サンスベリア・ロブスタ・ブルーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- サンスベリア・ロブスタ・ブルー
- 学名
Sansevieria
- 英名
- Sansevieria robusta blue
- 科名
- キジカクシ科(スズラン亜科)
- 属名
- サンスベリア属
- 原産地
- 熱帯アフリカ
サンスベリア・ロブスタ・ブルーの特徴
サンスベリア・ロブスタ・ブルーは、まだあまり出回っていない希少種です。ブルーグレイの葉が特徴的で、数あるサンスベリアの中でも人気の高い品種です。
サンスベリアは空気清浄能力が高く、さらには金運をアップさせる開運植物として売られることもあります。
葉に水分を蓄えることが出来るため、乾燥に強く、逆に蒸れに弱い傾向があります。
サンスベリア・ロブスタ・ブルーの詳細情報
園芸分類 | 観葉植物 |
---|---|
草丈・樹高 | 30~50㎝程度 |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
サンスベリアの分類
サンスベリアの分類は少しややこしく、キジカクシ科であったり、リュウゼツラン科であったり、スズラン亜科であったりと様々な表記が見られることがあります。
APG Ⅲ(2009年に発表された新分類表)によればキジカクシ目キジカクシ科スズラン亜科となっています。ちなみにキジカクシとはアスパラガスのことです。
この植物図鑑はAPG Ⅲによる分類を採用しています。
サンスベリア・ロブスタ・ブルーの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え替え | ||||||||||||
肥料 |
サンスベリア・ロブスタ・ブルーの栽培環境
日当たり・置き場所
日光
サンスベリアは日光が好きなので、出来るだけ日当たりのいい場所に置くようにします。
【屋外】
春~秋にかけて屋外で管理することができますが、直射日光を当ててしまうと、刺激が強すぎて葉焼けを起こしてしまうので、30%~50%の遮光をしてください。遮光率はそれぞれの環境に合わせて調整してください。
気温が高ければ高いほど葉焼けは起きやすくなるので、40℃を超える場合は日陰に移すことをおすすめします。
遮光するときに遮光ネットや寒冷紗を使用すると簡単に遮光することができます。遮光ネットと寒冷紗はホームセンターや園芸店だけでなく、100均でも購入することが出来ます。
【屋内】
耐陰性があるので、屋内でも大丈夫です。しかし、サンスベリアは元来日光を好み、日光がよく当たった方が健康な株になるので、なるべく日光が当たる場所に置いてください。
室内だからと言って直射日光を当ててしまうと葉焼けを起こしてしまうので、レースのカーテン越し程度の日光を当てて下さい。
【置き場所】
耐陰性もあるため、室内の日光が入る場所なら大丈夫です。 ただし、エアコンなどの風が直接当たると葉が傷んでしまうので、直接当たらない場所に移動してください。
温度
高温には強い植物ですが、低温には弱いので、5℃以下にならない様に気をつけましょう。
ベランダ等で育てられている方は、外の気温が15℃ぐらいから室内に取り込んで下さい。
気温が10℃前後になると生長が緩慢になります。
用土
サンスベリアは乾燥を好むため、水はけの悪い土を使ってしまうと根腐れを起こしてしまう可能性があります。
そのため、出来るだけ水はけの良い土を使うのをおすすめします。
自分でブレンドする場合は、観葉植物用の土2:赤玉土1:鹿沼土:1の割合でブレンドし、生育環境に合わせて微調整してください。
また、土の表面を赤玉土や化粧砂などの無機質の用土で覆うことでコバエの発生を防ぐことが出来ます。
サンスベリア・ロブスタ・ブルーの育て方のポイント
水やり
サンスベリアは寒さに弱いので季節や気温(室温)によって水やりのタイミングを変える必要があります。
【気温が10℃以上のとき】
主に春~秋の生長期では土の表面が乾燥してから2~3日後にたっぷりと水を与えるようにします。
【気温が10℃以下のとき】
サンスベリアは気温が10℃前後を切ってくると生長が緩慢になってきます。そのため、水をあまり必要としなくなるので、水やりの回数を減らします。具体的には、土が完全に乾燥してから水やりをしてください。
サンスベリアを乾燥させて樹液の濃度を高めることで耐寒性を上げる事が出来ます。
育成環境や個体によって水やりの回数を増やすなど調整してください。
【葉水】
葉水は乾燥を防ぐだけでなくハダニやアブラムシなどの害虫を予防する意味もあるので、毎日1回は霧吹きなどでするようにしましょう。
サンスベリアは葉にホコリが付着しやすいので、葉水のときに濡らしたティッシュペーパーか、ハンディモップを使って拭いて下さい。
肥料
基本的に肥料は無くても良いのですが、与えた方が生長がはやくなります。
冬場の生長が緩慢になるときに肥料を与えてしまうと肥料焼けをする可能性があるので、春~秋の生長期に与えるようにします。
肥料の種類は適切な濃度に希釈した液肥を10日に1回与えるか、緩効性の置き肥を与えてください。
有機肥料ではなく、化成肥料を使うことでコバエの発生を予防することができます。
病害虫
目立った病害虫の被害はありません。
サンスベリア・ロブスタ・ブルーの詳しい育て方
選び方
サンスベリアを買う時は必ず病害虫に注意してください。
ハダニやアブラムシ等が付着している株を買ってしまうと後々株が弱ってしまったり、最悪の場合他の植物へ付着してしまう可能性があります。
サンスベリアは何と言ってもその肉厚な葉が特徴なので、出来るだけ葉が健康的で多く付いており、傷が付いていないものを選んでください。
剪定・切り戻し
サンスベリアは春~秋が生長期にあたるので、春~秋の間に剪定します。
古くなってきた葉や邪魔な葉は思い切って剪定してしまうことをおすすめします。切れ味のいいハサミやナイフを使って剪定してください。
植え替え・鉢替え
サンスベリアは植え替えをしないでいると鉢が根でパンパンになってしまい根詰まりを起こしてしまいます。
そのため、環境にもよりますが数年に1度、1回りくらい大きい鉢に植え替えをする必要があります。
水はけの良い土を使って植え替え、鉢底にはしっかりと鉢底石を入れてください。
植え替え時期は5~8月頃が最適です。
冬越し
気温が10℃以下になったら生長が緩慢になるので、水やりを土が完全に乾燥してから行うようにしてください。
気温が5℃を切ると枯れてきてしまうので、切らないように10℃前後になったら室内に入れるか、温室内でファンヒーターなどを使って保温してください。
ファンヒーターなど暖房器具を使う場合は火事に注意してください。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
株分けと葉挿しによって、殖やすことができます。タイミングはいずれの場合も5~6月です。
葉挿しは10cm程度に切って、生長点を上にして土か水に挿します。水挿しにした場合は根が出るまで水を毎日交換してください。