オシロイバナ(おしろい花)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • canva オシロイバナ(おしろい花)
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植物名
オシロイバナ(おしろい花)
学名

Mirabilis jalapa

英名
Four-o’clock、Marvel of Peru
和名
白粉花
別名・流通名
夕化粧(ユウゲショウ)
科名
オシロイバナ科
属名
オシロイバナ属
原産地
熱帯アメリカ(メキシコ)

オシロイバナ(おしろい花)の特徴

オシロイバナは、夏から秋にかけて、華やかな色の花を無数に咲かせる熱帯アメリカ原産の多年草。午後4時ごろから開花するため、英名ではFour o’clockと呼ばれています。

canva オシロイバナ(おしろい花)

オシロイバナには花弁がなく、花に見える部分は華やかな色の萼(がく)で、赤、ピンク、白、黄色などの単色のほか、絞り咲きや染め分けがあり、1茎から異なった色の花が咲きます。ひとつひとつの花は一日花ですが、次から次へと無数に開花し、夏から秋にかけての午後の庭が華やかになります。

 

canva オシロイバナ(おしろい花)

ひとつの花に1つの黒くて大きな種が実り、種の中にはおしろいのような粉末が入っています。

通常は種から育てる一年草として扱われていますが、関東より西の地方では、塊状の根が肥大して残り、多年草として扱うことができます。環境に合えばこぼれ種でも増えます。

オシロイバナ(おしろい花)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 60~100cm
耐寒性 普通
耐暑性 強い
花色 ピンク、白、黄色、赤、複色
開花時期 7月~10月

オシロイバナ(おしろい花)の名前の由来と別名

オシロイバナは、種子の中から「おしろい」に似た白い粉が入っているのが名前の由来です。また、夕方から花が咲き出すことから夕化粧とも呼ばれます。学名のMirabilisはラテン語で「不思議な」を意味し、1本の茎から異なった花色が咲くことにちなみます。

オシロイバナ(おしろい花)の花言葉

 

オシロイバナ(おしろい花)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
開花

オシロイバナ(おしろい花)の栽培環境

日当たり・置き場所

オシロイバナは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。

用土

オシロイバナは土質は特に選びませんが、水はけの良い土が適しています。

鉢植えは、草花用の培養土で栽培可能です。

オシロイバナ(おしろい花)の育て方のポイント

水やり

オシロイバナは、乾燥に非常に強い性質です。

地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと与えます。

肥料

植え付け時に元肥を入れた後は、ほぼ不要です。花付きが悪い場合は与えましょう。

地植えは、自然の循環ができていて、周囲の草花が問題なく開花している土なら与えなくても栽培可能です。

病害虫

目立った病害虫はありませんが、新芽部分をアブラムシナメクジに食害されることがあります。

オシロイバナ(おしろい花)の詳しい育て方

選び方

流通するポット苗は色別のものと花色混合のものがあります。葉色が変色しておらず、株元がぐらぐらしていないしっかりとした苗を選びましょう。

種まき

種まきは4月~6月が適時です。発芽には20℃以上必要なので、十分に気温が上がってからまきましょう。こぼれ種でも増えるほどなので、発芽は容易です。

直まきかポットにまいて良い芽を残して育苗するのが手軽です。種をまき、薄く覆土をしたら、土が乾燥しないようにしながら発芽を待ちましょう。本葉が2~3枚程度になったら定植します。

植え付け

日当たりと風通しの良い場所に植え付けます。直根性なので、根をいじらず植え付けましょう。植え付けたらたっぷりと水を与えます。

canva オシロイバナ(おしろい花)

7月~10月に開花します。オシロイバナの花は、午後4時ごろから翌朝10時頃まで開き、ひとつひとつの花は一日花です。

冬越し

冬でも2~3℃の気温があれば越冬可能です。多年草として管理する場合は、一通り花が終わったら株元で切り戻します。

気温が2~3℃以下になる地域では、一年草扱いです。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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