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フロックス・チェリーキャラメルとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • フロックス・チェリーキャラメル
  • フロックスチェリーキャラメう
植物名
フロックス・チェリーキャラメル
学名

Phlox drummondii ‘Cherry Caramel’

科名
ハナシノブ科
属名
フロックス属
原産地
園芸種

フロックス・チェリーキャラメルの特徴

フロックス・チェリーキャラメルは、春から初夏に開花するハナシノブ科フロックス属の一年草。

アンティークカラー系の複色で、色幅が豊富にある草花です。株元から数本の茎が立ち上がり、その先に複数の花が房のようになって咲き、ひとつの花房でも色幅があります。微妙な色合いは、合わせる花によっても見え方が変わり、花壇や寄せ植えが豊かな色彩になります。

種から育てることも簡単で、繰り返し摘心しながら育てると、茎数が多いしっかりとした株に仕立てることができ、ワンシーズンでたくさんの花を楽しむことができます。春に咲く一年草の中では比較的遅くまで開花し、冬~春の花と夏~秋の花のつなぎ役としても優秀な素材です。花持ちも良いため、切り花として楽しむこともできます。

フロックス・チェリーキャラメルの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 30~40cm
耐寒性 強い
耐暑性 弱い
花色 複色(個体差があり色幅が豊富)
開花時期 3月~7月

フロックス・チェリーキャラメルの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
開花

フロックス・チェリーキャラメルの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い環境を好みます。

用土

乾燥気味を好むので、水はけの良い土が適しています。

鉢植えは、草花用の培養土で栽培可能です。

フロックス・チェリーキャラメルの育て方のポイント

水やり

地植えは、根付いてから降雨に任せます。極端に土が乾いた場合は与えましょう。

鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。

うどん粉病の害にあいやすいため、葉が常に濡れているような状態にせず、水やりは株元の土に与えることを意識して与えましょう。乾燥気味を好みますが、完全に水切れを起こすと、急に弱るので注意します。

肥料

多花性の植物なので、定期的に追肥します。緩効性肥料でも液体肥料でもやりやすい方で構いません。

肥料が切れると、葉が黄色くなったり、花付きが悪くなります。株の様子を日ごろからチェックしましょう。

病害虫

病気
葉が常に濡れている状態だと、うどんこ病になることがあります。水やりは土の表面に与えることを意識し、葉に極力水がかからないようにするとよいでしょう。

害虫
窒素分の多い肥料を与えすぎるとアブラムシがつくことがあります。

フロックス・チェリーキャラメルの詳しい育て方

選び方

葉の色が生き生きとした緑色で、つぼみがたくさんついた苗を選びましょう。色幅が豊富な草花なので、好みの色を選ぶ楽しみがあります。

似たような品種として、「フロックス・クリームブリュレ」があります。

種まき

温暖地では秋、寒冷地では春がまきどきです。

直まきが可能です。ポットに数粒ずつまき、良い芽を残して育苗すると移植の手間が省けます。いずれも種をまいたら、軽く土をかぶせて水をやり、発芽を待ちます。

植え付け

庭への植え付けは、秋か霜の心配がなくなったころに行いましょう。

上に伸びるほか、横にも茎を伸ばします。蒸れに弱い性質なので、隣の植物との間隔は余裕をもって植え付けましょう。

摘芯(摘心)・摘果

種から育てる場合は、摘心をしながら育苗すると、茎の数が増えて花が多くなります。

 

春から初夏に開花します。茎の頂点に複数の花が固まって咲き、いっぺんに咲かず少しずつ開花します。すべての花が咲き終わったら花がらを摘み取ります。

花がら摘みをこまめに行うと、長くたくさんの花を楽しむことができます。脇から茎が出てくるので、次の蕾まで切らないようにしましょう。

冬越し

霜が降りる時期は、庭への植え付けを避けましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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