たらの芽の育て方・栽培|植物図鑑

植物名
たらの芽
学名

Aralia elata

英名
Japanese Angelica-tree
別名・流通名
たらんぼの芽
科名
ウコギ科
属名
タラノキ属
原産地
日本

たらの芽の特徴

たらの芽とは、タラノキの葉が開く前の新芽の部分をいいます。

タラノキの高さは2~4mほどの落葉低木で、北海道から九州まで広く分布している日本原産の樹木です。

日当たりの良い、平地から高山までの幅広い場所で繁殖しています。

自生しているタラノキにはとげのある品種が多くみられ、枝にバラのようなとげがビッシリついていることから、別名「オニノカナボウ」とも呼ばれています。このようにとげのあるタラノキを「オダラ」と呼んでいます。

自生するタラノキと違い、栽培するタラノキにはほとんどトゲのあるものはありません。とげのない種類のタラノキは主にメダラと呼ばれています。

ちなみに、乱獲により自生しているタラノキが減っていることが懸念されていますので、採取はご自身の土地にあるたらの芽だけにし、自生しているたらの芽の採取は控えましょう。

たらの芽の収穫の時期は、寒い冬が明けた春の時期です。天ぷらにして食べるとほのかな苦味がとても美味しいたらの芽は、山菜の王者と呼ばれるに相応しい春の食材です。

たらの芽の詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 2~4m
耐寒性 強い
耐暑性 やや弱い
耐陰性 弱い
花色 白色
開花時期 8月頃

たらの芽の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え付け
収穫(翌年)

たらの芽の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりの良い、風通しの良い環境を好みます。

用土

プランター栽培の場合は、野菜用の培養土で育てましょう。保水性のある土壌が最適です。
畑栽培の場合は、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。
早い段階で肥料が多いと根が腐りやすくなったり、初期生育で徒長して軟弱になってしまうので、元肥は少なめで、緩効性の肥料を使用しましょう。

たらの芽の育て方のポイント

水やり

タラノキは排水不良の土壌を嫌うので、乾いたらたっぷりと与えるようにして、過湿状態にならないように注意しましょう。

肥料

畑で育てている場合は、1年目の頃はあまり肥料を必要としません。2年目以降の収穫が始まった頃から月に1度ほど追肥をしましょう。
プランター栽培の方は、春に植え付けてから3~4か月経過した7~8月の生育期の頃に追肥を1回、9~10月頃来年の収穫に備えるための追肥を1回行いましょう。

病害虫

病気はそうか病に注意しましょう。そうか病は6~7月の雨によって発生、拡散しやすい病気です。

たらの芽の詳しい育て方

選び方

発芽しやすいように、1年間タラノキを育てた株から採取した7cm位の大きさの根を選びましょう。
種根を用意したら乾燥させないように管理し、できるだけ早く植え付けましょう。

植え付け

株間60~80cmほどの間隔をとり、タラノキの種根を少し斜めにして植え付け、2~5cm位覆土をします。

剪定・切り戻し

タラノキは、植え付けてから1年で20~60cm位生長します。
タラノキをあまり大きくしないようにするために植えつけてから2年目の苗は、 高さ20cm 程で芽になる部分を4~5芽残して剪定します。
3年目以降は、毎年その年に伸びた枝に1~2芽を残して剪定をします。

多数の白い小花を咲かせます。

収穫

落葉低木のタラノキが葉を落とし、寒い冬を越え、2年目の春を迎えた4~7月にたらの芽の収穫を迎えます。
たらの芽は最初に茎の先端にある頂芽が発芽し,次に上から順番に茎の側面からでる側芽が出てきます。
たらの芽の収穫は、頂芽や側芽の新葉の開かないうちに収穫します。
収穫する際は側芽を全てとってしまうとタラノキが枯れてしまうので、頂芽のみの収穫、または側芽も1個ほどの収穫に留めるなどして育てましょう。

除草

タラノキを元気に育てるために、初期の頃の除草対策はしっかりと行いましょう。

ふかし栽培

スーパーで販売されているたらの芽の多くは、ふかし栽培で育てられたものがほとんどです。

ふかし栽培とは、一定温度に保たれたビニールハウスの中で30cmほどのタラノキの枝を、おが屑や水などに挿して栽培する方法です。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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