ペニセツム(ペニセタム)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
ペニセツム(ペニセタム)
学名

Pennisetum

英名
Chinese fountain grass
和名
チカラシバ
科名
イネ科
属名
ペニセツム(チカラシバ)属
原産地
南アメリカやアフリカなど

ペニセツム(ペニセタム)の特徴

ペニセツムは、猫じゃらしのような穂が印象的なイネ科の多年草または一年草です。和名をチカラシバといって、野原に自生しているようなグラス類です。園芸品種も多く出回っており、草丈30cm程度の小さなものから1mを超すものまでたくさんの種類があります。草色も明るいグリーンから深いグリーン、ボルドーカラーまで様々です。穂の色も品種によって違います。風に揺れる姿が美しく、花が少なくなる夏から秋に優雅な景色を作り出してくれます。群生させると独特の雰囲気で印象的なオーナメンタルグラスとなります。

温暖で乾燥気味な環境を好みます。寒さが苦手な品種もあるので、寒冷地では冬に掘り上げて霜や雪の当たらない軒下や、日当たりの良い室内に取り込むとよいでしょう。

ペニセツム(ペニセタム)の詳細情報

園芸分類 芝・グラス
草丈・樹高 30~130cm程度
耐寒性 やや弱い
耐暑性 強い
開花時期 6月~11月(品種による)

ペニセツム(ペニセタム)の種類

チカラシバ

  • 学名:Pennisetum alopecuroides

チカラシバは、日本に自生している多年草です。草丈が短く猫じゃらしのような穂が風に揺れる姿が可愛らしい品種です。まとめて植えると存在感を発揮します。

ペニセツムギンギツネ

学名:Pennisetum villosum

ペニセツム・ギンギツネは、葉が細く、茎がしなったようになるのが可愛らしいペニセツムです。チカラシバよりも穂も小さく軽やかな印象です。花壇の手前に植えると群れるように垂れてくる姿を楽しめます。

ペニセツム・セタケウム'ルブラム'

  • 学名:Pennisetum setaseum ‘Rubrum’

ペニセツム・パープルファウンテングラスは、銅葉のペニセツムです。深いボルドーカラーの葉と茎の先に垂れるように穂を咲かせるので、印象的なオーナメンタルグラスとして使用できます。

ペニセツム(ペニセタム)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
植え替え

ペニセツム(ペニセタム)の栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと水はけが良い場所を好みます。

用土

庭植えは、水はけの良い土壌に植え付けるようにしましょう。

鉢植えは、市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

ペニセツム(ペニセタム)の育て方のポイント

水やり

根付いてからは降雨にまかせて問題ありません。夏の乾燥が続くような時は、様子を見て水やりしましょう。

鉢植えは表土がしっかりと乾いてから、鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりします。

肥料

特に必要ありません。株が弱ってきたら、4月~6月に緩効性肥料を施します。

病害虫

特に目立った病害虫の被害はありません。

ペニセツム(ペニセタム)の詳しい育て方

選び方

株の根元からしっかりと葉が立ち上がっているものを選びましょう。葉がスカスカしているもの、ぐったりと葉が下がっているようなものは避けるようにしましょう。

植え付け

植え付け適期は、4月~6月です。植え付け後はたっぷりと水やりして、周囲の土に根をなじませるようにします。

剪定・切り戻し

秋に地上部が枯れたら、地際から切り取ります。

植え替え・鉢替え

植え替え適期は、4月~6月です。鉢底から根が見えるようになったら、一回り大きな鉢に植え替えます。

ペニセツム・ビロサム

ペニセツムは、春から秋にねこじゃらしのようなかわいらしい穂を咲かせます。

収穫

穂を刈り取って、ドライフラワーとして楽しむことができます。

冬越し

冬は地上部が枯れたようになって越冬します。枯れた葉は、地際から刈り取りましょう。寒冷地では掘り上げて鉢に植え替え、雪や霜が降りない軒下や、日当たりの良い室内で管理しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

株分けで増やすことができます。株分けは4月~6月の植え替えのタイミングで行います。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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