いピンク色ですが、カリンの花は濃いめのピンク色です。
さらに、マルメロ(西洋カリン)の果実は、梨形で表面にうっすらと産毛が生えていて、食用にする際は洗い流す必要があります。カリンの果実には産毛はありません。
マルメロ(西洋カリン)の果実は比較的柔らかく、ジュースやジャム、ワインなどにも使うことができますが、カリンの果実は固く、果実酒以外にはあまり向きません。カリンジャムの名で売られているものは、実はマルメロ(西洋カリン)のジャムです。
カリンのはちみつ漬け

カリンの実をはちみつ漬けにして出来たシロップを炭酸やお湯でいただくことができます。
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