観葉植物の植え替え手順とマグアンプシリーズの使い分けを解説!
LOVEGREEN編集部
このライターの記事一覧
春~初夏にかけては、観葉植物の植え替えに最適の時期です。特に5月~6月は観葉植物の植え替えトップシーズン。週末の1日を、観葉植物のお手入れで楽しんでみませんか?
目次
- 観葉植物を植え替えるなら5月~6月がおすすめ
- 観葉植物の植え替えが必要な理由は?
- 観葉植物の植え替え手順
- 植え替え時に欠かせない元肥って?
- 定番肥料マグアンプシリーズの種類と使い分け
- 観葉植物の植え替えはくるみどりちゃんねるでも紹介中!
観葉植物を植え替えるなら5月~6月がおすすめ
春は、気温が上昇し、日照時間が長くなることで、植物の成長が活発になります。また、春先には新芽が出始める時期でもあり、植え替えによって新しい土壌や栄養分を取り入れることで、成長を促進することができます。
一方で冬や秋は気温が下がり植物の成長が鈍化するため、植え替えをするとストレスを与えてしまい、最悪の場合枯らしてしまうことも…。
観葉植物の植え替えで特におすすめの時期が、5月~6月にかけて。気温も安定し、夜間の室内温度も寒くないと感じるこの時期は、観葉植物の衣替えにうってつけです。
それでは、観葉植物を植え替える理由や、その手順、植え替え時にマストで行っておきたい作業などを紹介していきます。
観葉植物の植え替えが必要な理由は?
ところで、なぜ観葉植物は植え替えが必要なのでしょう?
「別に何年も同じ鉢で育てていても問題ないけど…」という人もいるかもしれませんが、実は植え替えをしない観葉植物には多大なストレスを与えてしまっているかもしれません。
観葉植物を植え替えるメリット
①根詰まりの解消
1年以上同じ鉢の中で育てている観葉植物は、鉢の中で根がぎゅうぎゅうに混みあってしまい、窒息状態に。これでは必要な水分や栄養分をうまく吸収することができず、生長が停滞してしまいます。植え替えによって、根詰まりを解消し、新しい栄養を吸収できる環境することができます。
②栄養補給
古い土には病原菌や害虫がつきやすく、植物に影響を与えることがあるため、新しい土に入れ替えることで、健康な状態を維持することができます。また、この際に肥料を与えることで、栄養をたっぷり吸収して元気に育つようになります。
③サイズの調整
同じサイズの鉢で育て続けると、植物は大きくなりたいのに鉢のサイズ以上に大きく生長できません。子どもが生長しているのに、サイズが小さくなった服をぴちぴちに着させているような状態です。それはかわいそうですよね。生長サイズにあわせてひとまわり大きい鉢に植え替えてあげることも重要です。
④夏の暑さを乗り切る体力をつける
春に植え替えをすることで、植物が夏の暑さに耐えるために、新しい土壌や栄養分を取り入れることができます。夏には水分や栄養分の蒸発が激しくなるため、健康的な成長を維持するためにも、春に植え替えを行うことが重要です。
観葉植物の植え替え手順
①新しい鉢を用意する
今植えてある鉢より、ひとまわり大きい鉢を用意します。いきなり極端に大きな鉢に植え替えると根と土の量がアンバランスになり上手く育たないので、今より少し大きめの鉢を選びます。
②古い鉢から植物を取り出す
③古い土をやさしく取り除く
③新しい鉢に、新しい土と元肥を入れる
土を鉢の1/3程度まで入れて、植物を仮置きして高さが決まったら、元肥を土に混ぜ込みます。大型の観葉植物であれば、先に鉢底石をいれてから土を入れると、より水はけがよくなります。
④土を隙間なく入れ込んでいく
残りの土を鉢の端から5cm下ぐらいまで入れていきます。
割り箸などで土をつつくと、植物と鉢の間に上手に土が入っていき、植物が安定しますよ。
⑤最後にたっぷり水やりを
植え替えたが終わったら、鉢底から流れ出るぐらいたっぷりとに水を与えます。鉢も大きくなり、土もリフレッシュ!新しい環境で育つ準備が整いました。
日々の管理では、日光・水やり・風通しなどの環境を植物の様子を見ながら調整しつつ、春の生長期に必要な肥料や活力液を与えて元気に育てていきましょう。
植え替え時に欠かせない元肥って?
