ペチュニアの育て方|植物図鑑

植物名
ペチュニア
学名

Petunia x hybrida

英名
Petunia
科名
ナス科
属名
ペチュニア属
原産地
南アメリカ、中東部亜熱帯

ペチュニアの特徴

ペチュニアは、夏の寄せ植えの素材としてとても人気のある草花です。ペチュニアは剪定を上手にすると、枝分かれしてたくさんの花を咲かせるので、ハンギングやコンテナ栽培にも適しています。ペチュニアは色幅も豊富で、多花性。一重や八重咲きなど咲き方も様々あり、花の大きさも大輪から小輪とあります。品種数も数百品種あり、毎年新品種が発売されています。開花期間がとても長いので、初心者にもおすすめの素材です。ペチュニアは現地では多年草ですが、寒さの弱いため日本では一年草扱いとなります。ペチュニアの語源はブラジル先住民のPetun(たばこ)が語源になっています。たばこの花に似ていることからこの語源になったと言われています。ペチュニアの葉をたばこに吸わせたという説もあるようです。

ペチュニアの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 10cm~30cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 赤、ピンク、白、黄、黒、紫、ベージュ、ワイン、複色など
開花時期 3月~11月

バリエーション豊かなペチュニア

毎年色々なペチュニアの品種が作られ、見たことない色やこんもり茂るタイプ、垂れるタイプや八重咲きなど、色、株姿、咲き方が大変種類の豊富なペチュニア。日本はとくにペチュニアの品種改良が盛んで、最先端の研究が現在もされているまさにペチュニア大国です。ガーデニングブームの火付け役となったサフィニアもペチュニアの仲間で、日本人が品種改良した品種です。

ペチュニアの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
剪定
肥料
開花

ペチュニアの栽培環境

日当たり・置き場所

ペチュニアは日当たりと風通しのよい所で育てましょう。梅雨時期など長雨が続く時期に株が生い茂った状態だと、株が蒸れてカビが発生したり腐って枯れてしまうことがありますので、なるべく風通しを良くし、枝をすいたり短くカットしましょう。また枯れた花や下葉もこまめに取るようにしましょう。そうすることで、カビの発生を抑えることができ、カットしたところから枝数が増えるのでその分花もたくさん咲かせることができます。

温度

ペチュニアは、品種によっては関東で越冬しますが、寒さには弱いので冬には枯れてしまいます。マルチングを厚めにしたり、室内に取り込むことで越冬できますが、新しい苗を購入することをお勧めします。

用土

ペチュニアは花用の培養土で問題なく育ちます。もしハンギングバスケットにペチュニアを植える際は、ハンギングバスケット用の軽い土などもあります。

ペチュニアの育て方のポイント

日常の管理

ペチュニアは多花性の草花です。終わった花ガラをまめに摘みとることによって、長くたくさんの花数を楽しむことのできる元気な株となります。

水やり

表面の土が乾いたらたっぷりと与えましょう。できるだけ花に水がかからないように水やりをしましょう。特に梅雨の時期は、常に葉が濡れていると、病気の原因になります。ペチュニアは真夏の花なので、水を切らさないように注意しましょう。

肥料

ペチュニアは半年以上咲き続けるので、肥料の追肥が必要です。液体肥料を1週間~2週間に1度、緩効性の置くタイプの肥料を1か月に一度施しましょう。あくまで目安なので、使用している肥料の説明書きに書いてある頻度や量をで追肥します。

病害虫

灰色かび病:ボトリチス病とも呼ばれ、梅雨時期に特に発生します。花弁に褐色の小さなシミ状の斑点ができたり、茎や葉に灰色のカビが生えます。気温が度前半で雨が続くと発生しやすくなります。日当たりや風通しをよくすることが大切です。
うどんこ病:植物の葉などに粉をまぶしたように白くなるのがうどんこ病です。うどんこ病は5月~6月と9月~10月に発生しやすい病気で、はじめはぽつぽつと白く粉をふいている感じに見えますが、悪化してくると葉の全面が真っ白になっていき、植物全体に蔓延すると茎や果実にも発生し、とても厄介です。早めに対策しましょう。
アブラムシ:3月から5月と秋口に多く発生する害虫です。新芽や茎、若い葉や葉の裏にくっついて吸汁して株を弱らせます。見つけ次第、駆除しましょう。
ナメクジ:植物の葉やつぼみ、花びら、野菜の新芽などを食べます。大量に発生すると茎だけ残して葉を全て食べられてしまったり、葉が一部食べられて穴が開いても生長不良に繋がります。土の中にいることが多いため、植え替え時に点検したり、雨上がりにチェックすると比較的見つけやすいです。

ペチュニアの詳しい育て方

選び方

ペチュニアの苗は3月から出回ります。葉の色があざやかで花に元気があり、つぼみがたくさんついているものを選びましょう。 株元まで葉っぱがなかったり、茎がしっかりしておらずグラグラしているもの、葉の色が悪いものは避けます。

