ワケギ(わけぎ、分葱)の育て方・栽培|植物図鑑

植物名
ワケギ(わけぎ、分葱)
学名

Allium×wakegi

英名
Wakegi green onion
和名
分葱
科名
ヒガンバナ科(ユリ科)
属名
ネギ属
原産地
ギリシア、シベリアなど

ワケギ(わけぎ、分葱)の特徴

ワケギはネギによく似た形状をしていますが、ネギと玉ねぎ(エシャロット)の交雑種です。その証拠に根元の部分が少しふっくらとしています。

薬味として食卓によくのぼるネギ属の植物で、育てやすく何度も収穫できることから、野菜の栽培入門として初心者の方におすすめです。 秋に球根を植え付けておけば、あとはほとんど放置していてもどんどん生長してくれます。

一般的なネギは種で育ちますがワケギは鱗茎から増える野菜です。そのため、ワケギの名前の由来が株分けで増えていくことから「ワケギ」と名付けられられたようです。

ネギと同じように、ワケギも根に病原菌の拮抗微生物が共生しています。この拮抗微生物は、土壌における病害を防ぐことができるうえ、独特なワケギの臭気が害虫を遠ざけるため、コンパニオンプランツとして他の野菜と混植することができます。混植する作物の例として、ウリ科、アカザ科、ナス科などの野菜と相性が良いようです。

ワケギ(わけぎ、分葱)の詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 25~30cm
耐寒性 やや強い
耐暑性 やや弱い
耐陰性 やや弱い

ワケギ(分葱)の種類・品種

ホームセンターでは、ワケギとしてひとくくりに扱われていますが、約30種ほど品種があります。

日本一のワケギ産地である広島県を中心に、現在も品種改良が進められています。「ワケギ12号」「ワケギ13号」は従来の早生種よりさらに生長が速く、3~4週間で収穫が可能です。食べにくい株元のふくらみも小さいのが特長です。 「宜野座」はわけぎとエシャロットの「戻し交配」から生まれた品種です。

ワケギの保存方法

ワケギは乾燥に弱いので、収穫後は早めに使い切りましょう。すぐに使わない場合は細かく切り、密封袋に入れて冷凍庫で保存し、薬味などに使用しましょう。

ワケギのレシピ

ワケギの代表的なレシピは、酢味噌であえる「ワケギのぬた」です。

1. ワケギはさっとお湯で湯通しておきます。

2. ぬたは 鍋に味噌、砂糖、みりん、だし汁を入れ火にかけます。

3. 砂糖が溶けたら、練りからしと酢を加え、ワケギと合わせます。

ワケギ(わけぎ、分葱)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
収穫

ワケギ(わけぎ、分葱)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い、風通しの良い環境を好みます。

温度

生育適温は15~20℃です。

用土

プランター栽培の場合は、野菜用の培養土で育てましょう。
畑栽培の場合は、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。

ワケギ(わけぎ、分葱)の育て方のポイント

水やり

プランターの場合は表土が乾いたらたっぷりと。地植えでも乾きすぎるようなら灌水します。乾燥が続くと育ちが悪くなります。

肥料

葉が20cmほどまで伸びた時期から、2週間に一度を目安に追肥します。

病害虫

ネギ科全般の特徴として、病害虫への強さが挙げられます。しかし、球根を掘り上げず放置しておくと虫がつきやすくなります。

ワケギ(わけぎ、分葱)の詳しい育て方

選び方

球根が初夏から出回るようになります。病害虫が付いていない、充実した鱗茎を選びましょう。

植え付け

夏から秋に鱗茎を10~15cm間隔で植え付けます。初夏のうちに植え付けておけば、年内から収穫が可能です。

植え替え・鉢替え

植え付けた鱗茎は分けつしながら大きくなっていきます。込み入ったワケギの鱗茎は葉の部分が枯れる5月頃に掘り上げ、風通しの良いところに貯蔵します。植え付けの際に、大きい鱗茎は1個ずつ、小さい鱗茎は2〜3個ずつに分けて植え付けましょう。

日本の在来種のワケギは、ほとんどとう立ちしないため、花は咲かないようです。

収穫

20~30cmほど伸びたら収穫の時期です。株ごと収穫するか、株元を5cmほど残して収穫することによって次に収穫する新芽が伸びやすくなります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

分球によって増やします。親となる種球は収穫を控え、球根がよく肥えるようにしましょう。

リボベジ

ワケギは畑栽培だけでなく、ベランダでも簡単にプランターで育てることができます。

もっと気軽な栽培方法は、買ってきた根の付いたワケギで「リボベジ(再生野菜)」として水耕栽培することも可能です。キッチンガーデンの第一歩として簡単に育てられますのでお試しください。

栽培方法

1. ワケギの根元を5cmほど残します。

2. 器にワケギの根元を入れ、水を注ぎます。その際、ワケギが水に浸かりすぎると、腐りやすくなります。ワケギの根が水に浸る程度の水の量を心がけましょう。

3. 水は毎日取り換えましょう。特に夏場は水が腐りやすく、菌が繁殖しやすいため、こまめに取り換えましょう。

4. 容器やワケギの根元にぬめりがないように、綺麗に洗いましょう。

5. 腐ってしまったワケギは、すぐに破棄しましょう。

6. 菌の繁殖に注意し、薬味のような生食は避け、必ず火を通しましょう。

7. 引き続き育てたい場合は、土に植えて栽培することをおすすめします。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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