ツキミソウ(月見草)の育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ツキミソウ(月見草)
- 学名
Oenothera tetraptera
- 英名
- Evening primrose
- 和名
- 月見草
- 別名・流通名
- シロバナヨルザキツキミソウ(白花夜咲月見草)
- 科名
- アカバナ科
- 属名
- マツヨイグサ属
- 原産地
- メキシコ
ツキミソウ(月見草)の特徴
月見草は背丈30㎝~60㎝程に背丈を伸ばし、光が透ける薄い花びらをしていて白い花を咲かせます。花びらは4枚、中心に雌しべが一本あり、まわりに雄しべが8本あります。花は一夜しか咲かず、夕暮れから夜に花を咲かせます。咲き始めは白色をしていますが朝を迎え咲き終わる頃にはピンク色になり翌朝萎んでしまいます。
ツキミソウ(月見草)の詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20㎝~60㎝ |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
耐陰性 | 弱い |
花色 | 白~ピンク |
開花時期 | 6月~9月 |
ツキミソウ(月見草)の種類
ツキミソウ(月見草)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
開花時期 | ||||||||||||
収穫 |
ツキミソウ(月見草)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みます。日陰では上手く育ちません。
日照が足りないと花付きが悪くなります。
用土
水はけが良い用土で良く育ちます。
庭植えの場合は土を高く盛り育てます。
もともとある土が水はけの悪い土壌の場合は小石や砂利などを敷いた上から草花用の培養土を盛って育てると良いでしょう。
ツキミソウ(月見草)の育て方のポイント
日常の管理
日光が良くあたる、あたたかい場所で管理しましょう。
日照が不足すると花つきが悪くなります。
水やり
鉢植えの場合は土の表面が乾いたらたっぷりと与えます。
乾燥を好む為、水を与えすぎると根腐れをして枯れてしまいます。
庭植えの場合は、降雨だけで特に水を与える必要はありませんが、日照りが続く場合は様子を見て水を与えましょう。
肥料
肥料は少なくて大丈夫です。
肥料を与えると良く育ちますが、花が咲かなくなります。
肥料は与えなくても、育ちますので与えすぎに注意しましょう。
病害虫
アカバナトビハムシという黒色で虹色の光沢がある甲虫がつきます。春から秋まで葉を食害します。
幼虫は茶色をしていて、幼虫も葉を食害します。
ハムシは銀色やキラキラした色を嫌うため、シルバーマルチを敷いたり、銀色の反射テープなどを支柱に巻いたりすると防止できます。
ツキミソウ(月見草)の詳しい育て方
種まき
秋に種が出来たら、冷蔵庫などに保管しましょう。保管したら2月~3月に種まきをします。
土の上に、サッとまいて、少し土がかぶる程度に土をかぶせ水を与えます。
植え付け
植え付けなど、根を動かしたり傷つけたりすると枯れてしまいます。
苗などは市販されていない為、種を蒔いて育てます。
仕立て方
ある程度、茎が育ってきたら支柱をたてます。
植え替え・鉢替え
移植を嫌い根が傷つくと枯れてしまうため、植え替えや鉢替えには向かない植物です。
花
花は白色で咲き始めてピンク色に変化します。
夕方に咲き始め、翌朝には萎んでしまう一夜だけ咲く花です。
収穫
9月頃に種が出来ます。
種は翌年まで、冷蔵庫で保管します。
夏越し
暑さに強い為、特別な注意は必要ありません。
冬越し
霜に当たらない様に、5℃以下にならないようにしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種で増やします。