エアプランツ|知っておきたい種類ごとの育て方

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目次

・エアプランツの選び方
・共通の管理 大事なポイント
 -エアプランツの水やり
 -ソーキングとは?
 -夏越し・冬越し
 -エアプランツの害虫
・銀葉種のエアプランツ 育て方・種類
・緑葉種のエアプランツ 育て方・種類

 

エアプランツ(チランジア)の良い株の選び方

葉の痛みが少なく、葉の緑がキレイなものが◎葉先が茶色かったり、くすんでいたりするものはできるだけ避けましょう。色がキレイでしっかりとした株を選びましょう。手で持ったときに軽いものは枯れている場合があります。

株元も要チェック

株の基部(根元)が腐ってないかも重要なポイント。色が茶色やグレーだったりする場合は状態がよくない場合もあります。触ってみてスカスカするもの状態はよくないでしょう。

 

エアプランツ|基本の育て方

水やり、ソーキング、季節ごとの管理、害虫について説明します。エアプランツを健康に育てるための大事なこととは?

エアプランツの水やり

週に数回、霧吹きで株全体に水を与えます。環境でも異なるので、管理する場所の乾燥具合によっては回数を増やすことも大事です。

種類によって水やりは違う?!

エアプランツには葉がシルバーグリーンの「銀葉種(ぎんようしゅ)」と緑色の「緑葉種(りょくようしゅ)」2つのタイプがあります。タイプによって性質は異なるため、水やりも少し異なります
エアプランツと霧吹き

ソーキングについて

エアプランツの水やりをうっかり忘れていて、乾燥が・・・そんな時はソーキングをしてたっぷりとお水を与えても。店頭で乾燥していて弱っている株もソーキングすることで回復する場合もあります。

ソーキングとは?

器などに水をはり、水にエアプランツを漬けこむことを「ソーキング」といいます。月1~2回程度のソーキングを普段の水やりと併用してもよいでしょう。ソーキング後は、しっかりと乾かしましょう。葉っぱの間に水が、ずっと溜まっていると腐ってしまう場合があります。逆さまにして、風通しのいいところで管理しましょう。冬場行う場合は暖かい室内で行いましょう。寒い環境でのソーキングは避けたほうがよいです。
エアプランツのソーキング

大事なのは風通し

風通しの良い場所で管理しましょう

特に水やり後は大事です。風にあてないでおくと株が濡れたままになってしまい腐ってしまうこともあります。水やりを行った後はお部屋の窓を開けたり、サーキュレーターを回すなどして風に当ててあげましょう。風の強さは優しく心地よく感じるくらいの風がよいです。
アイアンハンギングバスケット

 

エアプランツの夏場・冬越しの管理

夏の管理

気温が30℃以上になる場合は涼しい場所で管理しましょう。水やりは夕方以降の涼しい時間に与えましょう。室内での管理の場合は直接クーラーの風が当たらないようにしましょう。

冬の管理

冬場は10度以下になると成長が止まります。屋外にて管理している場合はにとりこみ、最低でも5度以上の場所で管理しましょう。低温時に水をやりすぎると枯れやすかったり、芯が腐ることもあります。水やりは午前中に。週に1回くらいにして少し控えめに行うとよいでしょう。暖房で室内が乾燥する場合は、なるべく湿度を保つようにするほうがよいです。
エアプランツの水やり

 

エアプランツの病害虫対策

病害虫

ハダニ・コナカイガラムシ・ナメクジ

特に目立つ害虫や病気はありませんが、購入時に虫がついている場合があるので、水に漬けて取り除くとよいでしょう。

ハダニは高温、乾燥で発生しやすくなります。多湿に弱いので、こまめに霧吹きなどで濡らしていれば発生は防げます。

コナカイガラムシは体調2、3mmのフワフワとした綿のような姿の虫です。葉から栄養を吸汁します。見つけた場合は早めに駆除しましょう。

ナメクジは夜に活動します。雨の日などで高温多湿が続いたときは要注意です。特に花や新芽を食害します。

▼病害虫の予防や対策は?

