マツバウンランとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • 春(4月~5月)に咲く紫色の野草の花マツバウンラン
  • 初夏に咲く花|マツバウンラン
植物名
マツバウンラン
学名

Nuttallanthus canadensis

英名
Oldfield toadflax、Canada toadflax、Blue toadflax
和名
松葉海蘭
科名
オオバコ科
属名
マツバウンラン属
原産地
北アメリカ

マツバウンランの特徴

マツバウンランは、春から初夏にかけて淡い紫色の花が開花する北米原産の帰化植物。日本では1941年に京都ではじめて確認され、現在は関東以西のいたるところで見かける一年草または二年草です。松葉海蘭という名は、葉が松葉のように細く、花がウンラン(Linaria japonica)に似ていることにちなみます。名前に蘭とありますが、蘭の仲間ではありません。

マツバウンラン新芽1

春のマツバウンラン

株元にはロゼット状に広がる多肉質の葉が密集し、冬の間は地面に張り付くような姿をしています。春が近づくと、株元から花茎を伸ばし、茎先に複数の小さな花が下から上に向かって咲き進みます。

こぼれ種で増えるほか、株元から走出枝を出して広がっていきます。繁殖力が旺盛で、雑草として駆除されてしまうことも多いようです。河川敷や線路沿いのような荒れ地でも、日当たりさえ良ければ繁殖し、群生します。すっと直立して伸びた茎先に咲く、淡い紫色の花が群生する姿は、美しく見ごたえがあります。

園芸用として市販されている植物ではありませんが、ある日突然、庭で開花することがあります。かわいい花ですが、広がってほしくない場合は、種をつける前に摘み取るか、発芽したものを整理するとよいでしょう。

 

マツバウンランの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30~60cm
耐寒性 強い
花色 淡い紫
開花時期 4月~6月

マツバウンランに似た花

リナリア

リナリア 

園芸店でリナリアや姫金魚草の名で販売されている花は、マツバウンランとよく似ています。リナリアには宿根草もありますが、マツバウンランと似ているのは、一年草のリナリア・ビパリタ(ビパルティータ)やリナリア・マロッカナですピンク、白、黄色、紫、アプリコットなど花色豊富で春の花壇や寄せ植えなどに利用されています。

マツバウンランの花言葉

 

マツバウンランの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花

マツバウンランの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりが良い場所が適しています。

用土

荒れ地でも育つため、特に土質は選びません。

マツバウンランの詳しい育て方

マツバウンラン新芽2

春が近づくと、株元から花茎が伸びてきます。

 

マツバウンラン

春から初夏に淡い紫の花が開花します。花のあとに種が実ります。増やしたくない場合は、咲き終わった花は早めに摘み取りましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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