十月桜(ジュウガツザクラ)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- 十月桜(ジュウガツザクラ)
- 学名
Cerasus × subhirtella
- 科名
- バラ科
- 属名
- サクラ属
- 原産地
- 日本
十月桜(ジュウガツザクラ)の特徴
十月桜(ジュウガツザクラ)は、バラ科サクラ属の落葉高木。コヒガンザクラとマメザクラの交配種だといわれています。名前の由来は、10月頃から咲き始めるから。10月~12月にかけて少しずつ開花し、厳寒期を休んで春にたくさんの花を咲かせます。秋から冬に咲く花は、春に咲く花に比べて小ぶりな印象です。秋から冬の花が少ない景色のなかで白い花を枝にちらちらと咲かせる姿は、雪が舞っているようで美しく、目を引きます。
花色は白、あるいは淡いピンクで花びらは10枚程度、花が終わる頃に出てくる葉は赤みを帯びたグリーンから明るいグリーンに変化していきます。
十月桜(ジュウガツザクラ)の詳細情報
園芸分類 | 庭木、落葉 |
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草丈・樹高 | 3~5m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 白、淡いピンク |
開花時期 | 10月~12月、3月~4月 |
十月桜(ジュウガツザクラ)の育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
剪定 |
十月桜(ジュウガツザクラ)の栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりと水はけの良い場所を好みます。多湿や痩せた土壌では花が咲きにくくなったり、根腐れしやすくなります。盛り土をしたり、腐葉土やたい肥をすき込むなどしておきましょう。
大きくなるので、鉢植えには不向きな庭木です。
用土
多湿地や痩せた土壌では花が咲きにくくなったり、根腐れしやすくなります。盛り土をしたり、腐葉土やたい肥をすき込むなどしておきましょう。
十月桜(ジュウガツザクラ)の育て方のポイント
水やり
根付いてからは、特に水やりの必要はありません。降雨に任せます。
肥料
1月~2月と花後に緩効性肥料や有機質肥料を樹冠下にすき込みます。
病害虫
ウメケムシやモンクロシャチホコが発生することがあります。見つけ次第薬剤を散布するか、小枝ごと切って土中に埋めるなどして駆除してください。
十月桜(ジュウガツザクラ)の詳しい育て方
選び方
枝が真直ぐに伸びて、樹皮にツヤのあるものが良い苗木です。また、根にこぶやカビがないかも確認するようにしましょう。
植え付け
植え付け適期は11月~12月の落葉期です。厳寒期は根に負担がかかるので避けてください。寒冷地では少し暖かくなってから、2月~3月に植え付けるようにしましょう。
剪定・切り戻し
強剪定を嫌うので、自然樹形に任せます。ただし、庭からはみ出してしまった枝、ひこばえ、幹の途中から出てきた余計な枝は、1月~2月に根元で切り詰めます。切り口には癒合剤を塗布するようにしてください。
花
十月桜(ジュウガツザクラ)の花は、10月~12月と3月~4月に咲きます。
冬越し
冬は落葉して休眠しています。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
接ぎ木や挿し木で増やします。