夏も庭を鮮やかに!暑さに強い植物、夏の花21選

LOVEGREEN編集部
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人間と同じで、植物も暑いと弱ってしまうものが多くあります。そんな夏でも元気に咲いてくれる、暑さに強い夏の花21選をご紹介します。
目次
暑さに強い花の新定番を紹介!
愛らしい小花が夏花壇を彩る「フェアリースター」
5月頃に植えれば、さほど手入れをしなくても夏~秋にまで途切れず花が楽しめるニチニチソウ。なかでも「フェアリースター」は、普通のニチニチソウに比べて5分の1程度の愛らしい小花が魅力。ローメンテナンスで愛らしいフェアリースターは夏花壇にぴったりです。
猛暑の中でも元気に咲き誇る「サンパラソル」
暑さに強い夏の花20選の紹介の前に、近年、夏の新定番として注目度急上昇の花がつる性植物の「サンパラソル」です。根に水分を蓄える特性があるので、水切れにとっても強く、真夏の暑さの中で2~3日水やりを忘れても枯れることはまずありません。
初夏から秋まで長く楽しめ、あんどん仕立てやハンギングバスケットなどいろいろな飾り方で楽しむことができます。レッドやピンク、ホワイト、イエローといろいろな花色があり、どれもとってもトロピカルな趣き。輝く葉と花のコントラストが、南国風の雰囲気を醸し出してくれますよ。
暑さに強い夏の一年草
センニチコウ
ヒユ科の一年草で、花壇や鉢植えに使われます。花色は濃いピンク、薄いピンクが主で、白やオレンジもあります。花はドライフラワーに向いています。暑さにも強く初夏から秋まで長く開花します。
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トレニア
アゼナ科の一年草または多年草で、花壇、鉢植え、寄せ植えなどに使われます。花色は青、紫、白、ピンク、黄色などがあります。暑さと病害虫に強く、1株でもボリュームがあります。
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トレニア
- トレニアは熱帯地域原産なので暑さに強く、春から秋の長い間花を咲かせてくれる多年草です。寒さに弱いので、日本の気候では一年草として扱われるものが多いです。 花径は2~3cmほどで、白地に桃色や青地に紫などの覆輪が美しく、他に黄色やローズ色もあります。花色が野生のスミレに似ているので、別名ナツスミレ(夏菫)やハナウリクサ(花瓜草)とも呼ばれます。 草姿がこんもりまとまる「立性」と、横にふんわり広がる「ほふく性」があり、ほふく性のトレニアは花壇の縁取りに使ったりハンギングバスケットなどで目線の高い位置に飾ると美しさが引き立ちます。草丈は20~30cmです。 トレニアは、日なたと水はけの良い用土を好みます。耐陰性があるので明るい半日陰でも育ちますが、日当たりが良い方が花が咲きやすいです。真夏は、直射日光を避けて風通しの良い明るい半日陰で育てると水切れや葉焼け、蒸れを防ぐことができます。 トレニアは開花期間の長い植物なので、こまめに花がらを取ることと、時々切り戻して新しい芽を増やすことが大切です。切り戻し後の水やりの際に追肥するとその後の成育が良くなります。
ニチニチソウ
キョウチクトウ科の一年草で、庭植えや鉢植えなどに使われます。花色は白、赤、ピンクなどがあります。昔は薬草とされていましたが、根を中心に毒性があります。
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ニチニチソウ(日々草)
- ニチニチソウ(日々草)は、初夏~秋の長期間開花するキョウチクトウ科の非耐寒性一年草。本来は多年草ですが、日本だと露地では越冬できないため一年草として扱われるのが一般的です。ニチニチソウ(日々草)のひとつひとつの花は3~5日の寿命ですが、新しい花を次々と咲かせ、毎日花が絶えないことから「日々草」と呼ばれています。 多湿に弱い性質がありますが、基本的には丈夫で真夏でも花を休むことなく開花し続けます。咲き終わった花が自然に落ちて新しい花が開花するので、花がら取りの作業が必要ありません。ただし、落ちた花は定期的に処分したほうが病害虫の心配が少なくなります。 ニチニチソウ(日々草)は、種類が豊富な草花です。ピンク、白、赤、紫、グリーンなど色幅が豊富で、最近は複色カラーのものもあります。また、一重咲きのほか、八重咲きや花弁の縁がフリルのように波打つフリンジ咲き、小輪種など、咲き方も豊富で毎年新品種が作出されています。
ペチュニア
ナス科の多年草で、鉢植えや花壇、寄せ植えなどに使われます。花色は赤、ピンク、白、青、紫などがあります。花が雨に弱いので、濡れないように注意しましょう。
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ペチュニア
