イポメアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
イポメア
学名

Ipomoea

科名
ヒルガオ科
属名
サツマイモ属
原産地
メキシコ南部~中央アメリカ

イポメアの特徴

イポメアはヒルガオ科の非耐寒性多年草。世界の熱帯から温帯に数百種自生していると言われています。よく流通しているのは、野菜として栽培されるサツマイモの観賞用品種。葉色はライムの他、赤茶、黒褐色、ピンクを帯びた白斑などがあり、葉の形も豊富でハート形や、モミジやカエデのように深く切れ込んだタイプもあります。

イポメアは暑さに強く生育旺盛で広い面積を覆うことができるので、夏の花壇や寄せ植え、ハンギングバスケットに重宝されます。寒さに弱いため日本では一年草扱いされていますが、室内の窓辺に取り込んで冬越しさせることもできます。また、挿し芽で小さな苗を作って室内で越冬させ、翌春に外に植え付けると冬の間コンパクトに管理できておすすめです。

イポメアの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 草丈15~20cm、つるの長さ15~100cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い

イポメアの種類

イポメア・ライム

ライム色のイポメア。日向でも葉焼けせず、涼しげな印象です。

イポメア・ブラッキー

カエデの葉の形をした銅葉色のイポメアです。

イポメアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
肥料
挿し木

イポメアの栽培環境

日当たり・置き場所

イポメアは日当たりの良い場所を好みます。春から秋は屋外でなるべく日光に当てます。冬に寒くなる前に室内の窓辺に移動させて管理すると翌年も楽しめます。

用土

イポメアは、有機質で水はけの良い土を好みます。市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

イポメアの育て方のポイント

水やり

春から秋は土が乾いたら水やりを行い、冬は乾かし気味に育てます。

肥料

春から秋の生育期に定期的に肥料を施すと状態良く育ちます。

病害虫

イポメアがかかりやすい病気は、黒斑病や立枯病、つきやすい虫は、アブラムシです。風通し良く管理して予防し、みつけたらすぐに対処しましょう。

イポメアの詳しい育て方

選び方

イポメアは、葉がイキイキとしていて株元がぐらついていない苗を選びます。葉がしおれていたり、株元がぐらついている苗はおすすめしません。

植え付け

イポメアは、5月~6月頃に花壇や鉢に植え付けます。

剪定・切り戻し

つるが伸びすぎて全体のバランスが悪くなったら適宜好きな場所で切り戻しできます。色が変わったり枯れた葉は随時取り除きましょう。

夏越し

暑さに強いので特別な夏越し対策は必要ありません。

冬越し

イポメアは寒さに弱いので一年草扱いされていることも多いですが、来年も楽しみたい場合は寒くなる前に室内の窓辺に取り込んで管理します。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

イポメアは挿し木で増やせます。挿し木の適期は6月~9月の高温期です。茎を10~15cmくらいにカットし、下葉を落として挿し木用の清潔な土に挿します。明るい日陰に置いて根が出るまで土を乾かさないように水やりを続けます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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