スズランの花言葉|花の特徴と名前や花言葉の由来、種類
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スズランの花言葉、花の特徴と名前や花言葉の由来、種類や見分け方についてご紹介。スズランは、春から初夏にうつむきがちに純白の花を咲かせる多年草。
目次
スズランの花言葉
スズランの花言葉は、「再び幸せが訪れる」「純粋」
スズランとは|花の特徴と名前や花言葉の由来
スズランは、春の訪れを知らせる代表的な花で、香水の原料になるほど良い香りがします。純白で直径1cm弱の小ぶりで可憐な花は、多くの人に愛されています。
スズランを漢字で書くと「鈴蘭」ですが、ランの仲間ではありません。日本では中部地方より北側の涼しい高原に自生しています。栽培されているものの多くは、ヨーロッパ原産のドイツスズランです。葉の長さは10cmほどで、茎は葉に包まれるようにして伸びて20cmほどになり、10個ほどの花を咲かせます。
スズランの花の形は名前の由来にもなっているように、鈴に似た形で下向きに咲きます。北海道でも育つほど寒さに強く頑健で、環境に合うと地下茎で増えていきます。
スズランの花言葉の由来
スズランの花言葉「純粋」は、ヨーロッパではスズランの花の形が聖母マリアが被っているベールに似ていることから、聖母マリアの花とされてきたことにちなみます。もう一つの花言葉「再び幸せが訪れる」は、冬の寒さが厳しいヨーロッパの人々にとって、スズランは春を告げる花の位置づけであることからつけられたようです。どちらも素敵な花言葉なので、花を贈るときにメッセージとして添えてみてはいかがでしょう。
5月1日はスズランの日
フランスでは5月1日に、愛する人にスズランを贈る風習があります。この風習は1500年代にまで遡ります。5月1日にフランスの王様シャルル9世が「幸福を授けられる」と言われるスズランの花束を受け取り大変喜びました。それからというもの、王様は5月1日に愛する人に必ずスズランの花束を贈る事に決めたのです。この風習が庶民に広がり、今日まで続いていると言われています。最近は、日本でもこのスズランの日が知られるようになってきました。
スズランの毒性
自生したスズランの葉を、山菜と間違えて採取して食べた結果、中毒症状を起こした事例が確認されています。スズランの芽吹き始めの姿は、ギョウジャニンニクやウルイといった山菜に似ています。誤食に注意して、はっきりとわからないものは口にしないようにしてください。
スズランは葉だけでなく、花や根にも含まれています。小さなお子さんやペットとお住まいの方は、誤ってスズランを口に含むことがないように気をつけてください。
スズランの種類
スズランは大きく分けると、日本に自生するニホンスズランと園芸品種として広まっているドイツスズランがあります。
ニホンスズランとドイツスズランの見分け方は?
一見すると同じに見えるニホンスズランとドイツスズラン。自生している様子を見れば、葉より高い位置で花を咲かせるのがドイツスズラン、葉より低い位置に花を咲かせるのがニホンスズランと見分けがつきますが、花の部分だけを見るとなかなか見分けがつきません。
確実に見分ける方法は、花の中をのぞいて見て、赤い点が付いている方がドイツスズラン、真白なのがニホンスズランです。現在出回っているスズランのほとんどがドイツスズランです。
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