プスキニアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
プスキニア
学名

Puschkinia

英名
Striped squill
別名・流通名
プシュキニア、リバノチカ、ストライプド・シラー、プスキニア・リバノチカ
科名
キジカクシ科
属名
プスキニア属
原産地
西アジア、コーカサス地方

プスキニアの特徴

プスキニアは、早春に可愛らしい小さな花を咲かせる球根植物です。いくつかの種類がありますが、日本では、プスキニア・スキロイデスの変種の「プスキニア・リバノチカ」という名で球根や芽出し球根が流通しています。

プスキニアの花色は、白や白い花弁に淡いブルーの筋が入るタイプがあり、色合いは個体差があります。一輪に10個ほどの花がつき、花は下から上へと咲き進みます。シラーを小型にしたような雰囲気で、白い花弁にブルーの筋が入る見た目からストライプド・シラーの別名があります。

草丈10~15cmほどで、庭や花壇への植え付けの他、寄せ植えなどに利用されています。派手さはありませんが、小さくて可愛らしい花は春を知らせてくれる存在になります。性質は丈夫で、環境に合えば植えっぱなしにでき、こぼれ種で増えることもあります。

プスキニアの詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 10~15cm
耐寒性 強い
耐暑性 夏は休眠期
花色 白、白×水色
開花時期 3月~4月

プスキニアの花言葉

 

プスキニアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
開花

プスキニアの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しが良い場所に植え付けます。生長には寒さと日光、適切な水分が必要です。

真夏に強い光が当たり続けるような場所への植え付けは不向きです。冬から春は日当たりが良く、真夏は半日陰程度になるような落葉樹の株元などの環境が適しています。

温度

秋に植えて春に開花するプスキニアは、寒さを感じることによって花芽ができるので外で育てましょう。

用土

水はけが良い土が適しています。球根専用の用土か草花用の培養土を利用するのもよいでしょう。

プスキニアの育て方のポイント

水やり

地植えは、水やりをすると球根が腐ってしまう可能性があるので、植え付け直後以外は水やりの必要はありません。

鉢植えは、葉が出るまでに時間を要するため、水やりを忘れがちになります。鉢の表面の土が乾いたタイミングで、たっぷりと水やりを続けましょう。

開花後の水やりは、葉が黄色くなって枯れるまでは続け、夏の間は断水します。秋に芽が出てきたら、再開しましょう。

肥料

地植えは、充実した球根で一般的な草花が育っている庭ならば無肥料でも開花します。

鉢植えは、植え付け時の元肥と芽が出始めたら控えめに与える程度で十分です。

プスキニアの詳しい育て方

選び方

カビの生えていないきれいな球根を選びましょう。芽出し球根も流通しています。

植え付け

球根の植え付けは、10月~11月が適時です。地域によって差がありますが、目安としては「紅葉の見ごろ」を目安にするとよいでしょう。植え付ける深さは、球根3個分の深さの5cm程度が目安です。

植え替え・鉢替え

地植えは、数年は植えっぱなしにでき、分球で増えていきます。

鉢植えは、1~2年に1回、秋に植え替えをしましょう。

早春に開花します。頂点の花が咲き終わったら、花茎のみを株元で摘み取りましょう。鉢植えは葉が黄色くなって枯れてくる6月頃までは、水やりを続けます。

プスキニアは、球根付きの切り花としても流通しています。

夏越し

夏は休眠期のため、地上部分からは姿を消します。

寒冷地では植えっぱなしにできますが、高温多湿の温暖地では、水はけが悪いと球根が腐ってしまうことがあります。葉が黄色くなって枯れてきた6月頃に、球根を掘り起こして、秋に植え付けしなおしたほうがよい場合もあります。

鉢植えは、葉がなくなったら断水し、風通しの良い日陰に鉢を移動しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

分球で増えます。こぼれ種でも増えることがありますが、種から育てると開花までには3~4年かかります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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