サンパラソルとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- サンパラソル
- 学名
Mandevilla
- 英名
- Sunparasol
- 科名
- キョウチクトウ科
- 属名
- マンデビラ属
- 原産地
- 中央、南アメリカ
サンパラソルの特徴
夏の花としておなじみだった「マンデビラ」の改良品種です。「サンパラソル」というシリーズ名がひとり立ちし、品種名として定着するようになりました。大輪でカラフルな花色が揃い、名前の通りに夏気分いっぱいにしてくれるサンパラソルです。 夏の花だけあって日差しが大好き。半日以上、日光にあたる場所を用意しましょう。あんどん仕立てが中心ですが、マンデビラよりつるが伸びないので、支柱なしで育てることも可能です。 元は熱帯産なので地域によっては室内に取り込んでも冬越しできない場合もあります。1年草と割り切って楽しむのもようでしょう。うまく冬越しすると茎が木質化し、より見ごたえのある株に育ちます。冬越しを何度も繰り返した株は根が太くなり、とても丈夫になります。
サンパラソルの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白、赤、ピンク |
開花時期 | 5月~10月頃 |
サンパラソルの種類・品種
品種によって若干、開花期に違いがあります。調整して植えると、初夏から秋口まで長く花を楽しむことができます。いずれも原種のマンデビラより直射日光に強いのが特長。花のバリエーションだけでなく、近年の気候変動も考慮してメーカーは新品種を作出しているのです。 つるが長く、様々な形に仕立てやすい「サンパラソル・ビューティ」、グリーンカーテンにも使える「サンパラソル・ジャイアント」などがあります。
サンパラソルの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
剪定 | ||||||||||||
開花 | ||||||||||||
肥料 |
サンパラソルの栽培環境
用土
肥沃な用土を好みます。「花の培養土」や「サフィニアの培養土」に、水はけをよくするため川砂やパーライトを若干加えます。
サンパラソルの育て方のポイント
水やり
表土が乾いてからたっぷりと与えます。過湿になると立ち枯れしてしまうこともあります。真夏は花にかからないよう注意しながら葉水してあげましょう。
肥料
植え付け時に遅効性肥料を元肥にします。春から秋の成長期には1~2週間に一度、液肥を与えます。花つきのよかった年はお礼肥もあげましょう。
病害虫
初夏から新芽にアブラムシがつきやすくなるので気をつけます。殺虫剤で駆除する方が効率的です。コナジラミにも注意します。
アブラムシ:アブラムシは3月から5月に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。春から秋に発生するので見つけ次第、駆除しましょう。
サンパラソルの詳しい育て方
選び方
葉の色が濃く、しっかりした苗を選びます。成長が速く、すぐに根が回ってしまうため、ポット苗よりふたまわり以上大きな鉢に植え付けましょう。
種まき
種は自家採取がほとんどです。タンポポのような綿毛のついたごく小さな種をつけるので、ピートモスに植え付けます。
植え付け
庭植えの場合はうねを作って水はけをよくします。鉢植えは鉢底石を忘れずに。毎春、1/3ほど古い土を落として、新しい土に入れ換えます。
剪定・切り戻し
コンパクトに育てる場合は摘芯を繰り返し、脇芽を多く出させるようにします。花がらはこまめに摘み取りましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
サンパラソルは挿し木で増やすのが主流です。気温20度を超える時期に茎を5cmほど切り取り、赤玉土やバーミキュライトに植え付けていきます。茎を切った時に出る白い液体はきれいに洗い流しておいてください。 植え付けたら発根まで、半日陰で水を切らさないように管理します。