ローマンカモミールとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ローマンカモミール
- 学名
Chamaemelum nobile
- 英名
- Roman chamomile
- 和名
- カミツレ
- 科名
- キク科
- 属名
- カモミール属
- 原産地
- アジア、ヨーロッパ
ローマンカモミールの特徴
一般的に知られているジャーマンカモミールは、キク科の一年草のハーブですが、ローマンカモミールは多年草です。(植物分類の属は、ジャーマンとローマンでは違います)
ジャーマンカモミールが上に伸びるのに対して、ローマンカモミールは、横に這うように広がります。リンゴの香りがすること、踏み付けにも強いことから、「香りのする芝」と表現されることもあります。
ローマンカモミールの花は、ジャーマンカモミールと同様、白い花が咲きます。花のサイズはジャーマンよりローマンの方が少し大きめ、花の数もジャーマンよりは少なめです。
ローマンカモミールの詳細情報
園芸分類 | ハーブ |
---|---|
草丈・樹高 | 20~30㎝ |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 白 |
開花時期 | 5月~6月 |
ローマンカモミールの種類
ノンフラワーカモミール
ローマンカモミールの園芸種。花の咲かない、もしくは咲きにくいグランドカバーとして利用することに特化して作られたカモミール。
ローマンカモミールの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 |
ローマンカモミールの栽培環境
日当たり・置き場所
ローマンカモミールは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。蒸れに弱いので、乾燥気味の方がうまく育つ草花です。
用土
水はけの良い土壌を好みます。鉢植えの場合は、市販のハーブ専用培養土でも問題なく育ちます。
ローマンカモミールの育て方のポイント
水やり
地植えのローマンカモミールは、根付いてからの水やりの必要はありません。
鉢植えのローマンカモミールは、土の表面が乾いてきたら水をたっぷりと与えましょう。ローマンカモミールは高温多湿が苦手なので乾燥気味に管理します。特に夏の水やりは朝の涼しいうちか夕方以降気温が下がってからにしましょう。日中の水やりは照り返しもあり、鉢の中が蒸れてしまう可能性があります。
肥料
ローマンカモミールは多肥は好みません。植え付け時に元肥を混ぜ込む程度で十分です。
病害虫
株と株の間をつめて植えすぎると、蒸れてアブラムシが付きやすくなります。蒸れには弱いので、茎を適度に間引き、風通しを良くするとよいでしょう。また、チッソが多い肥料を与えるとアブラムシが付きやすくなります。
ローマンカモミールの詳しい育て方
選び方
葉の色がきれいな緑色をしていて、しっかりとしている苗を選びましょう。
植え付け
ローマンカモミールの植え付けは、春か秋の陽気の良い時期に行います。蒸れに弱いので、過密に植え込むと傷んでしまいます。株間に余裕をもって植え付けましょう。
剪定・切り戻し
ローマンカモミールは、梅雨から夏にかけて蒸れて株元が傷みがちです。適時、刈り込んだ方が葉の美しさを保ちます。
植え替え・鉢替え
株が生長したら、一回り大きな鉢への植え替えか株分けが必要です。そのままにしておくと香りが弱くなりますので、株分けで増やすとよいでしょう。
花
ローマンカモミールの花はジャーマンカモミールと同様、白い花が咲きますが、花のサイズはジャーマンよりローマンの方が少し大きめ、花の数もジャーマンよりは少なめです。
夏越し
ローマンカモミールは、梅雨から夏にかけて蒸れて株元が傷みがちです。梅雨前に刈り込んでおくと蒸れて枯れるのを防ぐことができます。
冬越し
ローマンカモミールは耐寒性があるため、特別な冬越しの必要はありません。木枯らしが吹く頃、刈り込んでおきましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まき、挿し芽、株分けで増やすことができます。