バイカイカリソウとは？育て方・栽培方法｜植物図鑑
- 植物名
- バイカイカリソウ
- 学名
Epimedium diphyllum
- 和名
- 梅花碇草
- 科名
- メギ科
- 属名
- イカリソウ属
- 原産地
- 日本
バイカイカリソウの特徴
バイカイカリソウはイカリソウの仲間で、4月～5月にうつむきがちに小さな花が開花するメギ科の常緑多年草です。イカリソウの名は、花の形が船の錨（いかり）のように見えることにちなみますが、バイカイカリソウはイカリソウの特徴である花のうしろの距の部分がなく、梅の花に似ていることが名前の由来です。丈夫で育てやすく、明るめの日陰なら栽培できるため、日陰の庭の植物として利用されています。
バイカイカリソウの詳細情報
| 園芸分類 | 草花 |
|---|---|
| 草丈・樹高 | 20～30cm |
| 耐寒性 | 強い |
| 耐暑性 | 普通 |
| 花色 | 白 |
| 開花時期 | 4月～5月 |
バイカイカリソウの育て方カレンダー
| 時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 開花 |
バイカイカリソウの栽培環境
日当たり・置き場所
バイカイカリソウは、冬～春は日当たりが良く、初夏以降は半日陰から明るめの日陰になる落葉樹の下のような環境を好みます。夏に強い西日が長時間当たるような場所への植え付けは不向きです。
用土
土質は選びませんが、高温多湿を嫌うため水はけが良い土が適しています。
鉢植えは、山野草用の培養土などでも栽培可能です。
バイカイカリソウの育て方のポイント
水やり
地植えは、植え付け直後以外は水やりの必要はありません。極端に乾燥が続く場合のみ与えましょう。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いてきたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
肥料
春と秋に緩効性肥料を株元に与えます。
ただし、自然の循環ができていて、周囲の草花が問題なく開花している土なら与えなくても栽培可能です。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
バイカイカリソウの詳しい育て方
選び方
バイカイカリソウの自生種は白花ですが、交配してできたものはピンクなどがあります。中にはバイカイカリソウとイカリソウやトキワイカリソウを交配してできた中間的な要素の園芸品種もあります。
品種によって草丈に違いがあるので、確認してから適所に植え付けましょう。
植え付け
地植えは、春か秋が植え付け適時です。
植え替え・鉢替え
鉢植えは、1～2年に一度、春か秋に植え替えを行いましょう。
花
4月～5月に小さな花をうつむくように咲かせます。
夏越し
高温多湿を嫌うため、鉢植えは風通しの良い半日陰程度の場所に移動させましょう。
冬越し
冬も常緑を保ちます。耐寒性があるので特別な作業の必要はありません。鉢植えは、寒風の通り道になるような場所に置くのは避け、鉢の表面の土が乾いたら水やりを続けます。
増やし方（株分け、挿し木、葉挿しなど）
株分けで増やすことができます。花後か秋が適時です。
