和風なお庭の目隠し方法 / 目隠しフェンス・生け垣・竹垣・シンボルツリー
お庭づくりのMIDOLAS[ミドラス]
このライターの記事一覧
灯篭やつくばい、景石などの和風の置き物がちりばめられた和風のお庭や、古くからあるそんな日本のお庭を現代風にアレンジした和モダンなお庭、どちらもとても素敵ですよね。そんな和風のお庭にぴったりな目隠し方法(目隠しフェンス・生け垣・竹垣・シンボルツリーなど)をミドラスの施工事例と合わせてご紹介します。
目次
和風のお庭の目隠しって何があるの?
和風のお庭を目隠しするアイテムとして、フェンス、生け垣、竹垣、シンボルツリー・庭木などがあります。
外からの視線を遮断する目隠しをつくる際、お庭が和風の場合は、急に思い切り洋風のアイテムをプラスするとせっかくの和の雰囲気が台無しになってしまいますよね。和の雰囲気に合った、和の雰囲気をさらに素敵に演出してくれるものや、和にも洋にも合うものを上手に取り入れることをおすすめします。
和風のお庭の目隠し/フェンス
こちらの目隠しは、幅が細い角柱タイプの板を縦に組んでいる縦格子ルーバーのフェンス。和風や和モダンのイメージによく合います。
角柱タイプの縦格子ルーバーのフェンスは、正面から見た時は中が見えやすいけれど、斜めから見た時はほとんど中の様子が見えない特徴があり、上品ですっきりとした印象に見せることができるフェンスです。
この写真の縦格子ルーバーは天然木製ですが、人工木(樹脂木材)やアルミの素材でも作ることができます。
こちらは、横格子の木製フェンス。横格子の木製フェンスは和風にも洋風にも合います。ダークブラウン系の木製フェンスを取り入れるとシックでおしゃれなテイストに仕上がります。
和風のお庭の目隠し/生け垣
ミドラスのお客様に人気の生け垣は、和の雰囲気に偏りすぎない、和風にも洋風にも合う生け垣です。生け垣に使う樹木は、細かい葉が密集して育ち、丈夫で刈り込みに耐え、病害虫の心配が少ない常緑樹。生け垣の目隠しの良い所の一つとして、外から見た人に急に締め切られた閉鎖感を感じさせないことがあります。
自然な景色をつくることができるので、お住いの方も、前を通る方も心地よい緑に癒されます。植物好きで剪定や病害虫対策などのお手入れが苦にならない方におすすめします。
トキワマンサク
春に白色の細いリボンのような花を咲かせるトキワマンサク。花は枝先にいっせいに咲くので、遠くから見ると木全体が花に覆われているように見えるほどです。洋風・和風どちらの雰囲気にも合い、病害虫に強く丈夫なトキワマンサクは生け垣づくりにとても人気があります。
ベニバナトキワマンサク
春に紅い花が咲くベニバナトキワマンサク。葉は銅葉色で花も葉もとても華やかで見ごたえがあります。白花と紅花のどちらを選ぶかはお好みによりますが、ナチュラルで爽やかで他に植える植物とも調和しやすいのは白花。華やかさを求めるのであれば紅花がおすすめです。
斑入りマサキ
斑入りマサキは、葉が楕円の卵形で少し厚みがありツヤツヤしていることろが特徴です。初夏に小さなうす緑色の花を咲かせ、秋に赤い実をつけます。斑入りの葉が明るい雰囲気をつくってくれます。
サザンカ
サザンカは冬に鮮やかな花を咲かせます。花色は白やピンク、八重咲き、複色咲きなど多くの品種があり、ツバキに似ていますが、サザンカはツバキよりも小ぶりです。サザンカもツバキも刈り込みに耐える生け垣向きの樹木で花も美しく魅力的ですが、どうしてもチャドクガをはじめとした病害虫対策が必要になります。
ヒイラギモクセイ
ヒイラギモクセイは、ヒイラギとギンモクセイの雑種だといわれる樹木で、触ると痛いとげとげした葉はヒイラギに、花はギンモクセイに似ています。春に白くて香りの良い花を咲かせます。耐陰性があって丈夫なので、あまり日の当たらない場所にも植えることができます。
和風のお庭の目隠し/竹垣
竹垣とは、竹で組んだり編んだりして作った垣根のこと。日本庭園や京都のお寺などでよく見かけます。最近では耐久性に優れた人工竹垣が使われることもあります。竹垣は目隠しの役割も果たしつつ、竹の隙間からやわらかい陽射しや風を差し込んでくれます。お庭やお隣さんとの境界線に、風情のある竹垣をつくるのも素敵ですね。
こちらは、和のイメージが強くなりすぎないように枠をつけたモダンな印象の竹垣。青い竹は時が経つほどに味わい深い色に変わり、お庭と家族の歴史や趣を感じることができるアイテムでもあります。
土地の形状に合わせて1本1本組み合わせていく職人技無しには竹垣は完成しないのですが、そんな職人さんの手際の良さにお客様からたびたび感動の声をいただいています。
また、竹垣はメンテナンス時に1本ごとに取り換えられるので、全部を取り替える心配が無い優れものでもあります。
和風のお庭の目隠し/シンボルツリー・庭木
シンボルツリーや庭木を植えて部分的に目隠しをつくる方法もあります。ここでは、和風のお庭の目隠しとしておすすめな樹木を紹介していきます!シンボルツリーはお家の顔であり、ずっと一緒に暮らす大切な木。思ったより大きくなりすぎて困ったなんてことが無いように、その木がどんなふうに成長していくのか、どう育てていくのかをしっかりとイメージしたうえで植えることが大切です。
竹
和モダンのイメージに合わせてダイミョウチクを植栽することができます。ダイミョウチクは剪定すると節に葉が集まり美しくなることが特徴。竹は繁殖力が強く、地下で根がどんどん広がる厄介な植物でもあるため、竹用の防根シートを張って丁寧に施工することで管理しやすいご提案をしています。
ソヨゴ
ソヨゴの葉は光沢のある美しい緑色。初夏に小さな白い花が咲き、秋に赤い実がなります。ソヨゴは雌雄異株で、雌花にしか実はならないので実を観賞したい場合は雌株を植えましょう。日陰でも育ち、耐寒性も強くてとても丈夫です。
キンモクセイ
キンモクセイは、秋に良い香りがするオレンジ色の小花をたくさん咲かせる樹木。丈夫で初心者でも育てやすいため人気があります。キンモクセイの花は砂糖漬けやリキュール、葉はお茶にも使われます。
ヤマモモ
ヤマモモは葉先が丸い緑色の光沢のある葉が特徴的です。春に小さな花を咲かせ、夏に真っ赤な実をつけます。実は生食やジャムなどにして食べることができます。ヤマモモも雌雄異株なので、雌株にしか実がつきません。実を期待する場合は雌株を植えましょう。
今回は、和風のお庭に合う目隠し方法についてミドラスの施工事例をまじえながらご紹介しました。ぜひ、和風や和モダンのお庭づくりのご参考にしてみてくださいね。
▼編集部のおすすめ
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「和風なお庭の目隠し方法 / 目隠しフェンス・生け垣・竹垣・シンボルツリー」の記事をみんなにも教えてあげよう♪