 

銀葉種のエアプランツ  育て方(管理方法)

銀葉種は葉の色がシルバーグリーンや白っぽい見た目をしています。これは乾燥に耐えるために「トリコーム」というエアプランツが水を取り込む大事な器官が発達しているからです。

「トリコーム」とは

雨、霧などで全体を濡らすことによりトリコームから水分を摂り込むことができるのです。エアプランツがほんのりと白っぽく見えるのはこの「トリコーム」が全体を覆っているから。トリコームが小さくて目立たない種類もあります。こちらはチランジア・イオナンタのトリコーム。
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銀葉種のエアプランツは「トリコーム」が発達しているので、ある程度の乾燥には強い半面、水分過多で腐りやすくなることも。お水をあげたあとは、風通しのよいところできちんと乾かしましょう。

水やり

目安は週に2回くらい

夏は夕方〜の涼しい時間、冬は昼間のあたたかい時間に株全体にお水をたっぷり与えましょう。湿度が高い梅雨時期は少し控えめにしたりしてもよいでしょう。お部屋の湿度を見て水やりの頻度をきめることも大事です。冬場は回数を減らして管理します。10度を切ったら、週1くらいにして管理しましょう。
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置き場・飾る場所

直射日光には気をつけよう

エアプランツは自生地では木などに着生して生息しています。つまり、直射日光ではなく木漏れ日で暮らしているのです。明るい窓辺で育てるときも直射日光が当たらないようにするなど、工夫してあげると良いです。屋外で管理する場合は半日陰など、直射日光が当たらな明るい場所が望ましいです。直射日光は株が痛む原因にもなりますので気をつけましょう。

 

銀葉種(ぎんようしゅ)のエアプランツの種類

銀葉種のエアプランツの仲間の一部を見てみましょう。

チランジア・キセログラフィカ

学名:Tillandsia xerographica

エアプランツの代表格と言っても過言ではない、キセログラフィカ。大きいものは存在感抜群!さすがエアプランツの王様。

【詳しい育て方はこちら】

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チランジア・ストレプトフィラ

学名:Tillandsia streptophylla

人気のエアプランツ、ストレプトフィラ。葉は乾燥すると丸くカールし、水分があるときは葉がしゅっとしています。その時々によって姿が変わるのは面白いです。水やりを多めにして着生させることで大きくなりやすいです。

【詳しい育て方はこちら】

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チランジア・ウスネオイデス

学名:Tillandsia usneoides

こちらもエアプランツでは有名なウスネオイデス。乾燥が苦手なので、こまめにお水をあげることが元気に育てるポイント。束をばらして、部屋ごとに吊るし、どの部屋がいちばん元気か様子を見て、管理する場所を決めるのもよいです。

【詳しい育て方はこちら】

チランジア ウスネオイデス

 

チランジア・イオナンタ

学名:Tillandsia ionantha

イオナンタはエアプランツの中でもポピュラーな品種で比較的育てやすいです。イオナンタだけでも有茎タイプのものや、大きいサイズのものなど様々な種類があります。イオナンタとは「菫色の花」のこと。紫の筒状花を咲かせます。小さい株は、株自体の体力も少ないので乾燥しすぎには気をつけましょう。

【詳しい育て方はこちら】

ionantha

 

チランジア・ハリシー

学名:Tillandsia harrisii

全体的にシルバーグリーンの色が魅力のハリシー。丈夫で育てやすいですが、葉は折れやすいので優しく扱いましょう。また、よく日にあてることで赤いお花を咲かせます。

【詳しい育て方はこちら】

エアプランツ・ハリシー

 

チランジア・ベルゲリ

学名:Tillandsia bergeri

こちらも丈夫な品種。乾燥にも強く、耐暑性、耐寒性もあるので育てやすいこともあり、初心者の方にもおすすめです。冬場も屋外でも耐えれました。子株を吹きやすく、クランプ(子株が連なってついている状態)にしてもよいです。
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チランジア・ドゥラティ

