ヒメヒオウギ(姫檜扇)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
ヒメヒオウギ(姫檜扇)
学名

Freesia laxa

和名
姫檜扇
科名
アヤメ科
属名
フリージア属
原産地
南アフリカ

ヒメヒオウギ(姫檜扇)の特徴

ヒメヒオウギ(姫檜扇)は、4月~5月にカラフルな色の花が咲くアヤメ科の半耐寒性の球根の花で、フリージアの仲間です。寒さにはやや弱いため温暖地なら地植え栽培が可能ですが、寒さの厳しい地域では鉢植え栽培が適しています。花色は、朱赤、ピンク濃淡、白などがあります。

ヒメヒオウギ(姫檜扇)の球根は、秋に植えると翌年の春に開花します。種からでも最短で翌年に開花します。性質がとても強くこぼれ種でも開花するほどで、コンクリートの割れ目からこぼれ種が発芽して開花している光景もよく見かけます。

名前が似ている花でヒメヒオウギスイセン(モントブレチア)がありますが、ヒメヒオウギスイセン(モントブレチア)はヒオウギズイセン属なので、植物の分類としては別のグループになります。

ヒメヒオウギ(姫檜扇)の詳細情報

園芸分類 球根
草丈・樹高 20~30cm
耐寒性 普通
耐暑性 普通
花色 朱赤、ピンク濃淡、白
開花時期 4月~5月

ヒメヒオウギ(姫檜扇)の育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
球根植え付け
開花

ヒメヒオウギ(姫檜扇)の栽培環境

日当たり・置き場所

ヒメヒオウギ(姫檜扇)は、日当たりの良い場所を好みます。半日陰程度なら栽培可能ですが、日光が足りないと徒長したり花つきが悪くなります。寒さにはやや弱いため温暖地なら地植え栽培が可能ですが、寒さの厳しい地域では、鉢植え栽培が適しています。

用土

市販の草花用の培養土で問題なく育ちます。

ヒメヒオウギ(姫檜扇)の育て方のポイント

水やり

地植えの場合は、植え付け直後以外は、降雨に任せて問題ありません。

鉢植えの場合は、極端に乾きすぎないよう、鉢の表面の土が乾いたらたっぷりと与えましょう。開花後は葉が黄色く枯れてきたら徐々に水を切り、夏の休眠期は断水し、10月頃から鉢の表面の土の乾き具合を見ながら徐々に水やりを再開します。

肥料

元肥以外はほとんど必要ありません。鉢植えの場合は開花前に追肥する程度で十分です。

病害虫

アブラムシがつくことがあるので発見したら早期に対処しましょう。

ヒメヒオウギ(姫檜扇)の詳しい育て方

選び方

ヒメヒオウギ(姫檜扇)は、球根から植え付けるか春に芽出し苗が流通します。

球根はカビなどのついていないきれいで重さのある球根を選びましょう。苗は葉が生き生きとした緑色で、つぼみが確認できる苗を選びましょう。

種まき

ヒメヒオウギ(姫檜扇)は性質がとても強く、こぼれ種でも開花するほどです。種から育てても最短で翌年に花が開花します。

植え付け

球根は秋に植え付けるのが一般的ですが、充実した球根であれば年を越して早春までに植え付ければ開花します。寒さにはやや弱いため温暖地なら地植え栽培が可能ですが、霜が降りる寒さの厳しい地域では鉢植え栽培が適しています。

植え替え・鉢替え

鉢植えの場合は、2~3年に一度掘り起して分球して植え替えをしましょう。

春に開花します。開花後、種を採る目的以外は花茎を根元でカットします。

夏越し

鉢植えは葉が黄色く枯れてきたら徐々に水を切り、夏の休眠期は断水します。10月頃から鉢の表面の土の乾き具合を見ながら徐々に水やりを再開します。

冬越し

霜に当たらないよう注意しましょう。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

分球か種で増やすことができます。こぼれ種でも増えるほど性質は強健で雑草化することもあります。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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