スプレー咲きのお花が可憐に変身♪アレンジ自在なお花のブレスレットの作り方
三原広美
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一本の茎が先端で枝分かれして、多数の花を付けるスプレー咲きのお花は見た目も華やかで、その場を明るくしてくれます。たくさんお花を咲かせるスプレー咲き。お花を小分けして、花のブレスレットを作りました。
目次
スプレー咲きのお花
枝分かれした先に多数のお花を付けるスプレー咲き。小さいお花がたくさん咲きこぼれる様子を眺めるだけで、気持ちも華やぎます。
ブレスレットに使用したスプレー咲きのお花
ボリュームいっぱいのスプレー咲きのお花をお花屋さんで見つけました。
ブリトニー(あるいはブリトーニ)
淡い桃色が愛らしいスプレーバラのブリトニー。お花全体が丸いフォルムで、横から見るとカップのようにかわいらしい形をしています。
ブプレリウム
明るい緑色で、萼(がく)が星の形で、黄色の小さなお花が可憐に咲きます。細い茎をとり囲むような丸い葉が合わさった、繊細で優しい雰囲気のあるお花です。
サンティニ・インヤン
花の大きさが親指ほどのかわいらしい小輪のスプレーマム。インヤンという品種は花芯(花心)の色が濃く、色はピンク色にも薄いむらさきのモーブ色のようにも見える落ち着いた印象のあるお花です。
サンティニ・カリメロ
インヤンと同じく小輪のスプレーマムの一種カリメロ。ポンポンタイプでまんまるでモコモコした感じのお花です。
スプレー咲きのお花を使ったブレスレットの作り方
スプレー咲きのお花を使って、ブレスレットを作ってみましょう。
ブレスレットを作る道具と材料
お花以外に必要な道具と材料です。
フローラテープ(ライトグリーン)
フラワーアレンジメントに使われる素材です。ホームセンターや手芸材料店、インターネット通販などで購入できます。お花の茎の色に合わせてライトグリーンを使用します。
地巻きワイヤー(グリーン)#24
ブーケを作るのに利用される素材です。フローラテープと同様、ホームセンターや手芸材料店、インターネット通販などで購入できます。こちらも、お花の茎の色に合わせて、緑色の紙が巻いてある地巻きワイヤーを利用します。手で加工しやすく小さなお花にも使いやすいサイズの#24を利用しています。
ニッパー
ワイヤーをカットするのに利用します。
はさみ
麻ひもやキッチンペーパーをカットするのに利用します。普段ご家庭で使っているハサミで大丈夫です。
キッチンペーパー
生花を保水するのに、小さくカットして利用します。
ブレスレットの土台にする麻ひもやリボン
ブレスレットの土台に利用します。お好みのものをご準備ください。
ブレスレットの作り方(下準備)
まず最初に下準備をしておきます。
1. 地巻きワイヤーを半分程度にカットする
地巻きワイヤーをだいたい半分のところでニッパーを使ってカットします。その後で、さらに半分に折っておきます。お花と同じ数を準備します。
2. お花を茎の部分を2-3cm残してカットする
茎の部分を2-3cm残して斜めにカットします。ワイヤーを巻くので、若干茎を長めに残した方が作業しやすいです。余分な葉っぱがある場合には取ります。
3. キッチンペーパーを2cm四方にカットする
保水するために茎に巻いて利用します。利用するお花の数だけ、巻きやすいサイズにカットしておきます。
4. フローラテープをカットする
フローラテープをカットします。ここでは、お花に巻き付けるのに6-7cm程度、ひもに巻き付ける時に使うものを15cm程度、ひもにお花を付けていくのに5cm程度にカットして使っています。長さはご自身で扱いやすいサイズに調整してカットしてください。
ブレスレットの作り方(本体)
次にブレスレットを作っていきます。
1. カットしたお花にワイヤーを巻き付ける
地巻きワイヤーをUピンのように半分に折ったところに茎に当てて、ワイヤーの片方を茎に2-3回巻き付けます。「巻きどめ」とか「ツイスティング」と呼ばれているお花のワイヤリング方法です。ブプレリウムのように茎が細いお花の場合には、ワイヤーを先端に輪を残して一度ねじった後で、穴に茎を通し、それからワイヤーの片方を茎に2-3回巻き付けるようにするとやりやすかったです。
2. カットしたキッチンペーパーをお水で濡らして、茎の切り口を覆うようにして巻く
カットしたキッチンペーパーをお水に濡らし、茎の切り口から少し上の方まで包帯を巻くように包みます。巻いているときにお水が垂れてくる場合がありますので、作業台は濡れてもよい状態にしておく方がよいです。
3. フローラテープをカットしたものをキッチンペーパーの上から巻く
保水用のキッチンペーパーを巻いた上からフローラテープを巻きます。ポイントは、フローラテープを巻く前に、テープの両端を引っ張って伸ばしておくことです。あらかじめ伸ばしておいたほうが巻きやすくなります。フローラテープを巻いたら、茎を2-3cm残して余分なワイヤーはニッパーでカットしておきます。
4. ブレスレットの土台にするひもを50cmにカットし、真ん中の3分の1程度をフローラテープで巻く
ブレスレットの土台にするひもを50cmにカットし、真ん中の3分の1程度をフローラテープで巻きます。
5. 作りたいブレスレットのイメージで花をまとめ、向かって右側から順番にひもにフローラテープを使って取り付ける
作りたいブレスレットのイメージを思い浮かべて、花を使いながら小さいブーケのようにまとめてみます。向かって右から上下に順番にひもに取り付けます。フローラテープをあらかじめのばしておき、お花のワイヤー部分をフローラテープによって、ひもに巻き付けていきます。ここでは、ブプレリウム→サンティニ・カリメロ(白)→サンティニ・カリメロ(紫)→スプレーバラ→スプレーバラ→サンティニ・カリメロ(紫)→ブプレリウム→サンティニ・インヤンの順番で巻き付けています。
5. 出来上がり
手首にひもを結び付けて、ブレスレットの出来上がりです。
スプレー咲きのお花を使った楽しみ方
スプレー咲に、大輪のお花を合わせたブレスレット
こちらのブレスレットは、ラナンキュラス、スプレーバラ、ユーカリを組み合わせて作りました。スプレー咲きのお花に、大きめのお花を組み合わせると、より華やかな印象になります。草花の組み合わせやお花の色によって、本当にたくさんのアレンジができます。その時の気分やシーンに合わせて、お好みのブレスレットに仕上げてみてくださいね♪
ポンポン咲きでヘアアクセサリー
スプレー咲きのひとつひとつのお花は小振りで愛らしい印象があります。小分けに切り分けて集めて小皿に生けるだけでも可愛いですね。
ポンポン咲きのサンティニ・カリメロで、自宅にあった古いカチューシャを加工して、ヘアアクセサリーを作ってみました。ブレスレットと同じ手順で作れます。
一度作り方を覚えてしまうと、たくさんのアレンジができるお花を使ったアクセサリー。お花をちょっと身辺に添えるだけで、気分も華やぎます。子どものお誕生会、お友達とのパーティー、謝恩会や卒業パーティーなど、特別なお祝いの席にお花を身に付けるだけで、お祝いの気持ちと一緒にまわりにも幸せが広がりそうです。
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