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ヒナソウとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
ヒナソウ
学名

Houstonia caerulea

和名
雛草、トキワナズナ
科名
アカネ科
属名
ヒナソウ属
原産地
北アメリカ

ヒナソウの特徴

ヒナソウは春に小さな花を無数に咲かせる常緑多年草です。弱そうに見えますが性質は丈夫な花です。花は4枚の花びらで十字のような形をしています。一株でたくさんの花が密集するように咲くので、開花中は花の絨毯のようになります。花は直径1㎝程度の小さな花ですが、葉は花よりもさらに小さなサイズをしています。花色は薄紫色から白、水色もあります。

ヒナソウは地下に匍匐枝を出しながら横に広がるように生長するので、環境があえばグランドカバーとしても利用できます。せっかくの花を踏みつぶしてしまうのは忍びないので、グランドカバーにするなら人が通らないような場所を選びましょう。

ヒナソウの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 5~10cm
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 白、薄紫、水色
開花時期 3月~5月

ヒナソウの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
種まき
植え付け
植え替え

ヒナソウの栽培環境

日当たり・置き場所

ヒナソウは風通しと日当たりの良い場所を好みます。草丈が短く密集しているので加湿になりやすい場所は避けましょう。

用土

水はけ良く保水性のある土壌を好みます。鉢植えのヒナソウは市販の培養土で問題なく育ちます。

ヒナソウの育て方のポイント

水やり

鉢植えのヒナソウは表土が乾いたら、鉢底から流れ出てくるくらいたっぷりと水やりをします。庭植えのヒナソウは乾燥が数日続いたら水やりします。ヒナソウは草丈が短く蒸れやすいので夏期は気温が高くなる日中を避け、朝か夕方に水やりしましょう。

肥料

庭植えのヒナソウは特に追肥の必要はありません。鉢植えのヒナソウは植え替え時に元肥をしっかり入れておけば問題ありません。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

ヒナソウの詳しい育て方

選び方

しっかりと葉が密集している株を選びましょう。

種まき

ヒナソウはこぼれ種で良く増える植物です。種子は収穫したらすぐにまきます。

植え付け

ヒナソウの植え付けは花が終わってすぐの5月か、まだ暖かい秋の9月頃に行います。非常に根が浅いので、しっかりと土壌に植えこみましょう。

剪定・切り戻し

花が終わったら草丈の半分程度まで切り戻します。梅雨前に切り戻しを済ませて株の風通しを良くしておきましょう。

植え替え・鉢替え

ヒナソウの植え替えは1~2年に1度は行いましょう。1~2回り大きな鉢に植え替えます。ヒナソウは根が浅いので、浅鉢にも植えつけられるのが魅力です。

春、3月後半から5月の始めくらいまで小さな花を密集させるように開花します。

収穫

ヒナソウの種は花後5~6月に収穫出来ます。収穫したらすぐに種まきします。

夏越し

ヒナソウは草丈が短く蒸れやすいので、加湿にならないように注意します。

冬越し

ヒナソウは常緑です。特に必要な冬越しの作業はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ヒナソウはこぼれ種で良く増えます。植え替えのタイミングで株分けして増やすことも出来ます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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