エルサレムセージとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- エルサレムセージ
- 学名
Phlomis fruticosa
- 英名
- Jerusalem sage
- 科名
- シソ科
- 属名
- フロミス属
- 原産地
- 地中海沿岸
エルサレムセージの特徴
エルサレムセージは、初夏から秋にかけて黄色い花を咲かせる常緑木立性の多年草です。庭や花壇の植栽、ドライフラワー、ポプリとして利用されています。名前にセージとありますが、フロミス属のため、セージやサルビアとは別種の植物です。
よく枝分かれしてこんもりとした株に育ち、それぞれの茎の上の方の節に、小さな黄色い花が茎を囲むように輪生状に開花します。
花弁が落ちたあとの星形のガクもユニークで観賞価値があります。美しいシルバーリーフの葉は、花のない季節もカラーリーフの役割もしてくれます。
エルサレムセージの詳細情報
園芸分類 | 草花 |
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草丈・樹高 | 60~150cm |
耐寒性 | 強い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 黄色 |
開花時期 | 5月~8月 |
エルサレムセージの花言葉
エルサレムセージの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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開花 | ||||||||||||
植え付け |
エルサレムセージの栽培環境
日当たり・置き場所
エルサレムセージは、日当たりと風通しの良い場所を好みます。どちらかというと地植え向きですが、切り戻しをしながら鉢植えで育てることも可能です。
用土
エルサレムセージは、水はけの良い土を好みます。
鉢植えは、花用の培養土で問題なく育ちます。
エルサレムセージの育て方のポイント
日常の管理
多湿や蒸れに弱く、葉が混みあってくると蒸れて黄色くなります。風通し良く管理し、黄色くなった葉は取り去りましょう。
枝分かれして広がるように生長します。適度に剪定し、横に広がった茎を支柱で保護をすると茎が地面に寝てしまうのを防ぐことができます。
水やり
地植えは、植え付け直後以外は雨にまかせて問題ありません。
鉢植えは、鉢の表面の土が乾いたら鉢底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えましょう。水分が乾きにくい葉のため、日常の水やりは葉にかけるというよりは、株元に与えるイメージで水やりします。
肥料
エルサレムセージは、過肥の必要はありません。
地植えは、やせ地でない場所ならほぼ不要な場合もあります。植え付け時に腐葉土か堆肥を元肥として入れて植え付け、その後は花つきを見て判断するとよいでしょう。
鉢植えは、春と秋に緩効性肥料を与えます。
病害虫
目立った病害虫の害はありません。
エルサレムセージの詳しい育て方
選び方
株元まできれいな葉がついている、ぐらつきのない株を選びましょう。
植え付け
春から初夏の陽気の良い時期が植え付け適時です。大きくなるので隣との株間は広めに取り、最終的な草丈を考慮した位置に植え付けましょう。秋に購入した株の植え付けは、温暖地では秋の植え付けも可能ですが、寒冷地は春にしましょう。
春に植え付けたエルサレムセージの開花は、翌年からになることが多いようです。
剪定・切り戻し
切り戻しをしながら育てると姿が整います。ただし、開花直前に切ると花芽を切ってしまうことになるので注意しましょう。
植え替え・鉢替え
鉢植えは、1~2年に1度、1~2回り大きな鉢に植え替えるようにしましょう。
花
花は初夏から夏にかけて開花し、秋にも少し咲くことがあります。花が終わったら株元で短めに剪定しましょう。
収穫
ドライフラワーにする場合は、株元で剪定し、風通しの良い直射日光の当たらない室内で花を逆さにして吊り下げて乾燥させます。花の周囲が乾きにくいので、小分けの束にした方が乾燥しやすくなります。
冬越し
常緑性ですが、寒冷地では葉を少し落とすことがあります。極端に冷え込む極寒冷地以外では露地で越冬可能です。腐葉土などで株元をマルチングすると防寒対策になります。
極寒冷地は掘り上げて室内管理をし、晴れた日の気温が安定している昼間は日光に当てるようにしましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
種まきか挿し木で増やすことができます。