ヒポエステスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ヒポエステス
植物名
ヒポエステス
学名

Hypoestes phyllostachya

英名
Hypoestes
科名
キツネノマゴ科
属名
ヒポエステス属
原産地
マダガスカル

ヒポエステスの特徴

ヒポエステスは葉が独特な色合いをしたキツネノマゴ科の非耐寒性多年草です。ヒポエステスの葉は、全体的に小さな斑点が入る特徴的な見た目をしています。その見た目から和名では「ソバカスソウ」と呼ばれています。

緑地の葉に白、赤、ピンク、などの色鮮やかなまだら模様の色彩が美しく、観葉植物として分類されていることもあります。春から秋は室外で育てることもでき、庭や花壇、寄せ植えなどのカラーリーフとして利用されます。外で育てる場合は、冬前までの一年草として扱われることもあります。

葉っぱが美しい印象が強いヒポエステスですが、環境が合えば初夏に筒状の小さな花が開花します。

ヒポエステスの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 ~30cm程度
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色 紫、白など
開花時期 5月~6月頃

ヒポエステスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
開花

ヒポエステスの栽培環境

日当たり・置き場所

ヒポエステスは日当たりを好みますが、ある程度なら耐陰性もあります。冬以外は室外でも育てることができます。

用土

ヒポエステスは特に土を選ぶ植物ではありません。観葉植物用もしくは草花用の培養土で栽培可能です。

ヒポエステスの育て方のポイント

水やり

土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えましょう。

肥料

緩効性肥料でも液体肥料でも使用しやすいもので栽培可能です。春から秋の生育期に、頻度を守って与えましょう。

ヒポエステスの花を咲かせたい場合は、観葉植物用の肥料の配合だと花が咲きにくい場合があります。観葉植物として育てるのか、それとも外で草花として育てるのかによって肥料を変えるとよいでしょう。

病害虫

ナメクジカイガラムシがつくことがあります。捕殺もしくは薬剤で対処します。

ヒポエステスの詳しい育て方

選び方

株元の葉が黄色くなっていない、葉色が美しい苗を選びましょう。

種まき

ヒポエステスの種は非常に小さく細かいため、風で飛ばないよう注意しましょう。育苗ボックスなどに種をまき、発芽後、本葉が数枚出てきたらポット苗などに植え替えて育てます。

植え付け

初夏から夏に現在の鉢より一回り大きな鉢に植え替えます。ヒポエステスはとても生長が早いので、寄せ植えに使う場合は隣との植物との間隔をとって植え付けます。植え付け時にある程度、切り戻し剪定をしておくとよいでしょう。

剪定・切り戻し

ヒポエステスは葉が茂りやすいため、密集すると内側が蒸れて病気や害虫の原因になります。葉が込み合ってきたら、適時剪定で株を整えましょう。

ヒポエステスは環境が合うと初夏に花が開花します。自然開花は初夏ですが、花つきの苗が秋などにも出回っています。

冬越し

ヒポエステスは耐寒性がさほどないため、冬は室内で管理しましょう。通年、室外で管理する場合は、冬前までの一年草として扱われることが多いようです。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ヒポエステスは挿し木と種まきで増やすことができます。挿し木の適時は5月~8月です。伸びすぎて剪定した枝などを使って、頂点の葉を残し、土に挿す部分の下葉は落とします。挿し木用の土に挿し、土を乾燥させないよう注意しながら、風通しの良い明るめの日陰で管理すると数週間で発根します。

 

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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