死骸にも要注意!毛虫(ケムシ)の駆除・対策・予防法
LOVEGREEN編集部
このライターの記事一覧
暖かい季節に特に気になる害虫「毛虫」。毛虫は人にも被害が出るので要注意ですよね。毛虫の安全な駆除方法をご紹介します。
目次
■毛虫とは
毛虫とは
毛虫は主に蛾の幼虫で、4月~11月頃に大量発生します。毛虫の毛には毒があり、抜け殻でも毒は残っています。
基本的に人を襲ってくることはありませんが、毛虫がいることに気付かずにうっかり触ってしまったり、木の上から落ちてきて刺され、腫れあがることもあります。毒性の強いチャドクガの毛虫は風で飛ばされてきた毒毛に、知らずに触れただけで炎症を起こす事もあります。
毛虫が発生する原因
毛虫は、主に果樹や花木などの樹木に発生します。自分の庭では対策をしても発生する場合は、近所の庭や畑、街路樹からきていることもあります。
毛虫がつきやすい植物
葉が柔らかく繁茂する木は毛虫の好物になるので、特に桜や梅、紅葉、カエデ、椿、さざんか等は注意が必要です。椿にはチャドクガ等の毒性の強い蛾の毛虫が着く事があります。
草花には樹木と比べるとあまりつきませんが、蝶の幼虫がつく事があります。
毛虫を放っておくと?
毛虫を放っておくと、うっかりと触ってしまう危険性があり強いかゆみなどの炎症を起こすので注意が必要です。また、毛虫は生長するために葉を食べ続け育った葉をあっという間に食べてしまいます。死んだ毛虫でも毒針は残っていて、それによって被害が起きる可能性は十分にあります。
毛虫がつく前に気をつけたいこと
・葉の裏をこまめに確認
・木酢液を100倍に薄め、毛虫が発生する前から定期的に散布する。
・木の剪定をして風通しを良くする
・ニームオイルを使用
▼編集部おススメ
毛虫が発生したら
殺虫スプレー
殺虫スプレーをする時には、マスクやゴーグル、手袋が必要です。それほど強い薬なので、散布のしすぎは木に影響が出ます。また、毛が飛散することもあるので気をつけましょう。死骸を残しておくと、毒針がそのまま残ることになるので、その後の処分が必要になります。
1匹ずつ駆除
箸・ピンセット・高枝ばさみなどで捕殺します。取った後は焼却か熱湯で処理しましょう。大きい毛虫はたくさんいるように見えて少なかったりもするので、1匹ずつ駆除してもそこまで重労働にはなりません。こちらも、肌を露出しない格好と手袋などで安全に行うことをおすすめします。
天敵の鳥に任せる
鳥はどのくらい食べてくれるかはわかりませんが、触るのも近寄るのも嫌!という方には良いかもしれません。置き餌をしてあげると、ここは餌をくれる場所だと鳥が覚えて、よく来てくれるようになり毛虫も駆除してくれます。
いかがでしたか?毛虫は人にとっても危ない虫なので、駆除するときも気を付けて行いたいですね。
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「死骸にも要注意!毛虫(ケムシ)の駆除・対策・予防法」の記事をみんなにも教えてあげよう♪