菜の花(菜花)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
菜の花(菜花)
学名

Brassica rapa

英名
Turnip rape, Chinese colza
和名
菜の花
別名・流通名
花菜(はなな)、菜花(なばな)
科名
アブラナ科
属名
アブラナ属
原産地
地中海沿岸、東アジア、北ヨーロッパ

菜の花(菜花)の特徴

菜の花(菜花)は、つぼみや花茎、若葉の部分を食する、ほろ苦い味が特徴的なアブラナ科の野菜です。

菜の花は、「菜花」「花菜」と呼ばれることもあります。というのも、アブラナ科の黄色い花を一般的に菜の花といいますが、菜の花と呼ばれるもののなかには観賞用、菜種油の原料となるナタネ、食用の菜の花などがあり、品種がそれぞれ異なります。

菜の花(菜花)は、開花する前のつぼみの状態で収穫するほうが苦味が少なく、柔らかいため美味しく食べることができますが、採り遅れて花が咲いてしまっても、黄色い菜の花(菜花)は観賞用としても十分楽しむことができます。

菜の花(菜花)は大変耐寒性に優れています。日当たりの良い環境で育てることで、冬も枯れずに生育します。

菜の花(菜花)の詳細情報

園芸分類 野菜
草丈・樹高 60~80cm
耐寒性 やや強い
耐暑性 やや弱い
耐陰性 やや弱い
花色 黄色
開花時期 2月~3月

菜の花(菜花)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
収穫

菜の花(菜花)の栽培環境

日当たり・置き場所

菜の花(菜花)は日当たりを好みます。風通しの良い場所で育てましょう。

温度

菜の花(菜花)の生育適温は15~20℃です。

用土

プランター栽培の菜の花(菜花)は、野菜用の培養土で育てましょう。

畑栽培の菜の花(菜花)は、堆肥や元肥を入れる2週間前位には石灰を入れ耕しましょう。その後堆肥と元肥を入れ土になじませましょう。

菜の花(菜花)の育て方のポイント

水やり

生育初期のころは葉と根にしっかりと水を与え、元気に生育しましょう。その後の水やりは、乾いたらたっぷり水を与えます。

肥料

種まき後、月に1度追肥をします。特に収穫以降の肥料切れは、菜の花(菜花)の品質を落とすので、忘れずに追肥を施しましょう。

病害虫

害虫はアブラムシ、アブラナ科の葉を食害するコナガ、アオムシが発生します。

病気は、アブラナ科の野菜に発生しやすい白さび病に注意しましょう。白さび病に感染した葉の裏をめくってみると、白く少し隆起したものが付着しています。白さび病は、雨が続き湿度が高い状態の時に発生しやすくなります。被害にあった葉は取り除き、風通しの良い環境で育てましょう。

菜の花(菜花)の詳しい育て方

選び方

菜の花は、「菜花」「花菜」と呼ばれることもあります。というのも、アブラナ科の黄色い花を一般的に菜の花といいますが、菜の花と呼ばれるもののなかには観賞用、菜種油の原料となるナタネ、食用の菜の花などがあり、品種がそれぞれ異なります。用途にあった品種を選びましょう。

種まき

すじまき、点まき、いずれのまき方でもかまいません。深さ1cmほどのすじを作り、1cm間隔で種をまいていきます。点まきの際は、1か所に3~4粒程まきます。

間引き

生育の段階に応じて間引いていきましょう。

本葉がそろった頃、本葉が2~3枚の頃に混み入ったところを間引きます。菜の花(菜花)の草丈が5~6cmの頃には、株間10~20cmはとりましょう。

2~3月頃アブラナ科特有の黄色い花を咲かせます。

収穫

菜の花(菜花)の花茎が10~15cm位で、つぼみが膨らんできた頃が収穫時期です。花が咲いてしまうと食味が落ちますので、蕾の段階で収穫しましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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