プルモナリアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- プルモナリア
- 学名
Pulmonaria officinalis
- 英名
- Lungwort
- 科名
- ムラサキ科
- 属名
- プルモナリア属
- 原産地
- ヨーロッパ
プルモナリアの特徴
プルモナリアはムラサキ科の常緑多年草。ハーブ名だとラングワートと呼ばれ、肺や喉の炎症を鎮める効果があるとされ、化学薬品のなかった時代には肺の病気の治療薬として使われてきました。学名Pulmonaria―ラテン語pulmo(肺)、英名(ハーブ名)Lungwort―英語lung(肺)といずれも肺にちなんだ名前がついています。
プルモナリアの花は、早春に下葉から花茎が伸びて開花します。葉に斑点があるものが多いですが、園芸種では斑点がないものもあります。半日陰で育つ丈夫な多年草なので、シェードガーデンの草花として利用されています。派手さはありませんが、日陰や木陰でひっそりと咲く姿は愛らしく人気があります。
一番流通が多いのが濃い澄んだブルーの品種ですが、その他にも水色、赤、白、ピンクなど様々な園芸品種があります。花色は単色もありますが、つぼみの色と開花した時に色が変化していくのも特徴のひとつです。
独特の斑入りの葉は、花のない時期はカラーリーフとしても愛用されています。
プルモナリアの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 20~40cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | やや弱い |
花色 | 青、水色、紫、赤、ピンク、白 |
開花時期 | 3月~5月 |
プルモナリアの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 |
プルモナリアの栽培環境
日当たり・置き場所
プルモナリアを植栽する場所は、半日陰~明るめの日陰が適しています。日光が足りないと、花つきが悪くなりますが、逆に日差しが強すぎる場所に植えると葉が傷みがちになります。最適なのは午前中に日が当たるような場所、落葉樹の株元などです。
土は水はけ、水保ちともよい肥沃な土を好みます。這性ではありませんが、横に広がるように生長するので鉢植えより地植えが適しています。品種によっても丈が違うので、品種の丈を確認してから植える位置を決めましょう。
用土
水保ちともよい肥沃な土を好みます。
プルモナリアの育て方のポイント
日常の管理
一度植え付けて根付けば日常の管理は特に不要です。花が開花中は、花が終わった茎から株元でカットします。
水やり
地植えの方が向く多年草ですが、鉢植えで育てる場合は、乾いたらたっぷりとを目安に水やりをします。地植えのプルモナリアは根付いてしまえば降雨だけで十分育ちます。
肥料
肥沃な土に植栽すれば、特に肥料を与えなくても毎年開花しますが、もしも花つきが悪くなるようなら、株の周囲に有機肥料を施しましょう。
病害虫
特に病害虫の害はありません。
プルモナリアの詳しい育て方
選び方
葉が傷んでいないきれいな緑色の葉の苗を選びましょう。
植え付け
プルモナリアは地植え向きの多年草です。植え付けは春か秋の陽気の良い時期に植え付けます。
剪定・切り戻し
花が終わった花茎は株元でカットします。
花
3月~5月に開花します。
夏越し
プルモナリアは高温多湿の環境が苦手です。また、強い日差しが当たると葉が傷んでしまうので、夏場の日当たり状況を考えて植える場所を決めましょう。
冬越し
プルモナリアは耐寒性があるので特別な冬越しの必要はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けで増やすのが一般的です。