アザレアとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- アザレア
- 学名
Rhododendron
- 英名
- Azalea
- 科名
- ツツジ科
- 属名
- ツツジ属
- 原産地
- 日本、中国、台湾
アザレアの特徴
アザレアは、19世紀に台湾などのツツジがベルギーなどのヨーロッパに伝わり、室内観賞用の鉢物として品種改良され、その後日本に輸入されてきたものです。そのため、ツツジやサツキに似た花姿をしていて同じ頃に開花します。花は豪華で大輪八重咲きや一重咲きがあり、花の色も白、赤、ピンク、紫、オレンジや複色など豊富にそろっています。
耐寒性のあるツツジやサツキと異なりやや寒さに弱いので、霜に当たらないように寒さ対策が必要な植物ですが、夏の暑さには強い性質があります。
アザレアの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 弱い |
花色 | 白、赤、ピンク、紫、オレンジ、複色 |
開花時期 | 4月~5月 |
アザレアの種類
ロマンス・パール
花が薄いピンク色で大輪半八重咲きタイプ。
越の炎雪
大輪半八重咲きで白い花が咲くタイプ。
ロザリー
紫系のピンク色の大輪の花を咲かせるタイプ。花弁の上に斑点があるのが特徴です。
アザレアの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け・植え替え | ||||||||||||
剪定 | ||||||||||||
開花 | ||||||||||||
肥料 |
アザレアの栽培環境
日当たり・置き場所
春と秋は、屋外の日当たりと風通しの良い場所で育てます。夏は、直射日光で葉焼けをすることがあるので半日陰くらいの場所が好ましいです。冬は室内に取り込み、日が当たる窓際で管理しましょう。暖房の風が直接当たらないように注意します。
用土
赤玉小粒、鹿沼土小粒、腐葉土、ピートモスを混ぜた土を使うとよいでしょう。市販の園芸用培養土でも問題なく育ちます。
アザレアの育て方のポイント
水やり
基本的に鉢植えで育てることが多く、土が乾きやすいため毎日水やりします。夏は特に土が乾燥しやすいので朝夕2回水やりしましょう。冬は表面の土が乾いたら水やりを行います。
肥料
花後と秋に、緩効性肥料を適量与えましょう。
病害虫
褐斑病:最初褐色の小さい斑点がぽつぽつできます。病気が進行すると、同心円状に斑点が広がっていきます。新芽に感染するとさらに被害が大きくなるため、こまめに葉の様子をチェックしましょう。
アザレアの詳しい育て方
選び方
アザレアは葉が病気になりやすい植物なので、苗を選ぶときは葉の表裏を見て病気が発生していないか確認することが大事です。
剪定・切り戻し
花が終わった5月~6月の梅雨入り前に剪定を行います。アザレアはツツジやサツキのように枝数が多いので刈り込んでも大丈夫です。夏以降に剪定すると、新しい花芽を切ってしまうので翌年花が咲かなくなります。
植え替え・鉢替え
販売されているアザレアは、乾きやすい土に植えられていたり、根がまわって窮屈になっていることが多いので、花後に一回り大きな鉢に新しい土を使って植え替えます。その後は2年おきに花後に植え替えましょう。植え替えの際に一緒に剪定をするとよいです。
花
4月~5月にツツジやサツキに似た形の華やかな花を咲かせます。
夏越し
アザレアは夏の暑さには強いですが、強い直射日光で葉焼けをおこすことがあります。真夏は半日陰くらいの場所に移動させましょう。
冬越し
アザレアはやや寒さに弱い性質があります。冬になったら室内の窓辺に取り込み、土の表面が乾いたら水やりをして管理します。4月になったら屋外の日の当たる場所に移動させましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し木で増やすことができます。挿し木の適期は、開花後の6月~7月です。
充実した堅い枝を10cmほど切り、枝先から4~5枚の葉を残します。枝は、切り口を斜めに切って挿し木用の用土に挿します。根付くまでは日陰に置いて、土の表面が乾燥しないように水やりを続けると秋には発根します。