ライスフラワーとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

  • ライスフラワー 育て方 特徴
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植物名
ライスフラワー
学名

Ozothamnus diosmifolius

英名
Rice flower
和名
ライスフラワー
科名
キク科
属名
オゾタムヌス属
原産地
オーストラリア北東部

ライスフラワーの特徴

ライスフラワーは、米粒のような蕾がつくオーストラリア東北部原産の常緑低木。蕾が米粒に似ていることから、ライスフラワーという名が付きました。蕾から開花までの期間が長く、どちらかというと咲いた姿よりもぷちぷちした蕾の姿が好まれ、花もちも良いことから、切り花やドライフラワーとしても多く使われています。

寒さにそれほど強くなく、乾燥気味を好み、高温多湿を苦手とするため、残念ながら日本の気候にあまり合わない植物と言えます。梅雨や夏は、軒下などの雨が当たらない半日陰の風通しが良い場所で管理しましょう。

暖地では霜に当たらなければ屋外で越冬できますが、東京の屋外では冬越し対策が必要です。寒冷地では冬の間、室内の明るい場所に取り込んで管理しましょう。寒さ暑さにやや弱いことから、日本では一年草扱いされていることも多く、季節の寄せ植えのアクセントとしても用いられています。

学名のOzothamnusは、「ozo(匂い)」と「 thamnos(低木)」という言葉からできています。学名に匂いのする低木という意味が含まれているとおり、ライスフラワーはラベンダーに似た個性的な香りがします。

ライスフラワーの詳細情報

園芸分類 常緑
草丈・樹高 30~300cm
耐寒性 普通
耐暑性 普通
花色 白、ピンク
開花時期 4月~6月頃

ライスフラワーの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
開花
植え付け
植え替え
肥料
切り戻し

ライスフラワーの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと水はけの良い場所を好みます。夏の強すぎる日差しや高温多湿は苦手なため、夏は半日陰になるような風通しの良い場所で管理しましょう。

鉢植えの場合は、梅雨時に長雨に当たらないように軒下などに移動させると状態良く育ちます。

用土

水はけと通気性の良い土を好みます。市販の草花用培養土で問題なく育ちます。

ライスフラワーの育て方のポイント

水やり

過湿を嫌うので、土の表面が乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。土が乾いていない日は水やりしません。

肥料

それほどたくさんの肥料は必要としません。春と秋に少量与えると状態良く育ちます。

病害虫

特に病害虫の心配はありません。

ライスフラワーの詳しい育て方

選び方

葉がイキイキとしていて、株元がぐらついていない苗を選びましょう。

植え付け

植え付け適期は春です。

地植えの場合は、夏に半日陰になるような風通しの良い場所に植え付けます。植える場所の土が固い時は、掘り起こして腐葉土などを混ぜ込んでから植えましょう。

剪定・切り戻し

切り戻しの適期は花後です。花後に全体の半分くらいの高さまで切り戻します。

植え替え・鉢替え

植え替えの適期は花後です。

地植えの場合は、特に植え替えの必要はありません。

鉢植えの場合は、花後に一回り大きな鉢に新しい土を使って植え替えます。

ライスフラワーの花は、4月~6月頃に咲きます。米粒のような小さな蕾がたくさん集まってつく姿が魅力的です。

収穫

蕾の状態で収穫すると、切り花やドライフラワーとして長く楽しめます。

夏越し

夏の強い日差しは避け、半日陰の風通しの良い場所で夏越しさせましょう。

冬越し

冬の寒さにそれほど強くないため、暖地以外では冬越し対策が必要です。霜に当たらなければ屋外で越冬できます。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

ライスフラワーは、挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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