カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)の育て方|植物図鑑

植物名
カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)
学名

Vicia sativa L.

英名
garden vetch
科名
マメ科
属名
ソラマメ属

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)の特徴

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)はマメ科ソラマメ属の越年草です。越年草と言うのは秋に発芽し、目を出した状態で冬を越して、翌春に開花する植物のことを言います。サイクルとしては一年草ですが、年をまたぐので越年草と言われます。

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)は早春に田畑や野原、庭先、道端、公園の花壇や植え込みの隅っこなど、あらゆるところで目にする植物です。直径5~7㎜くらいのピンクと赤紫の中間のような色の豆の花を咲かせます。単色ではなく部分的に白も混じる複色です。他のマメ科の植物同様に根に根粒菌を持っているので、土壌を肥沃にするという特徴があります。

葉の先がツルのようになって近くの植物に巻き付きますが、基本的には独立して生長します。花後エンドウ豆のような種子を付けます。夏前にはサヤごと真っ黒に熟して弾け、種子を飛ばします。この熟した状態が黒くてカラスのようだというのがカラスノエンドウの名前の由来です。熟す前のグリーンのサヤは柔らかく、開いて中の種子を取り出してから、草笛として遊ぶことが出来ます。

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)の詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 5~15cm程度
耐寒性 強い
耐暑性 普通
耐陰性 普通
花色 赤紫(複色)
開花時期 3~5月

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)と似た植物

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)に良く似た植物にイブキノエンドウという植物があります。学名は Vicia sepiumと言い、カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)と同じマメ科ソラマメ属です。花が咲くのはカラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)より少し遅くて初夏です。カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)と似た形状の淡い紫色の花を咲かせます。なぜか滋賀県伊吹山にのみ自生する植物として知られています。花の形状が似ていることから混同されることが多い植物です。現在は北海道の一部でも自生が確認されています。

他にもカラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)と名前の似たスズメノエンドウという植物もあります。学名をVicia hirsutaと言い、カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)と同じくソラマメ属です。スズメノエンドウは、見た目はカラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)よりも花も葉も小さく、花色は極めて白に近い紫のような色をしています。カラスに対して小さいのでスズメということのようです。このスズメノエンドウはカラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)と同じような環境を好むので、近くに群生していることの多い植物です。

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
生育期
種まき

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)の栽培環境

日当たり・置き場所

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)は日当たりの良い場所を好みます。

用土

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)肥沃な土壌の方が花付きは良くなりますが、痩せ地でも育ちます。

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)の育て方のポイント

水やり

根付いてからのカラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)は水やりの必要はありません。乾燥が続いたらたっぷりと与えるようにします。

病害虫

アブラムシの被害に遭うことがあります。見つけ次第駆除します。

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)の詳しい育て方

種まき

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)の種まきは時期は秋です。冬前に発芽するので、そのまま越冬させます。

仕立て方

葉先の巻きひげで周囲の植物に絡みつきます。絡まると困る植物からは離して植えましょう。

植え替え・鉢替え

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)は直根性の植物です。植え替えを嫌います。一年草なので、植え替えの必要はありません。

3~5月が開花期です。スイートピーを小さくしたような、1㎝程度の可愛らしい花を咲かせます。

収穫

花後、エンドウ豆のようなサヤを付けます。真っ黒に熟したら、弾けて種子が飛び出す前に収穫します。サヤごと収穫し、秋の種まき時期まで冷蔵庫などの冷暗所で保管します。

冬越し

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)は越年草です。特に必要な冬越しの作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

カラスノエンドウ(ヤハズノエンドウ)はこぼれ種で良く増えます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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