カクレミノとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- カクレミノ
- 学名
Dendropanax trifidus
- 和名
- 隠蓑
- 科名
- ウコギ科
- 属名
- カクレミノ属
- 原産地
- 日本
カクレミノの特徴
カクレミノは、ウコギ科カクレミノ属の常緑低木~高木。カクレミノという名前の由来は、身に着けると姿が消えるという伝説上の宝物「隠れ蓑」に葉のフォルムが似ているからだとされています。
カクレミノの葉は、長さ8~12cm程度、若い枝や木の葉は3~5裂し、成木になると楕円形、葉の表面にはっきりとした3本の葉脈が走っています。葉の寿命は1年半~2年で、2年目の秋になると黄色くなって落葉します。7月~8月に枝の先からボールのようなフォルムの集合花を咲かせ、果実は10月~11月に黒く熟します。樹高3~8mと小ぶりで、枝が暴れないので剪定の手間がかからず、常緑で葉の密度が高いこと、耐陰性が強いことなどから、目隠しや日陰のお庭で好まれます。また、神前の供物の下敷きにカクレミノの葉を使用する地域もあることなどから、神社の植栽として見かけることの多い樹木です。
カクレミノの詳細情報
園芸分類 | 庭木、常緑 |
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草丈・樹高 | 3~8m |
耐寒性 | 普通 |
耐暑性 | 普通 |
耐陰性 | やや強い |
花色 | 黄緑色 |
開花時期 | 7月~8月 |
カクレミノの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
結実 | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
植え替え |
カクレミノの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所から半日陰で育てられます。
用土
排水性と保水性の良い土壌を好みます。
鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。
カクレミノの育て方のポイント
水やり
根付いてからは降雨にまかせます。
鉢植えは、表土が乾いたらたっぷりと水やりしましょう。
肥料
植え付け時に元肥を施せば、その後は必要ありません。生育が良くないときは、様子を見て施肥を行ってください。
病害虫
日当たり、風通しが悪いとカイガラムシの被害にあうことがあります。見つけ次第こそぎ落としましょう。
カクレミノの詳しい育て方
選び方
葉の色つやが良く、主幹がしっかりとしているものを選びましょう。
植え付け
植え付け適期は、4月~5月、9月~10月です。根鉢のサイズの倍程度の幅と深さの穴を掘り、元肥として腐葉土や堆肥(もしくは緩効性肥料)を混ぜ込んで植え付けます。植え付けたらたっぷりと水やりを行いましょう。
剪定・切り戻し
自然樹形で整うので、強剪定の必要はありません、伸びすぎた枝など、邪魔になるような枝を適宜整理するようにしましょう。
植え替え・鉢替え
植え替え適期は、4月~5月、9月~10月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。
花
7月~8月にボールのようなフォルムの黄緑色の花を咲かせます。
冬越し
常緑樹なので、冬もグリーンの葉を絶やさず越冬します。特に必要な冬越しの作業はありません。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。