蓮(ハス)の花言葉|種類、特徴、色別の花言葉

LOVEGREEN編集部
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蓮(ハス)の花言葉と種類についてご紹介。蓮(ハス)は心を清らかにしてくれる、美しい「極楽浄土に咲く花」。
蓮(ハス)の花言葉
「蓮(ハス)」の花言葉は「清らかな心」「神聖」。
蓮(ハス)について
科・属 | ハス科・ハス属 |
和名 | 蓮 |
英名 | Lotus |
学名 | Nelumbonaceae nucifera |
原産地 | 不明 |
開花期 | 6月~8月頃 |
蓮(ハス)の特徴
蓮(ハス)は草本性の水生植物で、日本にも古い時代に中国から渡来し、奈良時代にはすでに観蓮会が催されていた記録があるように、夏の花として親しみ深い植物です。
蓮(ハス)の葉は円形または楕円形で薄く、長い葉柄をもち水面上1mにもなります。雄しべが200以上あり、花床が発達して種はその中に埋まっています。
蓮(ハス)の根茎は食用にもなるレンコンですが、花を観賞する品種は細いため食用にはなりません。蓮(ハス)は仏教思想を代表する植物の1つで仏閣のお堂でもモチーフとしてよく見られ、花や葉、花びらが散った後の花托が切り花として仏前に供えられます。
蓮(ハス)の原産地はインド、エジプト、中国のどこかではないかと言われていますが、詳しいことは今も分かっていません。
日本で有名な蓮(ハス)の一つに大賀ハスがあります。大賀ハスは2000年以上前に土の中に落ちた種を大賀一郎博士が発芽させたものです。このように長い間発芽しなかった理由は蓮(ハス)のタネの外皮が非常に厚く、自然に発芽することがあまりないからだそうです。
蓮(ハス)はもともと、「はちす」と呼ばれていました。蓮(ハス)の花床が蜂の巣のように見えることに由来するともいわれます。その後、はちすが「はす」に変化していったといわれます。
蓮(ハス)の花・種類と色
蓮(ハス)の花色は紅、白、黄色などがあります。チャワンバスと呼ばれる小型種は鉢栽培で楽しまれています。
蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)との違い
睡蓮(スイレン)
蓮(ハス)と睡蓮(スイレン)は花が似ているので間違われやすい植物です。蓮と睡蓮の見分けるポイントは2つあり、ひとつは花が咲く位置、もうひとつは葉の形です。睡蓮は水面すぐ近くで花を咲かせるのに対し、蓮(ハス)の花は水面から離れた高い位置で花を咲かせます。葉は、真ん丸でマットな質感なのが蓮、円形に切り込みが入って、つややかな葉のほうが睡蓮です。よく蓮(ハス)の葉にきらっと輝く水滴がのった写真など目にすることがありますね。
花蓮では、花の大きさで大型、普通、小型と分類され、濃いピンク系の花、白花、白にピンクが入り混じったものなど、意外にも多くの種類があることに驚かされます。蓮(ハス)の花の咲き方は一重咲き、八重咲き、千重咲きなどがあり、蓮の園芸品種は現在約100種あると言われています。
▼睡蓮(スイレン)についての詳しい情報はこちらをご覧ください
蓮(ハス)の遊び方
蓮(ハス)の葉柄には穴があいているのでさまざまな遊びが出来ます。両側を切ればストローになるのでシャボン玉遊びが出来、穴が複数あるので大小さまざまなシャボン玉が一度に複数できます。大人は蓮酒といって葉の上になみなみと酒を注げば飲むことができます。飲む姿が象のように見えることから象鼻杯ともいいます。
象鼻杯
象鼻杯は蓮(ハス)の葉と茎を使って清酒や水を飲んでもらう優雅なおもてなしです。まず、葉荷鼻(葉の中心部)に穴を開けます。次に清酒や水をゆっくりと注ぎ、飲む側は葉をゆっくりと回し、転がる水滴を目で楽しみます。このとき、蓮(ハス)の葉が目よりも下の位置に来るようにします。
目で楽しんだ後はゆっくりを茎をストローの様に吸い、清酒や水を飲みます。蓮(ハス)の樹液は苦いものですが、清酒と混ざることで蓮(ハス)の香りを最大限楽しむことが出来ると言われています。
この飲んでいる姿がまるで象が鼻を使って水を飲んでいる姿に見えることから象鼻杯と呼ばれています。
蓮根の穴の仕組み
レンコンは蓮の根と書きますが実際は根ではなく地下茎です。水上にある葉や葉柄とつながって泥の下へ空気を運ぶために穴があいていると考えられます。ちなみにレンコンの穴は中央に1個、周りに9個ある場合がほとんどです。正月のおせち料理では「先を見通す」ということに通じて縁起が良いとされ用いられます。
食器のれんげの語源になった蓮(ハス)
中華料理でスープをすくうときに使うレンゲは漢字で書くと蓮華となり蓮の花から散った一枚の花びらに見立てられています。また別名を散り蓮華ともいいます。中華圏では用途に応じたさまざまな形状や大きさがあります。
▼蓮(ハス)の育て方など詳しい情報はこちら
蓮(ハス)
- 蓮(ハス)は東南アジア原産の草本性水生植物です。観賞用にも食用にもなるため世界中で育成されています。 蓮(ハス)は早朝に開花し、昼には閉じる花が美しく、世界中で愛されている花です。特に仏教では、泥の中から出てきて美しい花を咲かせるところから汚れのない花とされています。その他の宗教でも象徴的な意味合いを持つ花として愛されています。 蓮(ハス)の葉は円形または楕円形で薄く、長い葉柄をもち水面上1.5m以上になります。光沢は無く水を弾く特性があります。蓮(ハス)は、葉よりさらに上まで花茎を伸ばして咲きます。花色は桃色、白、黄色などがあります。チャワンバスと呼ばれる小型種は鉢栽培で親しまれています。 蓮(ハス)の根茎は日本人にも馴染みの深い蓮根(レンコン)です。日本では蓮(ハス)の食用部分と言えば主に蓮根(レンコン)ですが、他国では葉から茎まで食用とされます。蓮(ハス)の花の雄しべを緑茶と合わせた蓮茶も有名です。 日本で有名な蓮(ハス)の一つに大賀蓮(ハス)があります。大賀蓮(ハス)は2000年以上前に土の中に落ちた種を大賀一郎博士が発芽させたものです。2000年もの長い間発芽しなかった理由は蓮(ハス)のタネの外皮が非常に厚く、自然に発芽することがあまりないからと言われています。
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