観賞用トウガラシとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
観賞用トウガラシ
学名

Capsicum

科名
ナス科
属名
トウガラシ属
原産地
南アメリカ~北アメリカの熱帯地域

観賞用トウガラシの特徴

観賞用トウガラシはトウガラシの仲間ですが、あくまでも観賞専門で食用にはできません。食用のトウガラシと同じくナス科の一年草で、別名五色トウガラシという名前でも呼ばれます。

色は、赤、黄色、オレンジ、黒、紫などカラフルな色合いで、実の形も食用のトウガラシのような形の他、丸い実など様々です。実を鑑賞して楽しむ植物ですが、最近は葉にもこだわった観賞用トウガラシもあり、カラーリーフの素材としても注目が集まっています。

観賞期間は6月~12月と長く、最近は葉もの素材としても鑑賞価値が高い品種も多く、花壇や寄せ植えなど、様々な用途で利用されています。

観賞用トウガラシの詳細情報

園芸分類 草花
草丈・樹高 20~80cm
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 赤、黄色、オレンジ、アプリコット色、グリーン色、紫、白
開花時期 観賞期間6月~12月

観賞用トウガラシの種類

2017090706

観賞用トウガラシ・ブラックパール

観賞用トウガラシ4

観賞用トウガラシ・ホットポップスパープル

観賞用トウガラシ1

観賞用トウガラシ・パープルフラッシュ

観賞用トウガラシの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
観賞期間

観賞用トウガラシの栽培環境

日当たり・置き場所

観賞用トウガラシは日当たりと風通しの良い場所での栽培が適しています。

温度

発芽適温は25℃以上が必要です。

用土

水はけが良く、肥沃な土に植えましょう。

鉢植えの場合は、花と野菜用の培養土で問題なく育ちます。

観賞用トウガラシの育て方のポイント

水やり

渇いたらたっぷりと水やりをします。観賞用トウガラシは根が深く張らないため乾燥には弱いので、乾かしすぎないように注意しましょう。

肥料

観賞用トウガラシは、固形、液体、どちらの肥料でも問題ありません。記載されている使用量と頻度に従って、適宜与えるようにしてください。

病害虫

アブラムシハダニの被害にあうことがあります。

観賞用トウガラシの詳しい育て方

選び方

葉の色がきれいで株元がぐらついていない、しっかりとした株を選びましょう。

種まき

発芽するのに25℃以上必要です。観賞用トウガラシは種から育てるよりも苗での購入が一般的です。

植え付け

観賞用トウガラシは植え付け直後に気温が低いと、初期の生長に影響が出るので十分に気温が上がってから植え付けましょう。ナス科の植物で、連作障害の影響が出る可能性があります。昨年と同じ場所に植え付けるのは避けるようにしましょう。

植え替え・鉢替え

観賞用トウガラシは一年草のため、植え替えの必要はありません。

観賞用トウガラシ

夏に花が開花した後、カラフルな実になっていきます。観賞用トウガラシの観賞期間は6月~12月と、長い期間楽しむことができます。

収穫

生花やドライフラワーとして楽しむこともできます。実がしわしわとしてきたものから摘み取ると美しい株を保つことができます。

観賞用トウガラシは切り花としても流通し、「コニカル」という名前で流通していることもあります。緑、赤、オレンジ、黄色、アプリコット色、黒など色幅が豊富で、秋の実もの花材として人気です。

夏越し

観賞用トウガラシは熱帯地域が原産なので、暑さには強い植物です。特別な夏越しの必要はありません。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種を採って増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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