アリウム・サマードラマーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- アリウム・サマードラマー
- 学名
Allium ‘Summer Drummer’
- 科名
- ユリ科(ネギ科)
- 属名
- アリウム属(ネギ属)
- 原産地
- 園芸種
アリウム・サマードラマーの特徴
アリウム・サマードラマーは、初夏に咲く草丈の高いアリウムです。アリウムは、品種によって背丈や開花時期、花の趣が違いますが、サマードラマーの花はアリウム・ギガンチウムに似た球状です。個体差がありますが、背丈が2m近くになります。まっすぐな茎の先についた花はとても存在感があって、庭のアクセントになります。
アリウム・サマードラマーの花は、つぼみの時はネギ坊主のような形をしています。花の周りには薄皮がつき、頂部がとんがったつぼみの様子も存在感があります。その薄皮が取れると、無数の花が集合した花が顔を覗かせます。花は一度に咲かず、少しずつ開花します。アリウム・サマードラマーは切り花にしてもとても長持ちするため、生花としても流通しています。
アリウム・サマードラマーの詳細情報
園芸分類 | 球根 |
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草丈・樹高 | 130~200cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 普通 |
花色 | 紫 |
開花時期 | 6月~7月 |
アリウム・サマードラマーの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
開花 |
アリウム・サマードラマーの栽培環境
日当たり・置き場所
球根は日当たりと風通しの良い場所に植え付けましょう。
用土
アリウム・サマードラマーは、有機質が多く排水の良い土を好みます。鉢植えの場合は、 草花用の培養土でも問題なく育ちます。
アリウム・サマードラマーの育て方のポイント
水やり
地植えのアリウム・サマードラマーは、一度植え付けてしまえば水やりはほとんど必要ありません。
鉢植えは鉢の表面の土が乾いたら、鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりとを目安に与えます。完全に水切れを起こすと花が咲かなくなるので注意しましょう。
肥料
植え付け時に緩効性肥料を入れて植え付けます。その後は開花前に薄めの液肥を与える程度で十分です。
病害虫
特別な病害虫の害はありません。
アリウム・サマードラマーの詳しい育て方
選び方
しっかりとした重さがあって、カビが生えていないきれいな球根を選びましょう。
植え付け
寒さを感じることによって花芽を作ります。球根の植え付けは10~11月に行います。埋める深さは球根3つ分くらいが目安です。秋に植え付けると、年内に芽が出ます。
アリウム・サマードラマーは、130~200cmになる背丈の高い花です。最終的な高さを想定した場所に植え付けましょう。
花
アリウム・サマードラマーは、6月~7月に開花します。
収穫
アリウム・サマードラマーは、切り花として楽しむことができます。とても花持ちが良く、切り花としても初夏に流通しています。
夏越し
花が終わったら、花茎のみ摘み取ります。その後、葉が黄色く枯れ始めたら球根を掘り上げましょう。球根は植え付けの時期まで日陰の涼しい場所で保管しましょう。
冬越し
耐寒性があるので特別な冬越しの必要はありません。鉢植えの場合は、完全に水切れを起こすと花が咲きません。鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと水やりをしましょう。