- ペチュニアは、夏の寄せ植えの素材としてとても人気のある草花です。剪定を上手にすると、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので、ハンギングやコンテナ栽培にも適しています。 ペチュニアは色幅も豊富で多花性。一重や八重咲きなど咲き方も様々あり、花の大きさも大輪から小輪と様々です。品種数も数百品種以上あり、毎年新品種が発売されています。 ペチュニアは開花期間がとても長いので、初心者にもおすすめの素材です。ペチュニアは現地では多年草ですが、寒さの弱いため日本では一年草扱いとなります。 ペチュニアの語源はブラジル先住民のPetun(たばこ)が語源になっています。たばこの花に似ていることからこの語源になったと言われています。
ペンタス
アカネ科の多年草で、鉢植えや寄せ植えなどに使われます。花色は赤、紫、ピンク、白などがあります。背が高くなるタイプと、高くならずに茂るタイプがあります。
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ペンタス
- ペンタスは、熱帯アフリカ、アラビア半島原産の非耐寒性多年草で草丈は30cm~50cmほどになります。星型の花は直径1センチに満たないような小輪ですが、傘状に30~40輪咲くのでよく目立ち華やかです。ペンタスは、春から秋まで長期間開花し、夏の暑さにも強く途切れることなく花を咲かせるので、花壇などにもよく利用される草花です。 ペンタスは、サンタンカに似ていることから別名をクササンタンカといいます。花色は桃色、白、紫紅、紅色など多彩です。葉は先端のとがった楕円形で濃い緑色、葉脈がくっきりと目立ちます。葉に斑が入った園芸品種もあります。矮性種と高性種があるので鉢花として楽しむほか、夏花壇や寄せ植えの素材にもなります。 ペンタスの改良種として、栄養繁殖系のものや種から育てるF1品種などもあります。
インパチェンス
ツリフネソウ科の一年草で、鉢植えや花壇などに向いています。花色は紫、ピンク、白、サーモンピンクなどがあります。斑入りや模様の入った品種が多くあります。
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マリーゴールド
キク科の一年草で、暑さに強く夏の花壇や寄せ植えなどに使われます。花色は黄色やオレンジ、赤、茶色などがあります。防虫効果を持つ種もあります。
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マリーゴールド
- マリーゴールドはキク科の非耐寒性一年草。暑さに強く寒さに弱い性質の、基本的に丈夫で育てやすい植物です。5月~11月頃、独特な香りがする花を咲かせます。花色は黄、オレンジ、白、赤、複色など様々で、花の大きさは小輪から大輪まであります。咲き方も一重咲き、八重咲き、クレスト咲きなど多様です。 大きく分けて、フレンチとアフリカンの系統に分けられます。その他には、メキシカンの系統もあります。 フレンチマリーゴールド 開花期は5月~7月、9月~11月。一重咲き、八重咲き、クレスト咲きがあります。花色は黄、オレンジ、赤、複色などで、草丈は20~30cmほど。 暑さには強いものの、猛暑にはあまり強くないため真夏に花が咲きにくくなります。 アフリカンマリーゴールド 開花期は5月~11月。ボール咲き・大輪のものが多いです。花色は黄、オレンジ、白などで、草丈は30~100cmほど。猛暑にはフレンチ系より強い特徴があります。 メキシカンマリーゴールド 開花期は5月~10月。一重咲きで小さな花をたくさんつけるものが多く見られます。花色は黄、オレンジなどで、葉は細く、たくさん茂ります。草丈は40cmほど。
アメリカンブルー(エボルブルス)
ヒルガオ科多年草(日本では一年草扱いされることが多い)で、鉢植えや寄せ植え、花壇、ハンギングなどに使われます。花色は青の1色のみです。
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アメリカンブルー(エボルブルス)
- アメリカンブルーは、ヒルガオ科の半耐寒性多年草です。 開花期は5~10月。半耐寒性なので暖かい土地では屋外で冬越しできますが、霜にあたると枯れてしまうため、日本では一年草として扱われています。這うように伸びながら、1~3cmのかわいらしい青い花をいくつも咲かせます。花壇の前景やグランドカバー、ハンギング仕立てなど幅広く楽しめます。 ヒルガオの仲間なので1年草として扱いますが、環境によっては越冬します。 本来は「エボルブルス」という呼び名ですが、1980年代の初輸入時には種が分からなかったため、アメリカから来たブルーの花という安直な命名で定着してしまいました。最近はようやくエボルブルスの名前も定着しつつあります。また、白い花の「アメリカン・ホワイト」も出回るようになりました。
