春に花咲くグランドカバー「ベロニカ・オックスフォードブルー」

LOVEGREEN編集部
このライターの記事一覧

開花期は3~6月、青い小さな可愛い花が咲くベロニカ・オックスフォードブルー。しかも、多年草で寒い時期には葉が赤茶色に紅葉します。お庭のグランドカバーとしてもおすすめなベロニカ・オックスフォードブルーをご紹介します。
目次
ベロニカ・オックスフォードブルーとは
科・属 | オオバコ科ベロニカ属 |
学名 | Veronica prostrata |
英名 | Oxford Blue |
別名 | ベロニカ・ジョージアブルー、ジョージアブルー・スピードウェル |
原産地 | ヨーロッパ |
形態 | 多年草 |
ベロニカとひと言で表現しても、穂状の花になるものと這い性で小花を咲かせるタイプがあり種類によって姿形が全く違います。「ベロニカっていいよね」なんて会話も「穂状?這い性?」と種類を確かめないと話もかみ合わないなんてことも。どちらも素敵なブルーの花を咲かせることには間違いないのですが、全く雰囲気の違うベロニカです。みなさんはどちらがお好きですか?
今回ご紹介する這い性種のベロニカ・オックスフォードブルーは、春に小さな青い花を咲かせ、寒い時期には葉が赤茶色に紅葉するためグランドカバーとしても魅力的なお花です。
ベロニカ
- ベロニカは世界中で300種、日本にも約20種が自生する一年草~多年草です。縦にすっきり伸びた花穂とシンプルで小ぶりな花が特長で、花壇や寄せ植えに縦方向のアクセントを加える花として欠かせない存在です。暑さ寒さに強いので入門種としてうってつけ。庭植えの場合、根がしっかり張った夏以降は水やりも要りません。ベロニカは海岸に自生することから塩害に強いのも特長です。 花の色は紫と青を中心に、白、ピンクなど豊富。品種が多いため春咲き、秋咲きの区別だけでなく一年草、多年草、落葉性、常緑性と様々なバリエーションがあります。ベロニカは葉も見どころ。「リース」はチョコレート色になる紅葉の美しさで人気の品種です。 同じベロニカ属でも品種により花姿は異なります。気品のある青い花穂がすっと伸びる「ロイヤルキャンドル」は人気種。匍匐性で花のつき方も他のベロニカとは違う「オックスフォードブルー」はまったく別の植物に思うほどですが、ベロニカの1品種です。「ベロニカ・オルナタ」は銀白色の葉が特徴。寄せ植えや花壇で引締め役として重宝します。「トウテイラン」は秋咲きベロニカとも呼ばれ、晩夏から秋にかけて美しい姿を楽しめる品種です。
ベロニカ・オックスフォードブルーを育てる時のポイント
花期は3月~6月ですので、これからのガーデニングにぜひ取り入れていただきたいベロニカ・オックスフォードブルーです。
花が咲いた後は枯れた穂を切り戻します。こうすることで、また草勢を取り戻し、わき芽が伸びて二番花を咲かせます。この手間だけは、惜しまず行うことで元気な株に育ちます。
ベロニカ・オックスフォードブルーは、日当たりを好みますが真夏の直射日光は苦手です。寄せ植えなどで育てているベロニカ・オックスフォードブルーは、真夏の時期は直射日光があまり当たらない場所に移動して育ててあげましょう。
グランドカバーに最適
ほふくして広がる性質ですので草丈も5~20cm程、樹下のグランドカバーとして植え付けてあげると管理しやすいでしょう。
ベロニカ・オックスフォードブルーの枝が垂れ下がる特性から、ハンギングバスケットなどの寄せ植えに使用してもとても素敵ですね。寒さに強く耐寒性がありますので、夏の高温多湿時期を乗り切れば管理はグンと楽になるでしょう。
いかがでしたか?
ベロニカ・オックスフォードブルーを植えて、爽やかな春のお庭を楽しんでくださいね。
▼編集部のおすすめ