新しい土に植え替えた場合、植物が必要とする栄養素が不足している場合があります。植物は土中の栄養分を根から吸収して生長していくので、植え替え時に土に肥料を混ぜ込んであげる必要があります。
この最初の生長段階に必要な肥料を「元肥」といいます。一方で植物が生長するにつれて元肥の効果が薄れてきた頃に与え始める肥料を「追肥」といいます
植え替え直後の根はデリケート。適切な元肥選びを
植え替え直後の観葉植物は、植え替えによって根が傷ついていたり、根が吸収する力が弱まっている場合も。そのデリケートな状態の根が過度な肥料分に触れてしますと、根や葉が傷むこともあります。
「じゃあ、どうすればいいの?」というユーザーの声に応えてくれるのが、超ロングセラー肥料の「マグァンプK」シリーズです。
定番肥料マグァンプシリーズの種類と使い分け
マグァンプKは、ハイポネックスジャパンが販売する50年以上のロングセラー肥料。全国どの園芸売り場にも置いてあり、定番中の定番、「これを使えば間違いない」という鉄板の肥料です。
マグァンプKが長年支持されているポイント
・1粒1粒が同じ成分の粒だから、効きめが均一でばらつきがない。
・植物が必要な時に必要な量だけ養分を吸収できる。
・植物に対する安全性が高いため、直接根に触れても肥料やけの心配がほとんどない。
マグァンプKのしくみ
マグァンプKの一粒の中には、水に溶ける成分と水に溶けない成分(根から出る酸や微生物の働きで溶ける有効成分)が含まれています。
①まず、水に溶ける成分が水やりなどで溶けだします。
↓
②まわりの土に栄養がいきわたると、ムダな栄養分の流出が止まります。
↓
③水に溶けない成分が土の中の微生物や、根から出る酸などによってゆっくり溶け出します。
マグァンプKの種類は?どう使い分けるの?
マグァンプKには「大粒・中粒・小粒」の3タイプがあります。粒の大きさによって肥料効果の長さが違ういます。また、用途も元肥・追肥としっかり使い分けるようにしましょう。
大粒:【元肥用】 約2年間の効きめ
大粒タイプは効きめの長がいため、宿根草や花木、観葉植物など比較的植え替えが少ない植物に適しています。
花壇や庭で長く植えっぱなしの植物の植え付け時におすすめです。
中粒:【元肥用】約1年間の効きめ
中粒タイプは最も汎用性が高く、土に混ぜて手軽につかえて肥料効果も長いので、観葉植物や草花の元肥としては、このタイプが使いやすいと思います。
小~中サイズ鉢の観葉植物に使いやすい大きさ。肥料効果が約1年続くので、植え替え時に土に混ぜ込んでおけば、翌年の植え替え時まで肥料効果が続いてくれます。
小粒:【追肥用】 約2ヵ月の効きめ
小粒タイプは肥料効果が約2ヵ月なので、すでに植えてある花や野菜の追肥におすすめです。
追肥として植物の株元にばらまくだけで、肥料成分がゆっくり溶け、根にやさしく根の張りを良くします。
マグァンプKが入った「木から生まれた土」もおすすめ
植え替え用の土に最初から「マグァンプK」が入っている便利な土もあります。
今春登場した「木から生まれた土」もそのひとつ。建材の端材を中心に植物由来の原材料で作られた土にマグアンプKが入っているほか、以下のようなうれしいポイントがあります。
◎国産材で安全・清潔で、燃えるごみとして捨てられる
◎とても軽い土で持ち運びが楽にできる
◎水の乾きが土の変化で分かりやすい
見た目はおがくずのような印象でふわふわと軽いですが、水をあげるとしっかりと土がしまって植物を支えてくれます。水を与えたあとでも重くならずに鉢の移動がしやすいですよ
虫対策&肥料を同時に!「虫を予防するマグァンプD」
「虫を予防するマグァンプD」は、マグァンプKの肥料成分に、優れた殺虫成分『ジノテフラン』を配合した新アイテム。肥料やりと害虫の予防・退治が同時にできるすぐれものです。
使い方は付属の軽量スプーンを使って、植え付け時は植え穴の土にまぜるか、植えた後は土にばらまくだけ。観葉植物につきもののアブラムシ類を約1ヵ月間予防・退治してくれます。
植物の種類によって使用回数などに限りがあるので、自分で肥料と虫対策を使い分けてコントロールできる人は「マグァンプK」を、肥料やりも、虫対策もとりあえず一度に行いたいというビギナーの方は、「虫を予防するマグァンプD」をチョイスするのがいいかもしれません。
観葉植物の植え替えはくるみどりちゃんねるでも紹介中!
5月~6月に行いたい観葉植物の植え替えについては、人気観葉YouTubeチャンネル「くるみどりちゃんねる」さんでも紹介中です。
動画も参考にしながら、春の植え替えを楽しんでみてくださいね!
▼編集部のおすすめ
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「観葉植物の植え替え手順とマグアンプシリーズの使い分けを解説!」の記事をみんなにも教えてあげよう♪