ジニア(百日草)
キク科の一年草で、花壇や鉢植え、寄せ植えに使われます。花色は赤、黄色、ピンク、白などがあります。暑い夏から秋まで長い期間花を咲かせるので百日草とも呼ばれます。
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ジニア(百日草)
- ジニアは暑い時期にも花が休むことなく咲き続ける一年草。和名で百日草と呼ばれているのは、百日という長い間咲き続けることからですが、今では5月~11月と百日どころではない長期間咲く草花です。最近ジニアの新品種が続々と登場し、ビビッドな色からシックな色、また単色だけでなく複色カラーも多く色幅が多いのも魅力です。 ジニアはたくさんの品種と系統があります。草丈も高性種から矮性種まであり、花のサイズも超大輪、大輪、中輪、小輪と色々。咲き方もポンポン咲き、カクタス咲き、ダリア咲き……などとても多様です。 最も一般的な品種がエレガンスの系統です。その他リネアリス(ホソバヒャクニチソウ)や両者を交配したプロフュージョンなど最近開発された品種もあります。リネアリスやプロフュージョンは、ジニアに多いうどんこ病の発生がほとんどないため、公園の花壇の植栽などにも利用されています。 最近のジニアは、園芸だけでなく切り花としての人気も高くなり、今後ますます品種や色あいが多様になる花のひとつと思われます。
ケイトウ
ヒユ科の一年草で、花壇や鉢植え、切り花としても使われます。花色は赤や黄色、オレンジなどがあります。花期が長く、真夏でも弱らずに生長します。
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ケイトウ(鶏頭)
- ケイトウは、ヒユ科ケイトウ属(セロシア属)の非耐寒性一年草。フワフワ、モコモコとした暖かな質感の花が特徴的です。ケイトウの名前は、花の形が鶏のトサカに似ていることから名づけられました。漢字では「鶏頭」と書きます。花の形や大きさ、色は品種によって違い、茎が長いタイプ、短いタイプがあります。 切り花として花束やアレンジメントによく用いられ、ドライフラワーにも向いています。花色は赤、ピンク、黄、オレンジ、グリーン、アンティークカラーなど様々です。 ケイトウは、日なたと水はけの良い用土を好み、暑さに強く寒さに弱い性質があります。真夏の炎天下でも咲き続ける丈夫な花で、7月から11月頃まで咲き、寒くなると枯れてしまいます。原産地では多年草ですが、日本の気候では寒さで枯れてしまうので一年草として扱われています。夏から秋まで長い期間花を咲かせ、手入れも簡単なため、ガーデニング初心者にもおすすめの花です。
エキザカム
リンドウ科の一年草で、主に鉢植えに使われています。花色は青や白などがあります。黄色のやくとのコントラストが綺麗です。
サルビア
シソ科の一年草で、主に花壇植物として使われます。花色は赤、青、白、紫などがあります。ハーブとして使われるセージもサルビアの仲間です。
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サルビア
- サルビアは、ブラジル原産で広い地域に分布するシソ科の多年草です。セージとも呼ばれ、現在ではその品種は数千品種に及び、ハーブや観賞用として幅広く利用されています。サルビアは宿根性の品種が多い植物ですが、一・二年草から木本性の低木になるものまであります。いずれも耐暑性はありますが、耐寒性は品種によってさまざまです。 サルビア・スプレンデンスとベゴニアの花壇 サルビアの品種の中で、燃えるような赤い花をつけるブラジル原産の「サルビア・スプレンデンス」が最もよく知られているサルビアです。暑さに強い性質や花期が長いことから夏から秋にかけての花壇で活躍します。サルビアは個人宅の花壇のほか、公園や街路など公共の場でもよく用いられています。 ブルーサルビア サルビアの花色は、赤や青、紫をはじめ、ピンク、白、黄色、オレンジ、黒などカラーバリエーションが豊富です。最近はシックなニュアンスカラーも作出されています。
ひまわり
夏の花と言えばひまわり。キク科の一年草で、鉢植えや花壇、庭植えに向いています。花色は黄色が主で、オレンジ、白、茶色などもあります。矮性種だと小さめの鉢でも十分に育てることができます。
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キバナコスモス
キク科の一年草で、鉢植えや花壇に向いています。花色は黄色やオレンジ、赤があります。花壇などの広い場所にたくさん植えると、見ごたえがあり、とても鮮やかになります。
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