化粧品ブランド「LUSH」が花屋をはじめました!ここにしかない花と植物のストーリー。

アバター画像

LOVEGREEN編集部

このライターの記事一覧

公開日 :

100%国内生産のオーガニックフラワーが化粧品ブランドのショップで購入できるんです。

英国発のフレッシュハンドメイドコスメLUSH(ラッシュ)は、6月1日(土)にオープンしたアジア最大規模の旗艦店「LUSH 新宿店」で、英国のLUSHリバプール店に続き世界約930店舗中2店舗目となる「Lush Flowers(ラッシュ フラワー)」をスタート。なぜ化粧品ブランドが花を取り扱うことになったのか、インタビューしてきました。

目次

なぜ花を?「思い」と「こだわり」

四季を感じる空間

化粧品ブランドのお店に突如として現れたフラワーショップ。外のショーウィンドウからも眺める事ができます。そこには四季の花が並び視界から季節を感じさせてくれています。何がきっかけで花を販売することになったのでしょうか。LUSH新宿店スタッフの斎藤さんにお話していただきました。

 

斎藤さん:

花の販売を始めるきっかけとなったのは、LUSHの創立者マーク・コンスタンティンさんがお花が大好きで、ご自宅に大きな庭があるほどなんです。元々、LUSHは商品の原材料でも新鮮な花や植物を使っています。その素材の花をフレッシュな状態で楽しんでいただきたいというマークさんの気持ちもあって、サービスとして始めました。

100%国内のお花の仕入れ

店頭に並ぶ花は普段、花屋さんでは見かけないような種類も。綺麗に咲く花は、どこか力強さを含み生命感が溢れている印象がしました。その理由は、Lush Flowersのこだわり、熱い思いがありました。

 

斎藤さん:

サービスを始めるにあたって、すごくこだわった部分がたくさんあります。原材料である花、野菜、果物などの鮮度だけではなく、オーガニックであることです。なるべく農薬や肥料を使わないということで、その土地の生態系を崩したり、土壌を汚したりしないということに配慮されて作られた花を国内から取り寄せています。

 

ラッシュは世界48カ国でビジネスを行なっていて、7箇所の製造拠点があるんです。その7拠点には全てバイヤーがいます。その中で、日本のバイヤーがおよそ1%の国内でオーガニック栽培をしている農家さんのところへ直接足を運び、ラッシュがお花を始めたきっかけや、想いなどを実際に顔を合わせて話をしてから花を仕入れています。

各拠点ではできるだけ地産地消にこだわり、新鮮な野菜や果物、花を多く使って商品を作っているんですね。

日本の四季を感じてほしい

LUSH 新宿店はアジアの旗艦店ということもあり、海外からのお客様も多く来店しています。日本ならではの体験といえば、四季を味わうこと。訪れた時にしか出会えない季節の花が並んでいます。

斎藤さん:

ここに来れば日本の四季を楽しめるようにお花を用意しています。人の手が加わることでその季節にならなければ見る事ができなかった花も、今では季節を問わずに見ることができるようになってきたと思います。でも、このお店ではそうではなく、本来の自然の四季を感じていただきたいという想いをすごく大切にして仕入れています。

 

日本国内に1%しかいないというオーガニックでの栽培をしている生産者さん。どういった方達が、どのような思いでその道を選んだのでしょうか。

生産者の想い

斎藤さん:

生産者は吉垣花園さんと三宅花卉園さんのお花をよく扱っています。

吉垣花園さんは代々農園を営んでいますが、昔から無農薬の栽培方法を取り入れている訳ではなかったんです。今の代で代表の息子さんが生まれたのをきっかけに無農薬の栽培方法を取り入れました。

 

次の世代に引き継ぐことや自分の大切な人にお花をあげる時、自分の子供がご飯を食べる食卓に飾るお花が今自分が取り扱っている花でいいのか、見た目だけの美しさではなく、より環境や生態系に配慮した花、本当に美しい花を作りたい。そういう土壌を作っていきたいということから今の栽培方法に変えられたと話してくれました。

私は、それを聞いてすごく感銘を受けましたし、ラッシュの考えていることとリンクしているなと。

三宅花卉園さんは、ご自身が農薬を使っている栽培方法で体調を崩してしまった事をきっかけに、オーガニックの栽培方法にしたそうです。

斎藤さん:

花の生産に携わっている農家さんや、取り扱う花屋さんがアレルギーになってしまったり、農薬過敏症になってしまう事があるんです。

 

仕事を続けることができなくなってしまうという話も聞きました。それこそ農薬過敏症の人は、花屋さんの近くを通ることもできなくなってしまうほどだそうです。花を使う場面というのは冠婚葬祭など人生の節目に多くあるのに、それにも参加できなくなってしまう。だからこそ無農薬の花を選べたらと。そういうニーズがあるからこそ作っているそうです。

なるべくゴミを出さない工夫

花を持ち帰る時、茎を保水して周りが濡れないようにラップをする。皆さんも見た事があると思います。Lush Flowersでは保水の希望がある時に保水をつけます。そこにもこだわりがあります。

斎藤さん:

Lush Flowersは、生産者さんから直接お店に花が届くので、新鮮な状態でお花が店頭に並びます。さらにオーガニックの特徴で生命力が強いんです。そのため水揚げも早く、保水なしでも持ち帰る事ができます。

 

保水を希望される場合は苔玉に使っている水苔を使って保水をしています。

なるほど!というアイデアに私たちも拍手喝采してしまいました。これならばゴミも出ないし、水苔をまた使うこともできますね。

無農薬だからできること

ラッシュの人気商品の一つといえば、バスボムです。バスタブにドボン!と入れるとシュワシュワと溶け出し、いい香りに包まれてバスタイムを楽しめます。

 

そんなバスボムに花がぎゅっと詰まった商品がありました。

斎藤さん:

無農薬なのでこのままお風呂に入れても大丈夫なんです。バスボムが溶けることで花が浮いたお風呂になります。中の花は売り場で選べるので、ギフトとしても人気です。

 

種類は3種類あります。

 

バスボムの色によって香りも異なります。

 

グリーンはハーバルバスなのでハーブをこの場で摘んで入れます。

これはプレゼントされたら嬉しいですね。ラッシュはプレゼントやパッケージもいろいろあります。次は観葉植物のこともお話を聞きました。

目次に戻る≫

 

\ストーリーのある観葉植物/

続きを読む

Pages: 1 2 3
LOVEGREEN(ラブグリーン)メールマガジン会員募集中!

関連ワード

今月のおすすめコンテンツ

「化粧品ブランド「LUSH」が花屋をはじめました!ここにしかない花と植物のストーリー。」の記事をみんなにも教えてあげよう♪

アバター画像
LOVEGREEN編集部

LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。育て方の記事や、編集部としての取材記事やオフィシャル情報などを配信。

このライターの記事一覧