学名:Tillandsia duratii

くるんとりた葉が魅力のドゥラティ。紫色の香りのあるお花を咲かせます。大株になるとその姿は迫力満点。

【詳しい育て方はこちら】

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チランジア・コットンキャンディー

学名:Tillandsia ‘Cotton Candy’

かわいい名前だけでも欲しくなるコットンキャンディー。ふわっとした葉にピンクのお花が魅力です。よく子株がつき、こちらもクランプにしやすい種類です。育てやすく、初心者の方にもおすすめです。
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チランジア・カプトメドゥーサエ

学名:Tillandsia caput-madeusae

葉の姿が、「メドゥーサ」の髪のような姿からこの名前になったというカプトメドゥーサエ。花も咲き、子株も吹きやすいです。乾燥に強く、育てやすいのでこちらも初心者におすすめの品種です。

【詳しい育て方はこちら】

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チランジア・テクトルム

学名:Tillandsia tectorum

銀葉種の中でも、トリコームが長いので特に乾燥に強い品種。水やりは週1くらいが目安です。トリコームが長いので、その分たくさんお水をとりこむため、ソーキングはしないようにしましょう。

【詳しい育て方はこちら】

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緑葉種のエアプランツ  育て方(管理方法)

緑葉種のエアプランツは「トリコーム」が少ないので、葉も緑でツルッとした感触です。

トリコームが少ない分、銀葉種より強い光と乾燥には弱いです。

水やり

銀葉種のエアプランツよりお水は多めに

銀葉種のエアプランツよりはお水を好みますので水やりの回数は増やしてもよいでしょう。目安は週に2、3回お水を与えましょう。お水が好きな品種は2日に1回お水をあげるなど様子をみながら管理してもよいです。冬場は回数を減らして管理します。10度を切ったら、週1くらいにして管理しましょう。

 

置き場・飾る場所

直射日光には気をつけよう

緑葉種のエアプランツも銀葉種と同じく、直射日光には当てないようにしましょう。明るい窓辺で育てるときも直射日光が当たらないように気を付けましょう。屋外で管理する場合は半日陰に置いたり、遮光ネットを使うなどして、直射日光が当たらないように工夫して管理しましょう。遮光ネットはホームセンター、園芸店、100円ショップでも取り扱いがあります。
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緑葉種のエアプランツの種類

緑葉種のエアプランツの仲間の一部を見てみましょう。

 

チランジア・トリコロール

学名:Tillandsia tricolor

シュッとした葉が特徴のトリコロール。花が咲くと花序の赤と黄色に、紫のお花でトリコロールになります。乾燥に弱いので、着生させた、素焼き鉢で管理するのもおすすめです。室内で管理する時に株元に水が多いと芯が腐りやすくなるので気を付けましょう。
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チランジア・ブルボーサ

学名:Tillandsia bulbosa

「球根」の名前をもつブルボーサ。壺型の株にうねった緑の葉が特徴的。お水が好きな品種なので、こまめにお水を与えましょう。

ブルボーサは子株が付きやすく、たくさんついたクランプになるとこんな姿に。このままを楽しんでもよいし、株分けしてもよいですね。

【詳しい育て方はこちら】

エアプランツ ブルボーサ

 

チランジア・ブッツィー

学名:Tillandsia butzii

まだら模様の葉にながーく伸びた葉のブッツィー。ブルボーサと同じく、非常にお水が好きな品種です。乾燥に弱く、乾燥すると葉先が茶色くなってきたり、株元もスカスカしてきます。様子をみてこまめにお水をあげましょう。

【詳しい育て方はこちら】


チランジア・ブッツィー

エアプランツも種別でお水やりの回数を変えることも、元気に育てるには大事なこと。お気に入りのエアプランツを見つけて育ててみては。
エアプランツ|知っておきたい種類ごとの育て方

 

 

 

 

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