種まき

ペチュニアの発芽適温が25℃前後なので、自然の条件ですと、東京だと4月~5月ごろです。ただし、蒔く時期が遅いと、ちょうど花が咲き始めるころが梅雨入りとぶつかるので、3月ごろに室内などで管理して種まきをすると、開花が5月の陽気のよい時期になります。

植え付け

どんな植物でも根付くには数週間が必要です。ペチュニアの開花時期は梅雨という植物にとっては悪影響が出ることが多い季節があるので、梅雨に入る1か月前までに植え付けると、陽気のよい時期に根付かせることができ、結果的に立派な株になり、たくさんの花を楽しむことができます。

仕立て方

ペチュニアは垂れるように咲くので、どちらかというとハンギングなどに植え付けたほうが見栄えがする草花です。花をたくさん楽しむためには、花がら摘みが必須なので、作業の効率的にしゃがまないで花がら摘みできる高さで植栽するのも真夏の庭仕事の軽減になります。

摘芯(摘心)・摘果

生育旺盛でどんどん伸びるペチュニアですが、枝の先端に花を付けるので、外側にしか花が付かず、株元の葉っぱがなくなりさみしい状態になってしまいます。その場合は一旦生育期に株元から10cm残して思い切ってピンチ(摘芯)します。ピンチしないと伸びる一方で株元の葉っぱがなくなり、ピンチしても新しい枝がでなくなってしまいます。

剪定・切り戻し

ペチュニアは放置しておくと株元の葉がなくなり淋しい姿になったり、茎が方々に伸びきれいに見えませんので定期的に剪定しましょう。茎をどんどんピンチして枝分かれさせると、たくさんの花を楽しめます。梅雨に入る前に、半分くらいに剪定すると、秋から立派な苗姿になります。蒸れの防止にもなりますので、剪定するといいでしょう。

植え替え・鉢替え

ペチュニアは生長が早く、すぐに鉢に根が回り鉢がパンパンになり、水が吸えない状態になることがありますので、その状態になりましたら鉢底の根をほぐして新しい土に植え替えましょう。

ペチュニアは初夏から秋まで長期間花が開花します。終わった花がらは、まめに摘み取りましょう。また、梅雨に入る前に、半分くらいに剪定すると、秋から立派な苗姿になります。蒸れの防止にもなりますので、剪定すると長くたくさんの花を楽しむことができます。

夏越し

晩秋まで楽しめるペチュニアですが、高温多湿がやや苦手です。
梅雨時期は少し元気がなくなりますので、開花を休ませるのと、風通しをよくする目的で切り戻しを行いましょう。そして枯葉や枯れ枝をこまめに掃除してあげましょう。そうすることで、9月頃また綺麗な花を咲かせてくれます。

冬越し

ペチュニアは本来は多年草なので生育適温の環境で育てれば越冬することも可能です。日本の冬の気温では、室外で越冬することは不可能なので、一年草として扱うことが一般的です。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ペチュニアは株分け、挿し芽で増やせます。挿し芽は6月頃に新芽を種まき用土などのやわらかい土に挿します。半日陰で管理をし、土を乾かさないように注意して管理をします。このようにして株を更新して冬場は室内で管理すれば越冬することは可能です。最近のペチュニアは種ができない品種もありますが、種ができる種類は種で増やすこともできます。

ペチュニアを長く綺麗に咲かせ続けるには?

次々とたくさん花を咲かせてくれるペチュニアですが、その分どんどん栄養も使っていますので、週1回~10日に1度は液体肥料を与えましょう。そして緩効性の置き肥も与えるとさらにいいですよ。種が出来る品種は、種もこまめに摘んであげましょう。

ペチュニアは思い切ったピンチがキーポイント

ピンチとは切り戻しのことを言います。

生育旺盛でどんどん伸びるペチュニアですが、枝の先端に花を付けるので、外側にしか花が付かず、株元の葉っぱがなくなりさみしい状態に…

その場合は、一旦生育期に株元から10cm残して思い切ってピンチします。

ピンチしないと伸びる一方で株元の葉っぱがなくなり、ピンチしても新しい枝がでなくなってしまいます。

ポット苗や小さい鉢植えの場合も株元の葉っぱがなくなってしまう前に、いったんピンチをし分枝させて枝数を増やします。

このように葉っぱのある節でピンチしてください。

 

夏の高温多湿に気を付けて

晩秋まで楽しめるペチュニアですが、高温多湿がやや苦手です。梅雨時期は少し元気がなくなりますので、開花を休ませるのと、風通しをよくする目的で切り戻しを行いましょう。そして枯葉や枯れ枝をこまめに掃除してあげましょう。そうすることで、9月頃また綺麗な花を咲かせてくれます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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