シンビジウムとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • シンビジウム
植物名
シンビジウム
学名

Cymbidium

英名
Cymbidium
科名
ラン科
属名
シンビジウム属
原産地
インド、ミャンマー、タイ、中国、フィリピン、インドネシア

シンビジウムの特徴

シンビジウムは、ラン科シンビジウム属のランです。原産地では樹に着生したり、根元に地生したりしています。シンビジウムが最初に発見されヨーロッパに紹介された18世紀後半以降、インドからイギリスへ各種のシンビジウムが送られ、たくさんの交配種が作出されました。花茎が直立するタイプや弓状になるタイプ、下垂するタイプとあり、また花の大きさも10cm以上の大型種から3cm程度の小型種まであります。

日本には明治以降に入り、贈答用の鉢花として人気があります。花の観賞期間が長く、コチョウランと並ぶ人気の洋ランで、切り花でも出回っています。

シンビジウムの詳細情報

園芸分類 ラン
草丈・樹高 30cm~1m程度
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
花色 白、ピンク、赤、黄色、オレンジ、グリーン、茶、複色
開花時期 12月~4月頃

シンビジウムの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
植え替え
肥料
開花

シンビジウムの栽培環境

日当たり・置き場所

春から秋は強い直射日光を避けた屋外で育てられます。冬は日当たりの良い室内に取り込んで管理しましょう。

用土

洋ラン用の土として販売されているものの多くはシンビジウム用に適した土になっています。軽石やバーク、日向土などがミックスされていて水はけが良く、手軽に利用できます。

シンビジウムの育て方のポイント

水やり

基本的には株元の土が乾いたら水やりをします。真夏には朝方に水をやるほか夕方に鉢の周囲に水をかけて涼しくしてやるとよいでしょう。冬場の花芽が伸びる時期にはたくさん水を吸うので、水切れに注意してください。

肥料

液肥を規定倍率に薄めて4月下旬から9月下旬ごろまで与えます。また別に置き肥を5月~7月まで鉢の縁に施します。それ以外の時期はしっかりと肥料が切れるようにメリハリをつけると花芽が多くなります。

病害虫

ウイルス病、炭疽病灰色かび病があります。ウイルス病は薬がないのでかかったら処分するほかありません。

シンビジウムの詳しい育て方

選び方

小さな苗を購入すると開花まで3~4年かかるので、花芽が上がっている株を入手するとすぐに花が楽しめます。

植え付け

鉢底にシンビジウム用の土を入れ、株を据えてみて深植えにならないように高さを調節します。根鉢は崩さずに鉢の周囲に新しい土を入れ、隙間が出来ないように棒などで突いたり鉢を叩いたりしながら土をつめます。最後に透明な水が出てくるまで水をやり、日当たりと風通しの良い場所で管理します。

植え替え・鉢替え

植え替えは4月~5月頃が適期です。

シンビジウム

シンビジウムは12月~4月頃開花します。

夏越し

真夏の直射日光は避け、風通しの良い場所で管理します。

冬越し

冬は気温が下がり始めたら日当たりの良い室内に移動させます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

シンビジウムは株分けで増やせます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。
監修している植物一覧を見る
植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

人気の植物ランキング