サラサモクレンとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
サラサモクレン
学名

Magnolia × soulangeana

和名
更紗木蓮
科名
モクレン科
属名
モクレン属

サラサモクレンの特徴

サラサモクレンは、ハクモクレンとモクレンの交雑種で、両者の中間的な花の形や色をしています。園芸品種の他、自然交雑種もあります。花の形はハクモクレンに似た大輪の花を咲かせます。同じサラサモクレンでも花色に幅があり、淡いピンクから濃いめのピンクまで品種によって違いがあります。

ハクモクレン、モクレン、サラサモクレンの開花時期は3月~4月で、3つの花の開花時期は少しずつずれます。ほとんどの年は、ハクモクレン→サラサモクレン→モクレンの順に開花します。

サラサモクレンは生長すると樹高が7~10m程度の高木となり、雄大に広がった枝にたくさんの大輪の花を咲かせるので、開花時はとても華やかです。

ハクモクレン、サラサモクレン、モクレンと分類されて呼ばれる場合と、これら3つの学名であるマグノリアと呼ばれることもあります。

サラサモクレンの詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
草丈・樹高 7~10m
耐寒性 強い
耐暑性 強い
花色 淡いピンク、濃いピンク、赤紫
開花時期 3月~4月

サラサモクレンの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
肥料

サラサモクレンの栽培環境

日当たり・置き場所

サラサモクレンは、日当たりと風通しの良い所を好みます。日当たりの良い場所で育てたほうが、花付きも良くなります。

用土

水はけが良く、かつ少し湿り気のある肥沃な土を好みます。よほどのやせた土地でなければ問題なく育ちます。

サラサモクレンの育て方のポイント

水やり

地植えは植え付けて根付けば水やりの必要はありません。

サラサモクレンは高木に分類されるので地植え向きですが、鉢で育てる場合は鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと水やりをしましょう。

肥料

落葉期の1月頃、寒肥を株元に施す程度で十分です。たくさん花がついた年は、お礼肥えとして花の開花後にも与えるとよいでしょう。

病害虫

カミキリムシとカイガラムシに注意しましょう。特にカミキリムシに食害されると、枯れてしまう恐れがあります。幹に小さな穴を見つけたらカミキリムシの食害が始まっている可能性があるので駆除が必要です。

カイガラムシ:カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れていきます。

サラサモクレンの詳しい育て方

選び方

サラサモクレンはたくさんの園芸品種が存在します。品種によって花色が様々なので、好みの品種を選びましょう。苗木は株元や幹が太く、枝ぶりが良い苗木を選びます。

植え付け

サラサモクレンの植え付けは、落葉している休眠期に行います。植え付け時に腐葉土や元肥を入れてから植え付けます。植え付け後はたっぷりと水を与えます。

サラサモクレンは、最終的には10m程度に生長する高木です。そのことを考えて植え付け場所を決めましょう。

剪定・切り戻し

サラサモクレンは、自然樹形で栽培するのが向いている樹木です。冬に株元から上に伸びるひこばえなどの不要な枝や混みあっている枝を落とす程度にとどめます。

サラサモクレン

サラサモクレンは、3月~4月に開花します。大木になると、枝一面に大輪の花を咲かせるため、とても華やかな光景となります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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