「ピートモス」の使い方や特徴、効果的に使用する簡単なコツ
LOVEGREEN編集部
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ピートモスを使うときの注意点
酸度
無調整のピートモスはpH3.8~4.8程度
pH調整済のものはpH6前後
ピートモスは、酸度が調整されていないものは酸性です。ピートモスを使いたいけど酸性になるのは困るという場合は、酸度調整済みで酸性に傾いていないものを使うか、アルカリ性の改良用土も一緒に使用しましょう。使用目的によって無調整にするのか、pH調整済のものを買うのか選びましょう。
産地
ピートモスは産地によって品質が違います。主に、日本ですと北海道産、海外だとカナダ産・ロシア産などがあります。海外産のピートモスの方が酸度が高い傾向がありますので、無調整のピートモスは必ず購入するときにpHを確認しましょう。
見極め方
品質の良いピートモスを見極める方法として、ピートモスをよく観察して見てください。
・キメが細かく、不純物が少ないものは水になじみやすい。
・サイズがバラバラで不純物が混じっているものは水がなじみにくい。
容量
ピートモスは小さいものは2Lから、海外産の圧縮された大容量のものまで販売されています。ブルーベリーなどの果樹にピートモスを用意しようとお考えの方は、例えば1~2年ものの果樹ならプランターの容量は5L位のものになりますし、2~3年ものの果樹ですとプランターの容量は9L位です。
海外産の大きいものは、だいたい100L位の圧縮袋に入っていて、復元すると倍の200L程の量になります。その他に、Q(キュービック)という表記もあり、縦1フィート(30.48cm)横1フィート(高さ1フィートの立法体の大きさで、L(リットル)に直すと1Qは約28.3Lです。
例えば6Q入りと記載があれば「6×28.3L=169.8L」袋のサイズはだいたい「90×50×35cm」その圧縮されたピートモスが復元すると「320L」と想像以上の大きさですので、注文する際はしっかり容量を確認しましょう。
水分
ピートモスは、十分に水を吸っていない状態で使ってしまうと、逆に保水性が悪くなってしまうので気をつけましょう。保管してあったピートモスが乾燥してしまったら、長時間水につけ徐々に水になじませます。しっかり水を吸収させてから用土に使用しましょう。
いかがでしたか?
一般的な果樹は弱酸性を好むのに対して、ブルーベリーは酸性の用土で育てなければ元気に生育しません。ご自宅のブルーベリーの植え替えには、酸性の性質をもち、保水性・保肥性・通気性のあるピートモスを賢く使って美味しいブルーベリーを収穫してくださいね♪
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