エキザカムとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- エキザカム
- 学名
Exacum affine
- 英名
- Persian Violet
- 和名
- 紅姫竜胆(ベニヒメリンドウ)
- 科名
- リンドウ科
- 属名
- ベニヒメリンドウ属
- 原産地
- 東南アジア・アフリカ
エキザカムの特徴
エキザカムは、東南アジアやアフリカの熱帯地域を原産とするリンドウ科の多年草(一年草)。初夏から秋までの長い期間、小さな花を株一面に咲かせます。花色は青紫色が代表的ですが、白、ピンクなどもあります。葉は小さくてやや厚みがありツヤツヤしていて、株は丸くこんもりと茂ります。寄せ植えや花壇に植える花苗としてよく用いられます。
近年では品種改良が進み、大輪の品種、八重咲き品種、斑入り葉品種などが流通しています。本来は多年草ですが、寒さに弱い性質があるため、日本では一年草扱いされていることが多い植物です。冬に室内に取り込んで管理すると越冬させることができます。
エキザカムの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~50cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 青紫、白、ピンク |
開花時期 | 6月~10月 |
エキザカムの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け、植え替え |
エキザカムの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと風通しの良い環境を好みます。真夏の高温期には半日陰になるような場所で育てると生育が良くなります。
温度
寒さに弱いため、10℃を下回るときは室内に取り込みましょう。
用土
市販の草花用培養土で問題なく育ちます。
エキザカムの育て方のポイント
水やり
雨が当たる場所に地植えする場合、しっかり根付いてからはそれほど水やりの必要はありません。夏に日照りが続くときは涼しい時間帯に水やりをしましょう。
鉢植えの場合は、土が乾いたら株元にたっぷり水やりします。
肥料
長期間花を咲かせるため、適宜追肥が必要です。肥料不足になると花が咲きにくくなったり葉色が薄くなったりするため、よく観察して追肥しましょう。
エキザカムの詳しい育て方
選び方
葉色が美しく、蕾が多く付いている株を選びます。株元の葉が枯れこんでいたり、ぐらつくようなものは良い苗ではありません。
種まき
種まきの適期は4月です。
植え付け
地植えの場合は、事前に植える場所を耕して腐葉土や元肥を混ぜ込んでおきましょう。しっかりと根付くまでは、土が乾いたら株元に水やりします。
剪定・切り戻し
花が咲き終わったら随時剪定しましょう。剪定することでわき芽が増えて自然に丸くこんもりと育ち、次の花が咲きやすくなります。
植え替え・鉢替え
基本的に秋までの一年草として扱われることが多いので、植え替えの必要はありません。
冬に室内に取り込んで越冬させる場合は、根がまわって鉢が窮屈になってきたら一回り大きな鉢に新しい土を使って植え替えましょう。
花
初夏から秋までの長い期間、花を咲かせます。
夏越し
強い直射日光に当たると株が傷みます。夏は半日陰の風通しが良い場所で管理しましょう。
冬越し
越冬させたい場合は、秋に10℃以下になってきたら室内の明るい場所に取り込んで水やりを続けます。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まきと挿し芽で増やすことができます。挿し芽の適期は5月~6月頃です。